内閣改造 小泉氏が初入閣。
新大臣は今朝何をしていた?
その挑戦を象徴する起用。
安倍総理と距離があるとも指摘されてきた、小泉進次郎議員が環境大臣に就任したことだ。
先ほど行われた大臣としての初会見で、福島第一原発の汚染土の処理について問われると。
「福島県民の皆さんとの約束。これを守るためにできることはすべてやります。汚染土壌そして様々な撤去したもの。どうやって再生利用ができるのか減量化と言われる量を減らしていくことができるのか、しっかり取り組んでいきたいと思います」
今後具体的な成果を出せるかが焦点となりそうだ。
また同じく初入閣で産業政策の舵取りを担う大役を任されたのは菅原議員。菅官房長官の側近。
20年以上にわたり続けている朝の街頭演説のあと、向かったのはいつものうどんに。
日韓関係が悪化するなか、経産大臣のポストは外務省や防衛省とともに韓国と向き合う重要なポストだ。
今回の改造は麻生副総理や菅官房長官など政権の骨格は維持した一方で、13人が初入閣。
萩生田文部科学大臣、西村経済再生担当大臣など安倍総理側近の登用が目立つ。
安倍総理の頭の中は。
人事から見えるその狙い。
一つ目は悲願とも言える憲法改正についてです。
そのために岸田政調会長を留任させまして、側近の世耕氏には参議院を束ねる自民党の参院幹事長を任せましたね。
山川さん
憲法審査会で議論を進めるためには他の政党との折衝が必須ですから、この信頼する二人を置くことによって前進させる狙いですね。
茂木氏が外務大臣になりました。
そして外務大臣だった河野氏を防衛大臣に横滑りさせました。
韓国に対する強硬路線を維持させる考えがありそうです。
山川さん
私たちの暮らしに大きく影響するのが年金や医療といった社会保障の改革です。
政府は来週にも有識者会議を立ち上げまして、議論を始める考えなんですが、その担当に安倍総理は西村氏と加藤氏という自身の側近をあてまして、改革の取りまとめを委ねました。
現役世代に降りかかる2022年危機とは
政府が来週にも創設する「全世代型社会保障検討会議」
最大の焦点は医療分野で、75歳以上の高齢者の自己負担を1割から2割に増やすかどうかだ。
2022年危機とは、団塊の世代が75歳になり始めることで、現役世代の保険料負担が急激に上がることだ。
年間49万円の負担が、2022年には5万円増えるとされている。
高齢者の反発は避けられない。給付と負担の見直し。
安倍政権の本気度が問われそうだ。
ポスト安倍はどうなった?
今回ポスト安倍と目される茂木外務大臣、河野防衛大臣、加藤厚生労働大臣は重要閣僚で処遇されました。
外務大臣を外した形となった河野氏を防衛大臣で処遇しバランスを保ちました。
一方ポスト安倍に意欲を示す岸田政調会長は幹事長ポストを希望していましたが、政調会長に留任となりました。
安倍総理としては岸田氏を一段格上の幹事長にはせず、他のポスト安倍候補者とともに等距離で接することでそれぞれの政治力を競わせていくと共に、自らへの忠誠心・求心力を維持する狙いもあるものとみられます。
もう一つの注目なんですが、衆議院の解散総選挙の行方。
今回の人事では党の選対委員長に下村博文氏が起用されました。
下村氏は側近ではあるんですが、選挙区調整や選挙戦術の立案に実力があるとは評価されていません。
党内では下村氏が選対委員長ということは当面解散総選挙はないだろうとの見方が広がっています。
党総裁の任期が2年と迫る中で、ポスト安倍レースが激しさを増していきそうです。
第4次安倍再改造内閣が発足
山川さん
まず安倍総理を支えてきた側近の論功行賞が目立つのが一つ。
あと派閥別に見た時に、意外に菅官房長官に近い、菅派が多く、菅さんの存在感が高まった。
小泉さんは難しいポストだと思います。
福島のその処理水の問題だとかいろんなコメントを求められるし、原発行政についても直接の担当官庁じゃないですけども、色々コメント求められる。
お父さんの純一郎さんはご存知の通り原発ゼロ。
進次郎さんがどういうスタンスなのかなコメントを求められると。
もう一つ気になるのは、なぜ安倍総理は今回社会保障改革の方に進次郎さんを据えなかったのかな。
官僚出身のそつなくまとめる方にしたんですけども、大胆に医療とか年金にメスを入れるつもりだったら進次郎さんじゃないかなと思う。
デモに揺れる香港。
観光・不動産で大ダメージ。
香港で開幕した一帯一路サミット。
世界中のメディアが注目しているのが、香港政府のトップ林鄭月娥行政長官です。
デモ隊との対立の終息が見えず、混乱する香港をどう導くのか。
香港の経済への影響は深刻です。
警察とデモ隊が激しい応酬を繰り返す中、先月に香港を訪れた観光客は。1年前と比べて4割減。
香港屈指の観光施設、ディズニーランドを覗いてみると。
普段は人で埋め尽くされるエリアも人影はまばら。
街を歩いてみるといたるところにデモの爪痕が。
経済を下支えする不動産への影響はどうでしょうか
売り出し中の物件を見せてもらいました。
広さはおよそ30平米。以前は日本円でおよそ1億円で売り出していましたが今は9000万円。
専門家によりますと香港で今年3月には5000件ほどあった売買件数が、デモが始まってからはおよそ半分まで減ったと言います。
マネーの流れも不安。
金融都市・香港はどこへ。
そして香港経済を支える大事な柱が国際金融都市としての役割です。
海外の投資家にとって、香港は中国経済会の玄関口。
そこが不安定になれば、投資の動きも冷え込みかねません。
こうした中、始まったのが一帯一路サミット。
一帯一路とは、中国政府が主導し、周辺諸国やアフリカ・ヨーロッパも巻き込んだ巨大な経済圏を作るという構造です。
香港政府はこの一帯一路の実現に向け、世界中から香港への投資を呼び込みたい考えです。
サミットに参加した金融関係者およそ5000人。
現在の状況をどう見ているのでしょうか。
時間が経てばという人もいれば、不安視する見方も。
アメリカやイギリスに拠点を置く、大手格付け会社が今月香港の長期債務格付けを1段階引き下げました。
その理由について、格下げを決めた担当者が単独取材に応じました。
フィッチ・レーティングス 中国・香港担当
「社会の不安が一層長期化するなら、海外の香港への評価はさらに低下する。香港政府のガバナンス能力も問われるし、ビジネス環境にも悪影響とみられる。」
Q:格下げ判断後に香港や中国政府から圧力はなかったか?
ノーコメント。
どうなる香港経済。
現地から緊急リポート
滝田さん
一帯一路の国際会議が開かれ、その会議で多くの方にインタビューしたんですけれども、私の質問がデモに及びますと、回答していた人が急に質問を遮ってその場を足早に立ち去るということがありました。
香港全体としてみても、やはりこういう雰囲気というのはかなり多く広まっているというふうに見られます。
中国の影響というのは、今後中国は香港を丸ごと飲み込んでしまうという事態はないんじゃないかと思います。
何故かというと、香港は中国にとって海外からマネーを引き入れるための玄関口でもあるんです。
その香港は自由と法の支配、これらが金融のビジネスをやっていくには大変なブランド価値になっている。
逆に中国が香港に対する締め付けを強化すると、そのブランド価値は失われてしまう、
中国はそういうジレンマを抱えてるという風に思います。
中国と香港の間にどういう着地点を見いだすのか、それが分からないうちはおそらく金融市場の不安感が続くでしょう。
デモだけではなくて、経済の先行きというのもちょっと見通しにくいと思います。
アップルiPhone11発売へ。
シェア奪還のカギは価格。
Appleは10日カリフォルニア州にある本社でiPhoneの新製品を発表しました。
最新のスマートフォンの世界シェアは、1位サムスン電子、そして中国のHuaweiに次ぐ3位がアップル。
Appleは新しいiPhone11シリーズをお披露目しました。
10日に行われた今年の発表会キーワードは価格です。
世界中からメディアに集まった発表会。
会場にはアップルの黄金期を築いた共同創業者スティーブ・ウォズニアック氏の姿。
ティムクックCEOが発表したのがiPhonePro
特徴は背面にある三つのカメラです。
1回タップするだけで望遠から超広角での撮影の変更が可能です。
また暗い場所での補正機能も強化。
20日に発売し、価格はおよそ107000円からです。
そして基本モデルイレブンの価格はおよそ75000円から。
去年発売した10Rより、およそ5400円値下げしました。
発表会に駆けつけたNTTドコモのトップは。
アップルは去年まで3年連続で新型モデルの価格を引き上げ、高機能・高価格戦略で業績を維持してきました。
しかしサムスン電子やファーウェイが低価格のスマホでシェアを伸ばす中、今回価格の引き下げへと方針を転換しました
しかし専門家の評価は、
ループ・ベンチャーズ ジーン・マンスター氏
「iPhoneはいまだに高価だ。平均価格は800ドル。スマホの世界平均価格300ドルと比べると。シェアはこの先1年はそんなに変わらないだろう。」
動画もゲームも月額540円。
低価格戦略を打ち出すわけ。
Appleは近年iPhone一本足打法からの脱却を目指しています。
発表会では今後始める動画配信サービスでも低価格戦略を打ち出しました。
11月から始める定額の動画配信サービスで、ライバルのNetflixやディズニーよりも大幅に価格を抑えました。
またゲームの配信サービス、アップルアーケードも月額およそ540円と低い価格に設定しています。
実はアップルが懸念しているのは米中貿易戦争の影響です。
すでに製品の一部が追加関税の対象となっているほか、発表されたiPhoneも新たに対象となる可能性がある。
相次逆風で正念場が続くことになります。
令和のお墓の選び方。
人気はペットと樹木葬。
東京世田谷区にある浄土宗の寺、感応寺。
一見、普通の寺ですが、10年前から檀家になりたいという人が増えています。
よく見ると猫のシルエットの墓石が。
実はこの寺が2008年に始めたペットと一緒に眠ることができる墓が人気となっているのです。
実は多くの寺や霊園は人間と動物を同列に扱うのはふさわしくないという考え方から、ペットと人間を一緒に埋葬することを認めていないのです。
住職の成田山は人間と動物を別にする考え方自体が時代遅れだと指摘します。
「仏教では基本的に犬猫動物、人間であっても魂の本質は変わらないと考えています。であれば一緒にご供養しても全く問題はない」
宗教観や家族の形が大きく変わる中、昔ながらの墓にはこだわらない人は急激に増えています。
最近特に注目を集めているのが樹木葬です。
樹木葬は20年ほど前に始まったとされますが、ある調査では既に樹木葬を選ぶ人は3割にものぼっているのです。
樹木葬であれば都心の寺でも手の届く価格になっています。
境内にある巨木の根元には小さな墓石が並んでいました。
一人用で50万円から。
宗派に関係なく申し込むことができます。
13年間の埋葬期間を終えると遺骨は合葬墓に移される仕組みです。
60代の佐藤さん夫婦。それぞれ実家の墓はありますが夫婦でこちらの樹木葬を選んだと言います。
日本唯一の墓地設計家の提案
心地いいと思える場所。
また従来の樹木葬のイメージを覆す新しいタイプの墓地が、おととし東京八王子市に誕生し見学者が殺到しています。
人気の理由は、まるで公園のような美しいデザインです。
水路で囲まれたこの小高い丘が墓地になっています。
遺骨が入るのがこの直径35cmの穴。
埋葬されている人の名前は壁に刻印されています。
実はこの墓地、曹洞宗の寺が寺の敷地の一角に作った墓地ですが、
仏教色はほぼなく、購入者は寺の檀家になる必要もありません。
この墓地を設計したのが一級建築士の関野らんさんです。
東京大学大学院で景観建築を学んだ後、日本で唯一の墓地設計家になりました。
これまで6箇所の墓地の設計に携わってきましたが、関野さんがこだわっているのは街の風景に自然と溶け込むデザインだと言います。
墓地を小高い丘にした理由は、もともとこの一体が緩やかな山の一部だったことを意識してのことだったそうです。
時代の変化に伴い、墓参りという習慣そのものも薄れつつある中、関野さんはデザインの力で墓地と人の新しいつながりを作りたいと話します。
モス美味しい音の新商品
ハンバーガーチェーンのモスバーガーは、おいしい音に注目した新商品を発表しました。
苦戦が続くモスバーガーは、こうした音も楽しめる新商品で客のリピート率を上げていきたい考えです。
香港証取ロンドン証取に買収提案
香港証券取引所はロンドン証券取引所グループに買収を提案したと発表しました。
総額296億ポンド(約3兆9400億円)で全株式を取得し合併する計画です。
香港証券取引所は声明で、事業を強化するだけでなく投資家に前例のない世界的な取引市場を提供できると伝えました。
韓国「日本をWTOに提訴」
どう出る?新閣僚。
韓国政府は日本政府による輸出管理の強化が、元徴用工問題に関連した政治的な動機で行われたと指摘。
韓国だけを直接狙った差別的な措置だとのべ、日本側の対応を非難した。
WTOによる紛争解決は最終的な結論が出るまでに数年かかる可能性もあり、問題の長期化は避けられない見通しです。
韓国 日本をWTO提訴
山川さん
WTO提訴したことによって日本よりも韓国のほうが私は不利になっていくんじゃないかなという気すらしてるんです。
今回日本も韓国も元々、ホワイト国にしてたんですけども、それを除外した。
他の国がどうしてるかっていうと、EUもアメリカも日本に対しては最優遇を与えてる。
それに対して韓国に対しては最優遇のカテゴリーに入れてない。
この中で今回韓国がWTO違反と言ってるんですけども、日本は欧米と足並みを揃えたという風に見えるわけで、それ対して韓国側はこういう状況なわけですよね。
だとすると韓国の方が今回はなぜなのって説明を求められる可能性が高います。
もし違反だとすれば、ヨーロッパもアメリカも違反だって形になりますから、それはちょっとありえないと思いますよ。
ボルトン米補佐官を解任
アメリカのトランプ大統領は10日、国家安全保障担当のボルトン大統領補佐官を解任したと発表しました。
大統領はツイッターで彼の助言の多くに断固として同意できなかったと説明しています。
トランプ大統領は来週中にも新たな大統領補佐官を任命する見通しですが、後任にはビーガン北朝鮮担当特別代表などの名前があがっています。
米同時多発テロから18年
日本人24人を含むおよそ3000人が犠牲になったアメリカ同時多発テロから18年となった11日、アメリカ各地で追悼式典が開かれました。
倒壊したニューヨークの世界貿易センタービルの跡地グラウンドゼロの式典では犠牲者の名前が読み上げられる中、旅客機がビルに行けきとつした時刻やビルが崩壊した時刻に合わせ黙祷が捧げられました。
かんぽ生命などに立ち入り検査
金融庁は大規模な保険の不正販売が発覚した、日本郵政傘下のかんぽ生命保険と日本郵便に対し、保険業法に基づいて立入検査を始めました。
検査はおよそ2ヶ月に及ぶ見通しで、金融庁は営業現場の実態や不正が蔓延した原因を明らかにした上で、業務改善命令などの行政処分を今年中にも下すことを検討します。
トレたま:サラダを一瞬でスープに
T.T.File-5094
こちらが野菜の新しい食べ方としてキューピーが開発したサラダも一瞬でスープにするトレたま。
作り方は耐熱式のお皿にカット野菜を入れて、チキンなどの具材が入ったソースを入れて、沸騰したお湯をかけるだけ。
すごく簡単なんですけどポイントは沸騰したお湯を使うことです。
サラダの食感を生かすことが大変だったそうで、沸騰したお湯をかけると、65度前後になるようにソースや具材の量が調整されているんです。
スープ仕立てのサラダ用シリーズ
227円