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WBS 2019/5/1(水)

早くも令和商戦が盛り上がり。

新時代「令和」の幕開け
日本各地で喜びの声。
渋谷のスクランブル交差点では一時騒然のとなる場面も。

新天皇陛下は午前9時50分ごろ赤坂御所を出発。沿道で多くの人が見守る中、皇居へ。
午前10時半、剣璽等承継の儀に臨まれた陛下。皇居宮殿で最も格式の高い松の間。
三種の神器のうち剣と勾玉が陛下に引き継がれた。

午前10時50分ごろ新皇后陛下が到着。
11時過ぎから即位後朝見の儀。雅子さまが身につけられていたティアラ。上皇后美智子様から受け継いだもの。
陛下は初めての言葉を述べられた。

「常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望します。」

象徴天皇のとしての務めを果たす決意を述べられた。

各地で商戦が過熱

東京スカイツリータウンのソラマチ
千住宿 喜田家は、去年から販売する一番人気商品を、令和スタートに合わせた新パッケージに。
パッケージに惹かれた客が次々と買っていく。

丸の内のサントリーが展開するビアダイニング MASTER’S DREAM HOUSEで、泡に令和の文字を施したビールを販売。
ビールアートマシーンという特殊な機械で、プリンタのように令和の文字を麦芽エキスで吹きかける。
「令和」文字入り神泡ミルコは好評につき6日まで延長。

必ず写真にとって拡散ということもある。話題になってゴールデンウィーク中の集客につながる。

商戦過熱の裏で異様な盛り上げりも

有楽町のビックカメラでは開店1時間半前に350人の長蛇の列。
令和を記念した福箱。
早速インターネットで転売。ビューティセット福箱は店頭6万4584円 転売9万7000円
店で5000円以上買い物した人にプレゼントされたオリジナル令和Tシャツもオークションで5000円で出品されていた。

中国では令和を使った様々な商標が登録。

今日の夕方時点で令和を含む商標登録件数は1276件。
一つの企業が複数の分野で申請するケースも。
中国政府は知的財産権の保護強化に乗り出していて、現地メディアは「商標局は審査段階でこうした申請を却下している」と専門家の声を伝えている。

変貌遂げる東京。
再開発の最前線に潜入。

5年前に開業した高さ240mの虎ノ門ヒルズ。
虎ノ門の周りには23年までに200m級が3棟立つ。

 レジデンシャルタワー
 ビジネスタワー。
 ステーションタワー

2020年に日比谷線虎ノ門ヒルズ駅が暫定開業。
バスターミナルを建設中でオリンピックの選手村など臨海部との交通の要所に。
虎ノ門のほかにも、東京駅(22年完成予定)、選手村(12月完成予定)、新国立競技場(11月完成予定)、渋谷(11月完成予定)、高輪ゲートウェイ(20年春完成予定)
再開発がすすめられ令和時代の東京はめまぐるしく変化が進みそう。
高さ100m以上のビルが今年、来年だけで全国で70棟建つという。

どうなる経済の展望。
令和の経済にかかわる年表。

6月 G20大阪サミット
7月 参議院選挙
9月 ラグビーワールドカップ日本大会
10月 消費税10%に引き上げ。
令和2年2020年夏 東京オリンピックパラリンピック
11月 アメリカ大統領選
令和3年9月 自民党安倍総裁の任期切れ
令和5年4月 日銀黒田総裁の任期切れ
令和6年4~9月 新紙幣の発行
インドの人口が世界1位に。
令和7年 大阪関西万博
段階の世代全員が後期高齢者に
令和9年 リニア中央新幹線(東京~名古屋)開業
2030年代前半 中国がGDP世界1位に
令和30年代2050年ごろ 日本の総人口が1億人を割る。

令和元年6月G20大阪サミット
7月参議院選挙
9月ラグビーワールドカップ日本大会
10月消費税10%に引き上げ。
令和2年
2020年
東京オリンピックパラリンピック
11月アメリカ大統領選
令和3年9月自民党安倍総裁の任期切れ
令和5年4月日銀黒田総裁の任期切れ
令和6年4~9月新紙幣の発行
インドの人口が世界1位に。
令和7年大阪関西万博
段階の世代全員が後期高齢者に
令和9年リニア中央新幹線(東京~名古屋)開業
2030年代前半中国がGDP世界1位に
令和30年代
2050年ごろ
日本の総人口が1億人を割る。

滝田さん

平成の時代はデフレとの戦いだったと、安倍さん黒田さん二人三脚で進めてきたデフレ脱却が任期終了までに達成できるかだが注目。

令和30年代の日本の総人口1億人が割るという点に注目。振り返ると1967年昭和42年に日本の人口が初めて1億人を突破。
再び1億人を割るかどうか。世界的にはAIが人間の知性を超えるのか?シンギュラリティ(技術的特異点)がこのころに訪れるといわれている。
日本は人口減少、人手不足をテクノロジーでどのくらい補えるかがチャレンジになる。

日本の改元がなぜか。
中国花市場に思わぬ影響。

2019年北京国際園芸博覧会。約1000ヘクタールの敷地に110の国や組織が出展。
日本館では。生け花など伝統文化をアピール。

開幕式には習主席。今回の博覧会は中国の花を世界にアピールする重要な場。

中国は花の生産基地として急成長している。花の作付面積は30年間で100倍に成長し、140万ヘクタールと世界最大。
特に伸びているのが切り花。年間輸出額で100億円突破している。

中国最大の花の生産地雲南省。東南アジアと接する。雲南省の中心都市昆明だけでも7割程度が花産業にかかわっている。
1年を通じて気温差が小さいから多くの品種の花が育てやすいという。
斗南花卉市場では、取扱量年間約70億本でアジア最多。一日平均2000万本がさばかれる計算。
ここから日本をはじめ40か国以上に輸出。

取引の急増を受けて政府の支援の下、2015年から一部の競りを電子化。
1件約1秒と瞬く間に成立していく。

急成長する花の都で異変。

週に35万株の菊を生産している。菊の苗の9割は日本に輸出。
今年は20%増えた。日本の改元のおかげ。
祝賀行事で菊の需要が増えた。

ロングセラー研究所:
ユーハイム バウムクーヘン

CASE-103

3月17日広島市内で行われた世界一長いバウムクーヘンづくりのイベントでギネス世界記録に20.87メートルで認定。
今から100年前の1919年に日本で初めて売られた場所が原爆ドーム。
作ったのは日本に来るつもりがなかったドイツ人。

神戸市中央区ユーハイム本店
切りたてのバウムクーヘンはここでしか食べられない。
創業者のカール・ユーハイム氏。

チンタオを経由してアメリカへ行く夢を持っていたが、1915年第一次世界大戦の捕虜として日本に連れてこられた。
連れてこられたのは広島の収容所。1919年捕虜の作った物品の展示するイベントが行われたのが広島県物産陳列館。実は今の原爆ドーム。
カール氏は1919年3月に日本で初めてバウムクーヘンを製造販売し、好評を得た。
捕虜生活が終わると日本でお菓子を作り続けることを決意。
1923年に神戸市内に菓子店ユーハイムを出店。
店が軌道に乗ってきたところに第二次世界大戦が勃発。
カール氏は病に倒れ、1945年8月14日終戦の前の日に亡くなった。

しばらくして神戸に戦場から戻った職人たちがカール氏亡き後のユーハイム復活させると誓った。
今でも厳選された素材で、カール氏の教えを守り昔ながらの作り方で添加物不使用。
全国4か所ある主要な工場で、年間2000トンのバウムクーヘンが作られている。

そんなユーハイムのロングセラーの極意とは
「古くして新しきもの、永遠に栄える」
これを実行する。

パリで大規模デモ。
寺院より労働者支援を

5月1日のメーデーに合わせてパリで労働者が大規模デモ
都市機能がマヒ状態

メーデーは通常労働者の祭典といった意味合いもあるが、パリはさながら戦場といった印象。
シャンゼリゼ通りやコンコルド広場は完全に封鎖されている。

警察は催涙ガスで強硬な対応に。
黄色いベスト運動の参加者も加わる。
ノートルダム寺院に3つの富豪一家だけで600億円以上を寄付が集まったと、富裕層にはそんなに金があるのかと中低所得の参加者が怒りに火をつけた。
ブラックブロック(過激派集団)も参加し、当局は7000人の治安部隊が対応。

マクロン大統領は6000億円の所得税減税対応をしているが、世論調査によると6割以上の国民が説得力に欠けると回答。
黄色いベスト運動は24週連続で続くという状況で、パリの混乱を見るとマクロン大統領は厳しい局面が続いている。

アップル2四半期連続で減収減益

アップルは1-3月期決算で売上高が前年同期比5.1%減の580億1500万ドル(約6兆4700億円)
純利益も16.4%減少し、2四半期連続の減収減益となった。
音楽や動画配信などのサービス部門の売上高は前年同期比は16%増加と売り上げの2割に成長したが、中国でのiPhone販売不振が響いた。

シュミット氏が取締役退任へ

アルファベット元会長のエリック・シュミット氏が6月に取締役を退任するとした。
ハイテク企業の幹部を歴任後、CEOとしてグーグルを二人の創業者とともに世界的企業に育てた。
今後は取締役会からは離れるものの技術顧問としての立場は継続するとのこと。

GE黒字に 航空機エンジン寄与。

GE決算(1-3月期)は純利益が35億4900万ドルになったと発表。
一年前は、11億8400万ドルの赤字だったが、航空機エンジンなどの部門が増収となった。
ラリー・カルプCEOは会見でボーイング737MAXの運航停止が新たなリスクになる可能性を示唆した。

ベネズエラでクーデター

暫定大統領に就任を宣言したグアイド国会議長の呼びかけに応じた市民や軍の一部がマドゥロ政権を支持する軍と衝突した。
軍の装甲車がグアイド支持者に突っ込み、二人がけがをして病院に。
グアイド氏は引き続きデモを呼びかけ、事実上のクーデター状態となっていて、両者の衝突が激化する恐れも。

「ロケット成長」へ利下げを

トランプ大統領はFRBに対し利下げと量的金融緩和を実施すれば、ロケットのように成長する可能性があると主張した。
FOMCを開催してるFRBに対し、利下げ圧力をかけた形。
トランプ氏の対応に対して、FRBの独立性が揺らぐとの懸念もでている。

トランプ vs FRB
利下げ要求は暴論

滝田さん

実効FF金利を見てみると、FRBは2.25%~2.5%の間で誘導しているが、直近足元は上昇気味の2.45%。
ポイントは2つ。
 ・アメリカ政府が短期国債の発行を増やしている。
 ・FRBは保有国債の残高の圧縮をしている。
資金の需給面から金利を上がりやすくなっている。
FOMCが終わった後でパウエルさんがどんな見解を出すかが注目。

レクサスがカナダで生産を拡大。
1000億円超の設備投資も

トヨタ自動車は2020年からカナダのケンブリッジ工場でレクサスNXの生産を行う。
ケンブリッジ工場は熟練工が多く2003年からレクサス初の海外生産拠点としてSUVのRXも生産している。

トヨタの発表会にトルドー首相が参加。
G7加盟国すべてと自由防衛協定を結んでいるのはカナダだけ。と強調し、製造や輸出の拠点としての優位性をアピールした。

トヨタはカナダ政府からの支援と合わせ、約1160億円を投資し、SUV生産設備を増強する計画。

ユーロ圏1.5%成長も。
デモ・極右台頭の欧州。

滝田さん
経済成長率は予想を上回っている。
どこがというと、フランスとスペインは意外にいい。
認知ラグ。実際には貢献していても悪いイメージが残っているため。こういったデモの背景にあると思う。

ヨーロッパ中央銀行は金利利上げは見送り。
インフレが落ち着ていて、政治状況が不安定なので、金融政策は緩和気味の状況で利上げは難しいと思う。

この先の注目は5月下旬のヨーロッパ議会の選挙。
フランス、スペイン、イタリアで右翼が台頭してくるといわれる。その人たちの特徴はEUに懐疑的なので、EUがかじ取りするのが大変になる。
今年を見ていくためにポイント。
EUにここまで不満が集まる要因は、EUの中央集権的なところへの反発と、移民・難民の問題は根が深い。

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