- 1. 香港で超法規的措置。間もなく覆面禁止法施行
- 2. 関電社長ビデオメッセージ。社員たちに何を語った?
- 3. ラグビーW杯で特需ビール売上10倍?フル操業
- 4. タピオカブーム地方へ。シャッター商店街が復活
- 5. バンクシー 最高13億円で落札
- 6. 政府 巨大IT規制へ初会合
- 7. チョ法相の弟の逮捕状請求
- 8. 30万円の茶筒スピーカー発表
- 9. 五輪ボランティア研修会スタート
- 10. THE行列:最高級のご飯食べ放題。
- 11. 臨時国会スタート焦点は経済?憲法?関電?
- 12. 米9月雇用統計。伸び減速、失業率改善
- 13. 法人向け新プリペイドカード
- 14. iPhone生産1割上方修正
- 15. 米朝が予備接触
- 16. トレたま:何度も使える紙コップ
- 17. どうなる香港情勢。事実上の戒厳令を発動
香港で超法規的措置。
間もなく覆面禁止法施行
日本時間午後4時過ぎ、香港の歴史に大きく刻まれる決断が発表された。
香港のデモに参加する人々はけむりや警察の摘発を避けるためマスクなどで顔を覆うケースがほとんど。
そのためマスクを外させ、個人を特定することでデモの過激化を抑える狙いから制定されたのが覆面禁止法。
現地時間の朝午前0時に施行され違反すると最高刑で禁固1年が下される。
禁止法制定の意義を説く林鄭月娥行政長官だが立法会での審議なく発表からわずか数時間で施行。
超法規的措置とも言えることを可能にしたのが緊急条例。
これは行政長官が緊急事態だと判断した場合、日本の国会にあたる立法会の審議を経ずに長官の判断ひとつで規則を定めることができるもの。
前回の発動はイギリスの植民地支配に対する暴動が起きた1967年まで遡る。
中国の国営メディアはホームページで私たちは香港政府の覆面禁止法の制定を強く支持する。
長期的には香港の法支配を守ることにも役立つ。と表明。
関電社長ビデオメッセージ。
社員たちに何を語った?
関西電力の岩根社長が関電社員やグループ会社社員宛に送ったビデオメッセージ。
テレビ大阪が独自に入手しました。
改めて辞任を否定した岩根社長。
岩根社長はCSR社会的責任を推進する部門のトップを務めていました。
しかし社長自身が150万円の金貨を受け取っていたことで企業統治が大きく揺らぐ事態となりました。
関電をめぐっては今日関連の監査役が今年6月の株主総会前には一連の問題を把握し、経営陣の対応に疑問を投げかけていたことも新たに分かりました。
そして先ほど福井県選出の自民党稲田幹事長代行が福井県高浜町の元助役が取締役を務めていた警備会社から36万円の献金を受けていたことを認めました。
ラグビーW杯で特需
ビール売上10倍?フル操業
特需に沸いているのが、ラグビーサポーターには欠かせないビール。
南アフリカ対イタリア戦が行われたエコパスタジアムの地元掛川市のビアガーデンでは午前中から南アフリカのサポーターがビールを飲んで大盛り上がり。
ここで販売しているのは地元静岡の名産の茶葉を使ったクラフトビールです。
先月28日にエコパスタジアムで行われた日本対アイルランド戦の時は想定外の売上だったといいます。
例年生産の落ち着くこの時期も工場をフル稼働させ在庫を確保しています。
想定外の現場は他にも。
ラグビー観戦の客に向けて国内外のビールを通常の10倍以上を仕入れて準備。
試合が行われる日は会場に向かう観客の取り込みを狙い、駐車場に特設のビールの販売スペースを設置しました。
その効果もあって前日の日本対アイルランド戦の時はビールだけで、普段の10倍となる150万円以上の売り上げがあったと言います。
また見るだけでなく総菜を買い求める客も増えたため、店全体の売り上げも想定外の伸びを見せているといいます。
想定以上の特需にビールメーカーも対応。
今大会の公式スポンサーであるハイネケンの国内での製造販売権を持つキリンビール。
大会前に生産量を1年前に比べ2.5倍に増やしていましたが、さらなる需要増加を見据え前月は3.5倍まで生産を拡大しました。
家の駐車場が10倍?
想定以上の需要はアルバイトの求人も。
会場設営や警備などで一度に100人規模の人手が必要となるスポーツイベント。
そのためラグビーワールドカップのような大きな大会では、バイト獲得競争が激しくなるといいます。
求人情報サイトを運営する会社を尋ねるとアルバイト確保のためあの手この手の条件アップを掲げた求人情報がズラリ。
中にはアルバイト登録者を対象に無料の英会話教室を開いている会社まで。
こうした需要を背景にイベントなどの警備の求人数は去年と比べて62.9%増。
時給は1122円と過去最高を記録したといいます。
山下さんはこのスペースを駐車場シェアサービスを提供するアキッパを通じて駐車場として貸し出しています。
見せてくれたのは9月の売り上げ状況。こちらの駐車場は通常1日およそ300円で貸し出していますが、9月20日最高10倍に跳ね上がっています。
その理由は、この駐車場ラグビーワールドカップの試合会場である東京スタジアムまで徒歩20分ほどの場所にあるのです。
アキッパでは過去の稼働率や実績などをベースに需要を予測し価格を変動させています。
今回は東京スタジアムで行われたサッカー日本代表戦などを参考にしましたが、予測を超えてきたと言います。
開幕前ラグビーワールドカップで見込まれていた経済効果は4372億円。
日本の快進撃はさらなる経済効果を生み出すかもしれません。
タピオカブーム地方へ。
シャッター商店街が復活
ここはJR福井駅。実は今福井に異変が起きています。
駅前の商店街にこの4ヶ月の間にタピオカドリンク専門店が相次いで5店舗出店したのです。
福井駅前の商店街はもともと老朽化と高齢化によりシャッター街化が進んでいました。
今現在300ほどある店舗のうち、多い時でおよそ50の空きがあったといいます。
しかし今ではタピオカ店の進出もあり、空き店舗が39にまで減少。
客層も若返っているといいます。
福井ではタピオカに行きで寂れていた商店街が少しずつ息を吹き返しつつあります。
空前のタピオカブーム。
台湾企業が日本に攻勢。
全国的に広まるタピオカブームを受けて、福岡で台湾政府が初めて開いた台湾タピオカ商談会。
参加したのは台湾企業21社。
タピオカの原料はもちろん、ミルクティーに使う茶葉や専用のカップの業者など、関連する企業が勢ぞろいしました。
タピオカの輸入は急増していて今年は去年と比べて4倍以上に増えています。
日本で起きている空前のタピオカブームをビジネスの拡大につなげようと商談にも熱が入ります。
台湾企業は好調な日本市場にさらなる攻勢をかけます
バンクシー 最高13億円で落札
EU離脱をめぐり混迷するイギリス議会を風刺した作品だとして話題となった正体不明の芸術家バンクシーの絵画が3日ロンドンで競売にかけられおよそ13億円で落札されました。
バンクシーの作品では過去最高の落札額と言います。
絵画の題名は退化した議会で、イギリス下院とそっくりの場所に与野党議員の代わりに無数のチンパンジーが描かれています。
政府 巨大IT規制へ初会合
GoogleやAmazonなどIT大手の規制強化を検討するデジタル市場競争会議の初会合を開きました。
会議はIT大手が優位な立場を利用した不公正な取引を防ぐ対策を議論するほか、多額の収益をあげるインターネット広告の実態を調査します。
政府は年内を目処に取りまとめを行い今後の法改正などに反映させていく予定です。
チョ法相の弟の逮捕状請求
韓国の聯合ニュースはムン大統領のチョ法相の親族が運営する学校法人の不正疑惑をめぐり、背任などの疑いで弟に対する逮捕状を請求したと報じました。
警察は昨日法相の妻から事情聴取するなど捜査を加速させていて、弟が逮捕されればチョ法相やムン政権は厳しい立場に置かれることになります。
30万円の茶筒スピーカー発表
パナソニックは京都の老舗茶筒メーカーと共同開発したワイヤレススピーカー「響筒」を発表しました。
真鍮の茶筒にスピーカーが搭載されていて、手のひらで音の響きを感じることができます。
茶筒の蓋の開け閉めと音のオンオフが連動していて蓋を開けるとちゃばの香りのように音楽が流れ出すと言います。
価格は税別30万円で100台限定で販売する予定。
五輪ボランティア研修会スタート
来年の東京オリンピックパラリンピックに向けてボランティアの研修会が今日から始まりました。
ボランティアには国内外からおよそ8万人が選ばれていて、来年の3月以降に具体的な役割が決まります。
およそ550人が参加しボランティアの心構えや活動のルールを学びました。
THE行列:最高級のご飯食べ放題。
店の主役はご飯だ。
自慢のご飯は一粒一粒がつやつやと輝きふっくらと炊き上がっている。
一体どんな炊き方をしているのか。
ここにはなんと30台もの家庭用炊飯器が。
実はこの店、炊飯器メーカー象印マホービンが手掛けた初めての飲食店。
ここではおおよそ10万円で売られている最高級炊飯器で炊いたお米を食べ比べできるのだ。
普通のご飯、もちもちのご飯、そして玄米など3種類のご飯がおかわり自由で食べ放題。
30台の炊飯器がフル回転、ランチタイムだけでおよそ800杯ぶんのご飯を炊くと言う。
この店で使っているのは去年100周年を迎えた象印の技術を凝縮したという炊飯器だ。
かまどで炊いたご飯の美味しさは炎の揺らぎにあると発見。
今まで一つが常識だった炊飯器の底のヒーターを3つに分け、順番に加熱されることで炎のゆらぎを再現。
旨味成分をアップさせたのだという
象印食堂では主役のご飯だけでなく、おかずにもこだわりが。
それはあえて凝ったものにしないということ。
臨時国会スタート
焦点は経済?憲法?関電?
新憲法のもと初めて開かれた国会から200回目となる臨時国会がきょう召集された。
これまで通り経済最優先の姿勢を明確にした安倍総理。
トランプ大統領と合意に至った日米貿易協定の成果を強調しました。
しかし政権の最優先事項としながら新たな経済政策には言及せずこれまでの実績に触れるばかり。
このことについてある政府高官は
「経済政策としてやるべきことは出し尽くした。結果が出るよう今までやってきたことを粘り強く続けるだけ」
日本憲法改正について演説の締めくくりで国会での議論を呼びかけました。
滝田さん
先月合意した日米貿易協定の国会承認が実は最重要テーマ。
トランプさんとして来年の大統領選挙を控えて、来年1月には協定を成立させておきたい。
その意味で今国会中に協定を承認することは不可欠になってる。
ゴールに向けてはいくつかハードルがあります。
関西電力の金品受領問題、大規模な停電に繋がった台風15号の初動対応、日米貿易協定で影響が出る国内の農家への支援策。
こういったところも議題になりそうだという。
れいわ新選組から当選した重度の障害を持つ舩後さんにに当選おめでとうって呼びかけたの非常に印象的だった。
安倍さんとしては悲願は憲法改正ですから、姿勢はできるだけ広くそしてウイングはできるか広くっということを心がけてるそういう感じがしました。
米9月雇用統計。
伸び減速、失業率改善
注目されていたアメリカの9月の雇用統計が先ほど発表され、景気動向に敏感な非農業部門の就業者数は136000人の増加と前の月から減速しました。
業種別では製造業の就業者数が減少したほか、ネット通販の拡大の影響で小売が8か月連続の減少となりました。
その一方で市場から注目されていたサービス業はヘルスケアや専門職を中心に堅調でした。
一方失業率は3.5%と8月より0.2ポイント改善し1969年12月以来およそ50年ぶりの低い水準となりました。
ただ平均時給は前月比前年比共に伸びが鈍化しました。
賃金の伸び悩みで物価上昇圧力が弱まったことが確認されたことになります。
今月のFOMCで再び利下げ?
滝田さん
失業率が低下したのが大きいと思う。
こういう冴えない指標の後で、なんとか踏ん張ったと土俵際は回避できたってのはマーケットの主張だと思います。
一方では金融政策となるんですけども、9月に続いて10月のFOMCでも相次いで利下げに踏み切るだろうっていう見方が強いと思います。
その辺のところもマーケット株が堅調な要因の一つだろうと僕は思います。
法人向け新プリペイドカード
キャッシュレス決済のサービスを手掛けるクラウドキャストは、新たな法人向けのプリペイドカードを発表しました。
従業員が出張などの支払いでこのカードを利用すると、だれがいつどこでいくら使ったかという情報が会社の経費を管理するソフトに自動的に共有されます。
従業員は経費の精算をする必要がなくなる他、会社側にとっても従業員に対する経費の振込などの作業がなくなります。
iPhone生産1割上方修正
日本経済新聞によりますとアップルが先月発売したスマートフォンiPhone11など新型3機種の生産台数を上方修正したことがわかりました。
年末までの生産台数を当初の計画から1割程度を増やす見通しで、部品を供給する日本などの企業にも恩恵が出そうです。
去年発売した前の機種に比べ価格を低く抑えたため、想定を上回りました。
米朝が予備接触
北朝鮮の非核化に向けた実務者協議に出席するため、北朝鮮の代表団が3日スウェーデンのストックホルムに入りました。
アメリカと北朝鮮は4日に予備接触し、実務者協議を行う見通しです。
2月以来とみられる実務者協議では非核化の第一段階として、北朝鮮の核やミサイル開発を凍結させることと、凍結の見返りをめぐり米朝双方が歩み寄れるかどうかが焦点となります。
トレたま:何度も使える紙コップ
T.T.File-5110
紙の原料とプラスチック樹脂を混ぜ合わせて作ったというコップなんです。
認めは木のような風合いなんですが、水に強いプラスチック樹脂が練り込んであるので繰り返して使うことができます。
そしてビールを注ぐと紙の原料の細かな凹凸が炭酸を刺激するのできめ細やかな泡を楽しむことができるんです。
紙なのでインクやレーザーなどを使えば低コストで印刷することも可能です。
さらに紙とプラスチックの両方を使うことで、繰り返し使ってゴミを減らせる上に、壊れてしまって捨てるという時も燃えるゴミとして処理することができる。
この材料はパナソニックの家電で使うために開発しました。
軽量化するのに使うために研究していた時に開発されたものをアサヒビールと共同で開発したのがこのコップ。
森のタンブラー
ビールとセットで300円
どうなる香港情勢。
事実上の戒厳令を発動
滝田さん
香港では覆面禁止法にスポットライト当たってるんですが、その根拠になった条例こそ問題なんですよね。
緊急状況規則条例ですね。
香港の行政長官に何でもありの権限を与える、一種の戒厳令といって言いそういう条例なんです。
法の支配が事実上停止されちゃう。最大の問題。
何よりも10月1日の中国の国慶節は終わったことで、香港の民主派に徹底的な潰しに出始めたって感じがしてしょうがない。
具体的な規制は今後かかってくると思うんで、日本のメディアとしても目を凝らして声を高めていかなければいけない局面に入ってきてるんだと思います。