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WBS 2019/11/21(木)

日韓軍事協定 まもなく 失効へ
韓国野党ハンストで抗議

午後6時過ぎ、大統領府の前でハンガーストライキを続けているのは最大野党自由韓国党のハンギョアン代表。
氷点下にまで冷え込む中ハンストは二日目を迎えました。

実はファン代表、ムン大統領が9月にチョグク氏の法相への任命を強行した際には丸坊主姿も披露。
今回もパフォーマンスとの批判が上がる中、対抗姿勢をアピールしています。

こうしたなか韓国大統領府ではNSC国家安全保障会議を開きジーソミアについての対応を協議。
「多様な状況に備える方法についても議論した」と発表し、失効後の対応も検討していることを示唆しました。

韓国は緊密な協議を続けるとの考えも示していて、期限ギリギリまで日本に譲歩を迫る構えを見せています。

日本版ブラックフライデー

半額ずらり大セール

先ほど午後10時ごろ銀座におよそ500人もの行列ができました。

ブラックフライデーはアメリカで11月の感謝祭の翌日から始まるセールで、小売店が黒字になることに由来して命名されたと言われています。
このブラックフライデー、今回は消費増税後初めての大型セールとなりネット通販大手のアマゾンも初参戦します。

イオンブラックフライデーセール
今年で4回目となる今回のセール、イオンは半額企画コーナーを去年の1.5倍に増やしました。
食品も3割から5割引き商品がずらり。
長い行列ができていたのは消費増税対象の衣料品コーナー。
紳士服コーナーでの客のお目当ては半額のスーツです。

Amazon参戦 目玉商品は?

一方今年から初めてブラックフライデーに参戦したのがアマゾンジャパンです
ブラックフライデーにちなんで黒に関連した商品のセールを午前9時から始めます。

色が黒いもののほか商品名に黒やブラックが入っている食料品や飲料、電化製品など数万点を特別価格で販売します。
Amazonは消費増税の影響を受けているため、日本で初めて開催するブラックフライデーを起爆剤にしたい考えです。

ファミマのXmasケーキ
完全予約制にするわけ

ファミリーマートが開いたクリスマスケーキの試食会。
今年は有名パティシエとのコラボ商品など23種類を販売します。

今回は商品だけでなく販売の仕方にも去年までとは違う特徴があります。
クリスマスケーキを完全予約制に。
そのためこれらのホールケーキは店頭には並ばないことになります。
その背景にあるのが食品ロス。
ファミリーマートは食品ロスを減らすため、今年の土用の丑の日のうな重を機に、季節商品の完全予約制を導入しました。

加盟店の利益の方が7割上がった。
売上は2割下がったが、廃棄ロスは8割削減。加盟店の収益の押し上げに繋がりました。

コンビニが食品ロス対策
期限切れ商品半額に

コンビニ業界で食品ロスの削減に新たな取り組みを始めているのが生活彩家です。
こちらの店舗では携帯のアプリを使うことで販売期限の切れた食品を購入することができるんです。

ここで使うのはノーフードロスというアプリ。
賞味期限が近づき一度棚から下げた商品が画面上に表示される仕組みです。
商品を選択して、バーコードをケータイで読み取り、確定ボタンを押すと店の奥から店員が商品を持ってきました。
108円のクリームパンを半額で買うことができました。

コンビニでは賞味期限とは別に各商品に販売期限というものが設定されています。
これまでは賞味期限が残っていても販売期限を過ぎた商品は廃棄していましたが、このアプリを導入することで賞味期限ギリギリまで販売できるようになりました。
現在は直営店を中心におよそ80店を運用しているこのアプリ、今後はフランチャイズ店にも広めていくといいます。

売上はそれほど大きくないですが食品ロスの削減に担当者も手応えを感じています。

廃棄ロス だれが負担
背景にコンビニ特有の契約

ファミリーマートの生活彩家も素晴らしい取り組み。
24時間営業問題とこの廃棄ロスの問題点で、似たところがあって、コンビニ特有の契約のところを理解しないといけないですね。
お店と本部がどういう利益の取り分になるかを表してるんですけど、お店で売り上げが立ちます。
原価を差し引くと粗利益が出ます。
そこの大体4から6割を本部が来取り分としてロイヤリティという形で利益を取るんですね。
本部に払った後の収入から、さらにいろんな経費を差し引いた最後の所がオーナーの取り分になるんですけども、経費って何があるかということなんですね。
人件費や廃棄ロスが出てくる。
本部の取り分には人件費とか廃棄ロスは影響しない状態なので、結構大きいわけですよね。
何が起きてるかって言うと、例えば24時間営業について言うと本部は長く営業してもらいたい。売上を増やしたい。
でもオーナーが困る人件費が負担になってね。
廃棄ロスも全く同じ構造で、出来るだけたくさん発注して棚に置いてくださいっていうこと。
それをやってしまうと廃棄ロスになるからオーナー取り分減るので、せめぎ合いでもう20年以上いったトラブルがあって、裁判沙汰にもなってたんですが、ここにきてようやく本部が本気になって、お店と一緒に廃棄ロスを減らそうという取り組みが出てきたってのは本当良い兆候だと思います。

ミニストップは少し考え方を変え始めていて、再来年ぐらいから粗利益から利益をとるんじゃなくて、店の収入のところで一緒に利益取りましょう。
みたいな考え方で契約の見直しを始めようと思ってるんですよね。

トランプ政権vsカリフォルニア
自動車ショーで場外乱闘

カリフォルニア州で報道公開されたロサンゼルス自動車ショー。
BMWがアメリカ向けに発表したのはMINIブランドの電気自動車。
フォードモーターも人気スポーツ車ブランドマスタングの名前をつけた電気SUVを公開。
各社が相次いで電気自動車をアピールする背景には、カリフォルニア州が自動車メーカーに対し、排気ガスを出さない電気自動車などを一定の割合で販売するよう義務付ける独自の規制があるからです。

トヨタ自動車は主力のSUV RAV4で初となるプラグインハイブリッドモデルを世界初公開。
フル充電の時はバッテリーのみでおよそ62km走行することができます。

しかし車以上に記者の関心を集めていたのは、トヨタやGMなど多くの自動車メーカーがカリフォルニア州の規制を撤廃するというトランプ政権の方針を支持していたことでした。

北米トヨタ ジャックホリス副社長
「トランプ政権についたわけではない。全米で統一基準を求めているだけ」

さらにトランプ政権はオバマ政権時に決められた燃費などの規制をアメリカ全土で緩和する方針です。
トヨタはアメリカで基準が統一されることには賛成するが、燃費の規制は毎年強化されるべきとしています。

一方トヨタなど多くの自動車メーカーとは異なり、カリフォルニア州の独自規制を支持しているのがドイツのフォルクスワーゲン。
電気自動車IDシリーズの新たなコンセプトモデルを発表。
フォルクスワーゲングループは、電気自動車へのシフトを打ち出しているためカリフォルニア州の規制に賛成しやすいのです。

フォルクスワーゲン以外にもドイツのBMWや日本のホンダなど4社がカリフォルニア州の規制に協力する姿勢を見せています。
トランプ政権の統一基準を支持するグループとカリフォルニア州独自の規制を支持するグループで二分されているのです。

厳格規制のカリフォルニア
暮らし奪う山火事

カリフォルニア州はなぜ厳格な排ガス規制を求めているのか。
規制の撤廃に反対してトランプ政権を提訴した環境NGOのキャッテルさん。
3週間ほど前に山火事が起きていたエリアです。
老朽化した送電設備が山火事の原因となっているのですが、地球温暖化の影響で空気が乾燥し山火事が頻発するようになったと考える人が増えているのです。
キャッテルさんは6年前に自家用車を電気自動車シボレーボルトに変えたと言います。

地球温暖化に危機感を募らすカリフォルニア州。
トランプ政権との対立の結末はまだ見通せていません。

築40年以上のマンション
再生へのカギは?

国民の8人に1人が暮らすマンションについてです。
先日発表された今年1月から10月の首都圏のマンションの平均価格は6089万円。
バブル期の1990年の最高価格1990年6123万円に近づくものとなりました。
今解決が急がれるのが築40年以上経ったマンションの老朽化問題です。

東京新宿の裏通りにあるこちらのマンション。
やってきたのは不動産コンサルタントの別所さん。
築42年のマンション。
一般的に15年を目処に大規模な修繕を行いますが、ここでは前回から18年間行っていません。
マンションを建てたのが大山国重さん86歳。
当初から管理人を続けている。
大山さんもう大規模な修繕はできないといいます。

分譲マンションのほとんどは入居者全員で作る管理組合が共有部分の修繕などを担っています。
しかしこのマンションでは完成当時から大山さんが一人で管理していました。
そこで管理組合を作り、修繕してもらおうと専門家の別所さんに依頼したのです。

全国の分譲マンションはおよそ655万戸あり、そのうち築40年以上の物件がおよそ1割に達しました。
今後その数は急増していきます。

一方今大きな問題に直面しているのが高度経済成長期の象徴、団地です。
1960年代から70年代にかけ、憧れの住まいとして人気を博して集合住宅。

当時東洋一の団地とも呼ばれたのが埼玉県の武里団地。
その数およそ6000戸。
こちらは築52年で3度の大規模修繕を行ってきました。

現在住人は8億円ほどかかる修繕ではなく、費用がさらにかかっても立て替えを支持する人が多くを占めています。
そこに多摩ニュータウンなど巨大団地の建て替えを手がけてきた専門家が加わりました。

「一番難しいのは、建て替えも改修も合意形成が一番大きな課題。人生100年って言われてる。終の棲家として住み続けらえる住宅に一緒に造り替えていく」

マンション再生への策

山川さん
1979年以前のマンションですが築40年以上のマンション。
全国に81万戸あって全体のマンション中の1割を占めます。
40年以上経ってるマンションの世帯主の年齢構成はどうかと言うと、70代以上が47.2%。60代の方が30.6%。
4人い3人以上ってことになります。
当たり前なんですけど、マンションが年をとるって事は、住民も年をとるって言う事。
当然その年金生活の方も多いんで、修繕家建て替えになると負担が非常に大きい。
法律上は建て替えに必要な同意は全体の5分の4以上が必要。
大規模な修繕でも3/4以上が必要ってことは、合意形成が難しくなりそうです。

抜本的な改善をするなら法律を改正してこらハードルを下げるっていうこと、
1979年以前ということはこれ旧耐震基準で作られたマンションです。待ったなし。

緊迫続く香港デモ
籠城 大学内に潜入取材

逮捕者1230人以上、大規模な衝突でデモ隊が立てこもった香港理工大学。
キャンパス内はさながら戦場のような光景です。

多くの学生が籠城していた中庭では、更なる衝突に備えて作ったのでしょうか。
容器とともに大量の火炎瓶が残されています。

ここで寝泊まりしたのか、テントも。

食事マークがつけられていた場所へと向かうと、ここで大規模な調理をしていたのでしょうか。
サラダバーのように並ぶ容器の中には食材が入ったままでした。
厨房の中には大量に積まれた米。
食べ物だけではなく歯磨き粉や洗剤、日用品なども大量に用意されています。

今日も保護者とみられる人に手を引かれ、キャンパスの外で待つ警察に投降する学生の姿が。

内部留保活用へ税制優遇

自民党の税制調査会は党本部で総会を開き、来年度の税制改正の議論を本格的に開始しました。
焦点となるのは過去最多のおよそ463兆円に膨らむ日本企業の内部留保です。
内部留保の活用を促すため、自民党の甘利税調会長は、企業がM&A合併や買収をした際やイノベーション投資をした際の税制上の優遇措置について検討したいとしています。

バンダイがXmasイベント

クリスマス商戦を前にバンダイは本社でクリスマスイベントを開きました。
子供達におもちゃがプレゼントされたほか、本社前に立ち並ぶ人気キャラクターの像にクリスマスらしいアレンジが施されました。
少子化の中でも玩具市場は好調で、子供向けプレゼントの平均予算は四年連続で増加しているということです。

ファーウェイ歓迎姿勢示す

アメリカの商務省が中国の通信機器大手ファーウェイに対するアメリカ製品の輸出禁止措置を一部緩和したことを受け、ファーウェイは歓迎する姿勢を示しました。
取材に応じた梁会長は「一部のアメリカの企業から供給を再開する許可が下りたと聞いている、歓迎すべき話で喜んで受け止めたい」と話しました。

東京五輪の水泳会場を公開

来年の東京オリンピックパラリンピックで水泳会場となる東京アクアティクスセンターが報道陣に公開されました。
整備費は567億円でおよそ15000人を収容します。
バレーボールが行われる有明アリーナも公開されました。
大会後はコンサート会場としても使われるため、通常より天井が高いのが特徴です。

8100万円のピアノ発売

ピアノメーカースタインウェイは特別限定モデルブラックダイヤモンドの発売を記念するイベントを開きました。
ダイヤモンドは世界的ピアニストのランランさんとのコラボレーションモデルで、イベント会場ではランランさんの演奏が披露されました。
世界で限定のモデルは価格が8100万円

協調減産 来年6月まで延長へ

OPEC石油輸出国機構の加盟国と非加盟国による原油の協調減産に関し、来年3月末で期限を迎える現行の枠組みを3ヶ月間延長する案が有力になっているとロイター通信が報じました。
来月のOPEC関連会合で協調減産の継続を決定する見通しですが、年明け以降に決定を持ち越し継続を議論する選択肢もあるということです。

マーケット情報

東京株式市場では香港問題への対応をめぐり、米中の対立が激しくなるとの警戒感が高まりました。
平均株価は一時400円以上下落しましたが、終値は前の日より109円安い23038円でした。

トレたま:自分で作れる梱包材

T.T.File-5141

事務用品や文具を扱うキングジムが開発したのが梱包材を必要なぶんだけ自分で作れてしまうという機械なんです。

まず梱包材となるこのフィルムをセットします。
後はフィルムの下の部分を空気注入口にかぶせるだけ。

もちろんこの梱包材の空気が漏れるということはありません
空気を注入したと同時に熱で溶接している。
ミシン目が入っているので必要な分量だけ切り離してあとは詰め物に使うだけです。

エアクッションメーカー エアフィット
9万9000円 12月6日発売予定

日本版ブラックフライデー
実態は年末セールの前倒し

山川さん
今年ブラックフライデーは本家のアメリカは11月29日。
日本は一週間もそれよりも早くやっている。
実は日本の流通業の本音が透けて見えていて、名前は付けてるんだけども、内実はこれは年末商戦の前倒し。
ここ数年は12月ぐらいに入ってくるとさっきAmazonの話出てましたけども、ネット事業者がどんどんセールやってくるんで、リアルの店舗をやっているところはみんなそれよりも前にセールをやってしまいたい。
タイミングはいつかなって考えた時に、大義名分上いいのがブラックフライデーってことで、そこに飛びついたってのが実態。
そこにアマゾンも追いかけてきましたから、結局いたちごっこで需要の先食いをやってるんじゃないかなと。

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