リッツvsルヴァン攻防戦
流通の強みを生かすヤマザキ
リッツは、1971年に日本に上陸
山崎製パンの子会社に国内で製造・販売する権利があった。
2016年8月にリッツとオレオブランドを持っている米モンデリーズがコストが安い地域で生産や研究開発を開始
権利を失ったヤマザキは後継商品となるルヴァンとノアールをリッツとオレオに対抗するすべとして開発。
流通の強みでモンデリーズに対抗。
実際に小売店では、リッツとルヴァンが肩を並べて販売してる。
ベニースーパーでは、リッツとルヴァンの商品数は5:5だが、売り上げはルヴァンが6、リッツが4となっているという。
この1年の売り上げを見てみると前半はリッツが売れているが、年末からはルヴァンが売れている。
※出典:TrueData 全国小売店リッツ・ルヴァン売上額 ※1店舗当たり平均。
ルヴァンは低価格で大量に仕入れることが可能なため特売などで訴求しやすく、クリスマスなどでは8:2になることも。
リッツではそういう条件では仕入れられないという。
咀嚼音で勝負?リッツ新商品
モンデリーズが18日発表した新商品。ビスケットではなくスナック菓子のリッツ
家呑み用のおつまみとして楽しめるように濃厚な味とした。
スナック菓子は油で揚げるのが一般的だが、リッツと同じようにオーブンで焼き上げたベイクドチップス。
発表会には、日本音響研究所の鈴木所長が登壇。
ベイクドチップスは食べると気持ちよくなるという咀嚼音。
脳が心地よいと感じる周波数が出ているという。
味覚と聴覚の相乗効果で食べると気持ちよくなる。
スナック市場で若い世代にリッツブランドの認知度を高める狙い。
なぜスナック菓子を作ったのか?
モンデリーズジャパンのカシャップ社長:スナック菓子はビスケットよりも大きい市場になる。
類似商品が並ぶことについては気にしていない。ルヴァンだけでなく他にも競合はたくさんいて、ビスケットだけではない。
最終的には消費者が選ぶもの。
有名デザイナーの豪華観光バス
12日間98万円のツアーとは
18日、阪急交通社が発表した、豪華観光バスの旅。
通常の観光バスの3倍の開発費
専用に作られたシートはファーストクラス並みで通常の観光バスでは45席に対して、菫は18席に絞り広々とした空間に。
手掛けたのは、工業デザイナーの奥山清行さん(KEN OKUYAMA DESIGN)
皮に見えるところは本革で、年配の方も多く、暑いとき寒いときちょうどいいとシートはファブリック。
巡るツアーは西日本か東日本を12日間かけて1周するもので、値段は98万円
シニア層がターゲットで、11月出発分まで予約が半分が埋まっている
奥山さんはトランスイート四季島もデザインした。
四季島の場合は全体の工程から料理の内容、ユニホーム、どこに行ってどういう体験ができるというエクスペリエンスのデザインをした。
それからするとバスはあまり開拓されていないデザインの領域で、これから増えてくると思うという。
トランスイート四季島はラウンジや食堂車なども行き来できる社内で過ごすことを主な目的にしている。
一方豪華観光バスは、目的に直接池、高級宿に泊まれる豪華な旅のプランを作ることができる。
今年1月にはクラブツーリズムが豪華バスツアーを開始するなど、注目が高まっている。
阪急交通社は、年間10億円の売り上げを目標としている。
プーチン大統領支持率急落
クリミア半島で何が?
ロシアはウクライナのクリミア半島を5年前に一方的に併合したが、国際社会の批判が激しく起き、ロシアと欧米諸国と対立決定的となった。
しかしロシア国内では国土を奪還したとしてお祝いムードだった。
プーチン大統領の支持率もクリミア併合直後は80%から90%近くまで上昇。※レバダセンター調べ
5年が経った19年2月には64%に急落。
16日クリミアでは併合5年を祝う行事が行われた。
もとはソ連領だったこともあり、ロシア系住民は喜びをあらわに。
プーチン大統領もこのあと式典に参加予定。
プーチン大統領はクリミア併合後に1兆5000億円規模のインフラ投資を行っていてロシアの実効支配をアピールする。
モスクワでは大規模デモ
モスクワでは、17日打倒プーチン政権を訴える集会が。
ロシアはクリミア併合の経済制裁で景気が悪化。
財政再建のため日本の消費税に当たる付加価値税は18%から20%に増税された。
クリミアへのインフラ投資はプーチン大統領に近い企業トップや政権幹部を潤すだけとの批判も。
クリミア大橋はプーチン大統領の柔道仲間が経営する建設会社のが受注した。
支持率は15年6月には89%あったが、19年2月には64%に急落
述べ20年近いプーチン体制への反発も強い。
北方領土問題の行方は?
熊谷さん
北方領土交渉が進展する条件
①日本の指導者が強い
②ロシアの指導者が強い
③両者の関係が良い
④ロシアが国際的に孤立
①△:若干不透明感
②×:支持率が下がっている
③△:少し隙間風
④△:トランプが出てきて欧米諸国が一枚岩ではない。
全部微妙な状態で、一筋縄では進まないと思われる。
既存市場はもう必要ない。
オンライン市場の破壊力とは
青果の卸売市場経由率(重量ベース・推計) 出典:農林水産省
1989年度83% → 2015年度57,5%に30年間で低下している。
GFK浪川社長
品質には絶対の自信を持つが卸売市場ではそのこだわりが評価されず、販売価格に納得できなく、10年前から直接取引の割合を増やした。
市場と直販の販売価格差は、サンチュで1枚当たり2円で、1ケース100枚なので、200円くらい違ってしまう。
卸売市場が介在しないことで、生産者は高く売れ、買い手は安く買える。
直接販売の問題点は、不景気で客の入りが悪いと注文が鈍くなるため、特定企業との直接取引が増えると相手側の業績に影響を受けるリスクがある。
ベンチャー企業のマイファーム西辻社長
今月4日に開始されたオンライン卸売市場のラクーザ
ラクーザでは農家が写真を撮って出品し、スーパーや飲食店が最も高い値段で入れた業者が競り落とす仕組み。
真依ファームは2007年に京都で創業。貸農園事業など次々に展開。
農産物の流通に革命を起こすねらい。
一般的に考えて既存市場で電子取引を始めればいいが、物量や法律の壁があり難しかった歴史があった。
既存の市場もラクーザも農業界が成長してほしいという思いは同じで、8割は既存市場、2割はラクーザなど選択肢を増やしてあげたい。
既存市場にこそ商機あり?
仲卸に新規参入で年商150億
異色の仲卸Opex。物流コンサルから参入。
Opex村山社長は知れば知るほど流通過程に無駄が多い業界。
従来の物流システムでは店頭に並ぶまでに時間がかかり、鮮度が落ちるという課題。
車が何台必要で、どういうルートで回るのが正しいかAIでシミュレーションする、青果物では使っていないシステムを利用し、産地からスーパーの店頭まで最短1日で並ぶ。これは同業他社より最大2日短縮。
レオパレス21施工不良問題
不正は創業者の指示か。
レオパレス本社で行われた記者会見。
今日国土交通省に提出された外部調査委員会による中間報告書では、原因は組織的・構造的に存在していたと指摘。
創業者の深山氏が設計図と異なる部材を使うように指示していた。
法令や品質を軽視する原因や背景があったと批判。
元社長への社内調査は全貌が調査の途中とのことでしていないという。
航空機整備を遠隔作業
日本航空とKDDIは5Gを航空機整備で活用する実証実験をJAL Innovation Labで公開。
若手整備士のヘルメットに4Kカメラを設置して、離れた場所の熟練整備士が指示。
5Gでは高速で大容量の通信ができるため高精細な映像を送ることができる。
高い技術力を若手に伝えることができる。
さらに端末をゲートにタッチが必要だったが、カバンに入れたままでも通れる、タッチレス搭乗ゲートも公開。
再生エネ販売へ新会社
再生可能エネルギー由来の電力を中心に販売する新会社を共同で設立すると発表。
会社名はエバーグリーン・マーケティング
出資比率はイーレックス66%、東京電力エナジーパートナー34%
4月から営業開始
睡眠不足解消の寝具
パラマウントベッドは18日自動で角度が変わるベッドを発表。
心拍数・呼吸・体の動きなどから睡眠状態を把握
入眠時は呼吸しやすいよう頭を高くし、熟睡後は寝返りが打ちやすいように平らに、ベッドが自動で整えてくれる。
アクティブスリープ(シングル) 46万4400円(6月1日発売予定)
独2行が統合交渉発表
経営再建中のドイツ銀行は17日、同じく大手のコメルツ銀行と統合交渉を進めていることを正式に公表
ドイツ政府は経営不振の2行の統合に積極的な姿勢。
経済成長には強力な銀行部門が不可欠とみていて統合されればヨーロッパ3位の銀行が誕生することになる。
かつての名門ドイツ銀行
統合後はリストラがカギ
滝田さん
20年ほど前、投資銀行に注力したがうまくいかなかった。
ドイツ国内が貸し出しが手薄になってしまったことで景気が弱まった。
さらにマイナス金利政策がきつかった。
統合がされれば第3位の銀行に。
ヨーロッパの銀行の総資産(兆ユーロ)
①英HSBC | 2.23 |
②仏BNPパリバ | 2.04 |
③独ドイツ銀行+コメルツ銀行 | 1.81 |
④仏クレディ・アグリコル | 1.62 |
⑤スペイン サンタンデール | 1.46 |
ドイツ銀行 | 1.35 |
コメルツ銀行 | 0.46 |
カギはリストラをできるかどうか。
ドイツ銀行の従業員数9万人、コメルツ銀行の従業員5万人、併せて14万人のリストラをどうするか。
労働組合も強いので、先行きは不透明。
スルガ銀行に株主代表訴訟
株価は低迷、業績は?
スルガ銀行の株主6人は銀行側に約565億円の損害賠償を支払うよう有國社長に求める株主代表訴訟を静岡地裁に起こした。
スルガ銀行も18年11月岡野前会長らに損害賠償を求める訴えを起こしたが、この訴訟には有國社長が対象に含まれず、そのため今回訴えを起こした。
株価は18年1月の2469円から19年3月では532円と約80%下落。
19年3月期決算では最終損益975億円の赤字(見込み) 1年前は69億円の黒字
経営の立て直しに当たっては統合するのではないかといううわさも。
JOC竹田氏明日退任表明へ
東京オリンピックの招致に絡む汚職の疑いで捜査対象となっているJOS武田会長は、明日退任の意向を表明する見通し。
01年に就任し、現在10期目
737MAX米運輸省が調査
米運輸省は連邦航空局の安全認証手続きに問題がなかったか調査しているとウォールストリートジャーナルが報じた。
米司法省はタカタ欠陥エアバッグ問題を立件した部署も捜査開始と伝えている。
監督官庁が調査をしている中、司法省が捜査に乗り出すのは異例。
貿易収支5か月ぶりの黒字
財務省が発表した、2月の貿易統計での貿易収支は3390億円の黒字(黒字は5か月ぶり)
1月と2月を合算した中国向け輸出額は2兆979億円と前年比6.3%減少。
アメリカとの貿易摩擦に伴う減速がひびく。
景気はこのまま後退か?
熊谷さん
景気動向指数がでて後退しているか懸念があったが、それを占う意味で注目の貿易収支。
輸出の数量指数では、2015年を100とした場合、昨年の4月に112くらいにあり先月は100くらいにおち、それが107に戻ったということで、落ちた分の半分は取り戻している。
そもそもなぜ落ちたかというと春節が今年は10日間早かったので、1月に影響があり、2月は反動している。
景気後退しているかは五分五分の印象だが、どちらかといえば今は景気後退はしていないと考えている。
対中輸出(貿易統計)
1月17.4%減
2月5.5%増
次の注目の発表は水曜日の月例経済報告。
トレたま:なんでも金属にする塗料
T.T.File-4972
サラサラになった金属の粉末を液体に溶かし、塗り、磨くと金属の輝きに。
アイチ金属山田社長
もともと金属加工をやっていて、特注のドア、会談、門扉を作る会社。
金属のドアを作っていると、いいけど重いといわれるので、ドア本体を軽くするために開発した。
今後は、住宅関連だけでなく、アパレルなどにも使いたいとのこと。
VeroMetal
皮製品向けは夏頃発売予定
広がる豪華バスツアー
高齢者と外国人がターゲット
熊谷さん
高齢者が利用する。
大和ネクスト銀行が2017年に調査した結果ではシニア層(60~79歳)1年間で使うお金は旅行で21万4000円、2位が趣味だけど1.8倍くらい差がある。
大きな荷物を持たず乗り換えがないというストレスフリーだということ。添乗員が見てくれるということで、高齢者のところで伸びしろが大きい。