- 1. 間もなく開幕 世界最大家電ショー復活ソニーがクルマを発表
- 2. トヨタが都市を建設
- 3. 企業トップに聞く2020年注目ニュース
- 4. ゴーン被告明日会見へ妻キャロル氏には逮捕状
- 5. THE行列:元美大店長の壮絶過去
- 6. 年内に史上最高値もイラン情勢で金が高騰
- 7. 大豆で作った豚肉開発
- 8. カジノ管理委員会発足
- 9. 保釈中の逃走も処罰へ
- 10. プライベートジェットでも検査義務化
- 11. 日本が規制撤廃すれば関係発展
- 12. サンマ水揚げ量過去最低
- 13. 日経平均株価は反発米・イラン緊迫も一服か
- 14. 韓国経済界に焦り
- 15. トレたま:コワモテ防犯カメラ
- 16. ゴーン被告あす会見へ形勢逆転はあるのか
間もなく開幕 世界最大家電ショー
復活ソニーがクルマを発表
歩きながら音楽を聴くという新たなスタイルを生み出し、爆発的にヒットしたウォークマン。
シリーズ全体で4億5000万台を売り上げ、史上最も売れた家庭用ゲーム機としてギネス記録に認定されたPlayStation。
豊かな感情表現と愛らしい動きが人気になった犬型家庭用ロボットAIBOなど、革新的な製品を次々と世に送り出してきたソニー。
一時の低迷期を乗り越え、ソニーが満を持して発表したのがソニー初となる自動車。
しかも自動運転システムを搭載したEV電気自動車。
AI人工知能や画像センサーなどソニーの最新技術を活用したソフトウェアで制御し、ハンドルやブレーキ操作の補助など一定の運転支援を行います。
また立体的な音を再現するスピーカーをシートに内蔵し、社内をエンターテインメイント空間にする仕掛けも設けるなどソニーらしさが随所に見られます。
ソニー 吉田社長
「過去10年の目がトレンドはモバイル(携帯電話)だった。これからはモビリティーだ」
この車を手がけたのはあのアイボの開発チームです。
カナダのマグナインターナショナルやドイツのボッシュなど自動車部品の大手の協力を得て、およそ2年間かけて作り上げたと言います。
ソニーは2020年度中に公道での走行実験を行う予定で、自ら自動運転車を開発することで、自動車向け画像センサー市場の開拓につなげる考えです。
トヨタが都市を建設
一方6日には自動車メーカーも記者会見を開催。
韓国ヒュンダイが発表したのは車ではなく飛行機。
アメリカの配車サービス大手ウーバーテクノロジーズが、2023年の商用化を目指す、空のライドシェアサービス向けの電動飛行機を開発する計画です。
ヒュンダイは電動飛行機や自動運転車が行きかう街のイメージ動画を公開。
ビジネスの横の広がりに期待しています。
そして日本の最大手トヨタ
トヨタが発表したのはウーブンシティという街そのものを作ってしまうという計画です。
あらゆる物やサービスをインターネットでつなげる実証実験都市を静岡県裾野市に建設する予定で、来年初めに着工します。
開発中の電気自動車EPaletteが配送や移動型の店舗として走り回り、建物の中ではロボットが活躍する。
街中の移動を全てトヨタが担うという壮大な計画。
自動車メーカーから移動に関するサービスを一手に提供する企業への転換を加速させるのが狙いです。
企業トップに聞く
2020年注目ニュース
都内で開かれた経済3団体の新年祝賀パーティー。
安倍総理が言及したのは今年56年ぶりに東京で開催されるオリンピックパラリンピック。
この一大イベントに注目する経営者はやはり多いようです。
日本航空と同じく、5年前東京オリンピックパラリンピックのオフィシャルパートナーになったANAホールディングスも
ANA HD 片野坂社長
「5年前からパートナーとして参加してきましたけど、パラリンピックなどで体の不自由な方が車椅子で空港に来られるとゲートを広げたりしています。それから目の見えない方も予約ができるように音声読み上げで予約が取れる。キーワードはユニバーサル」
期待と不安が入り混じっているのがキリンホールディングスの磯崎社長です。
「厳しいところは交通も大渋滞。私たちのビジネスではものが運べないという事態がおこる。」
さらに気になるのがオリパラ後の景気の行方。
心配していないと述べたのは三井不動産の岩沙会長です。
「オリンピック後は悪くなるといわれ、悪くなったためしはない」
警鐘を鳴らすのは伊藤忠商事の岡藤会長です。
「オリンピックまでは良いだろうけどもそれが過ぎるとインバウンド需要も一巡する。やや減速気味になるんじゃないかなと。それと経営についてやっぱり低重心を今から心がけるということ。」
オリンピックというビッグイベントが起業の変革にもつながるとみているのは東京海上日動火災の広瀬社長です。
「前回の東京オリンピックがその後の日本を変える起点になった」
その変革のキーワードとして多くの経営者が上げたのが「デジタルトランスフォーメーション」
今年本格的にサービスが始まる次世代通信技術5Gなどを活用して、企業や社会を効率化し生活をより便利にするデジタルトランスフォーメーションという概念です。
デジタルとは縁遠い商社からもこんな声が。
三菱商事 垣内社長
「DXがもたらす圧倒的な効率性、合理性、革新性。これを装備できるかできないか、できないところは退場する。」
オリンピックや新技術に期待が高まる一方、多くの経営者が口にしたのは全く先が見えない世界情勢です。
新年早々激しさを増すアメリカとイランの対立。
サントリーの新浪社長も中東情勢に警戒感をあらわにしました。
アサヒホールディングスの小路社長は日本政府が鍵になるといいます。
「世界のエージェントカンパニーとなって紛争解決する。各国と等距離で話し合いができる唯一の国であるという風に見られております」
また11月に開かれるアメリカ大統領選挙については、
第一生命HD 稲垣社長
「民主党政権に代わると、今までの景気刺激的な政策から路線が変わる可能性がある」
アメリカと中国をめぐる貿易摩擦も日本企業にとって重要な問題です。
資生堂 魚谷社長
「サプライチェーンというのはアメリカで作ってる商品も中国から原材料が輸入されてるものもあります。もっと開かれた自由主義の経済発展が基本的に望ましい」
伊藤忠商事の岡藤会長は
「日中新時代。日本と中国の関係、これがこの年の一番大きなキーワードじゃないか」
今年の春、国賓として12年ぶりに来日する中国の習近平国家主席。
その来日が日本企業のビジネスチャンスを広げると指摘します。
「日本にとってハイテクのビジネスは中国では難しい、アメリカの関係がありますから。でも、生活消費関連のビジネスはまだまだ中国市場としては大きな可能性がある」
時代を見据えた働き方の改革にも言及が相次ぎました。
住友商事は今年から働き方改革の一環として男性の育休を積極的に進める方針です。
経営再建中の東芝車谷会長は
「日本の気を入れ替える。いかに自信を持って、気を入れ替えて、お金を使っていくかがポイント。」
1年か5年か
山川さん
やはりアメリカの大統領選の行方を気にする人が多かった印象ですね。
トランプ大統領が後1年で終わるのか、5年続けるのかによって、展開大きく違ってくる。
国際情勢も実体経済のマーケットの行方も。
今年もトランプ大統領のこの言動に翻弄される1年になるのかなと。
デジタルトランスフォーメーションの言葉を挙げる方も多かった。
デジタル化が本格化する一年になりそうなんですけれども、そのデジタル化にはやはり光と影があって影の部分も検証しなければいけないとおっしゃってたのが、西武ホールディングスの後藤社長。
検証した結果、キーワードを考えたそうなんです。
飽食、食べ飽きるというのがありますよね。
今度は飽時になるのではないかと。
デジタル化で効率化が進んで、働く時間も移動する時間もどんどん短くなっていますから、今度時間が余って飽時になる。
そうなった時にその時間をどう有効活用するかというとの答えがまだ出てないんだ、
ゴーン被告明日会見へ
妻キャロル氏には逮捕状
2か月前、東京の単独インタビューに応じたゴーン被告の妻キャロル氏。
これまでゴーン被告の擁護に徹してきたキャロル氏。
東京地検特捜部はキャロル氏の逮捕状を取得。
ゴーン被告が日産の資金を還流したとする特別背任事件の証人尋問でうその証言をした疑いが持たれている。
そして日産自動車は逃亡後、初めてコメントを発表。
「責任を追及するという当社の基本的な方針は、逃亡によって何ら影響を受けるものではないとした」
開かれた経済団体の会合に姿を見せた日産トップ内田社長。
大勢の記者に囲まれるもののコメントは無。
そうしたなか、別の日産幹部は
「ゴーンは晩節を汚した。恥の上塗りはしない方がいい」
一方現地レバノンでは日本の大使がレバノンの大統領と会談。
日本はレバノンに対し、事実関係究明への協力を要請し、レバノンも協力は惜しまないと応じたという。
ゴーン被告と直接面会
記者に語っていたこと
私は去年11月にゴーン被告本人と直接面会する機会を得ていました。
そこでゴーン被告が話していたのは主にこの3点です。
1つ目は逮捕は仕組まれた。
2つ目は自分の無実を語る人はいる。
3点目が日本では自由に発言できないとするものでした。
まず一つ目については実際に日産の役員の実例を挙げながら資金の運用管理を任せていた。
自分一人が巨額の資金を動かせるわけはないなどと強い口調で批判していました。
また二つ目については自分の裁判には自分の無実を証言してくれる人が大勢いる。と自信を深めてる様子を見せていました。
そして3点目については、裁判の前に自分が自由に発言するとまた拘束されたり、さらには自身が不利益を受けたり、さらに周りに迷惑をかけるかもしれないなどと不安の表情を見せているのが印象的でした。
会見でもこうした観点について言及するものとみられます。
THE行列:元美大店長の壮絶過去
神奈川県茅ヶ崎市、住宅街の真ん中に長い行列。
人々の心を虜にするのはマフィン。
しかし普通のものとは一味違います。
寝かせてさらにおいしいマフィンの正体とは。
マフィン専門店モモスイーツは開店と同時にお客さんでいっぱい。
1時間もかからないうちに売り切れてしまうと言います。
大きなりんごを贅沢に使ったものや明太子がたっぷり入ったものなど、ラインナップは10種類以上。
中は具がぎっしり、しっとりとしていてチーズケーキのような食感だと言います。
秘密は生地作りにありました。
普通は牛乳を使いますが、この店では代わりにヨーグルトを入れることで発酵を促します。
混ぜたら袋に入れ、長くて丸1日熟成。
寝かせるとより美味しくなる生地が生まれます。
実はこの店にはマフィン以外にも大きなこだわりが。
それが絵です。
外の壁だけでなく店内にもたくさん絵が飾られています。
書いたのが店長の原桃子さん。
実は美大出身で、作ることへのこだわりは人一倍強いと言います。
しかし思いが強すぎて、自分を追い詰めた時期がありました。
卒業制作のストレスから拒食症になってしまったのです。
食べたいという思い。病は癒えて行きました。
独学で食を学び、7年前にオープンしたこの店は生きがいです。
年内に史上最高値も
イラン情勢で金が高騰
東京上野御徒町。
貴金属の問屋街で有名な町にある金などの買い取り販売店を尋ねると。
「金の価格は史上2番目に高い金額で推移している。金は有事の金と呼ばれるほど世界情勢が悪くなると価格が上がる」
緊張する中東情勢の影響で、価格が上がり続けています。
今日の買い取り価格は1g5931円。
20年前に比べると倍近い値段だと言います。
「これまでで一番高かった価格が1980年の6400円台っていうのが一時期あった。1980年がちょうど第2次オイルショック中東戦争であったりアフガン侵攻があった時期で今の状況に少し似ているようなところがある。今年も同じような状況になったとすれば、これを超えていくのではないかなと考えています。」
緊迫化のきっかけとなったソレイマニ司令官。
遺体はイラクやイラン各地を巡り、出身地で葬儀が営まれました。
最後の見送りをしようと人だかり。さらに見送りの人々は山肌にまでびっしり。
混雑によるパニックで40人以上が死亡し、埋葬は延期されたと報じられました。
ただイラン政府は13のシナリオが検討されていると述べるなど、報復の姿勢を変えていません。
国連をはじめ国際機関などからはアメリカ・イラン双方に自制を求める動きが相次ぎました。
しかしアメリカは中東各地の大使館などの警備を強め、国連会合に出席するイランのザリフ外相のビザ発給を許可しないと国連に連絡。
一触即発の状況は続いています。
大豆で作った豚肉開発
アメリカの代替肉メーカー、インポッシブルフーズは6日、大豆など植物由来の原料で作る豚のひき肉を開発したと発表しました。
試食会ではメンチカツのほか、ベトナムのサンドイッチバインミーや担々麺などアジアの国々の豚肉料理が振舞われました。
インポッシブルフーズはすでにハンバーガー向けのパティなどを製造販売していますが、新たに豚ひき肉を開発することで中国などアジア市場での展開を目指します。
カジノ管理委員会発足
IRカジノを含む統合型リゾート事業をめぐる汚職事件の捜査が続く中、カジノ業者の規制監督を担うカジノ管理委員会が発足し、菅官房長官はIRの整備を予定通り進める方針を強調しました。
おととし成立したカジノ整備法に基づき、カジノ運営に必要な免許を事業者に与える権限を持ち、事業運営の監視などを行います。
一方、野党はIRを巡る汚職事件を受け、関係省庁の担当者に聞き取りをするカジノ問題追求本部の初会合を開きました。
出席した議員からはIR整備に向けた手続きを止めるべきだとする声が相次ぎました。
保釈中の逃走も処罰へ
保釈中の被告が逃走する事件が相次いだことを受け、法務省は刑務所から逃げた場合などに限られている逃走罪を保釈中の被告にも適用するなどの法改正を検討していることがわかりました。
法改正に向けて早ければ2月の法制審議会に諮問する方針で、GPSでの監視制度なども議論される見通しです。
プライベートジェットでも検査義務化
日産自動車の元会長カルロスゴーン被告がプライベートジェットで海外逃亡したとみられることを受け、
国土交通省はプライベートジェット専用施設のある国内の四つの空港で、全ての大型荷物の保安検査を義務化したことを明らかにしました。
対象は羽田・関西・成田・中部の4空港で6日から義務化されました。
日本が規制撤廃すれば関係発展
韓国のムンジェイン大統領は新年の挨拶で、日本が輸出規制措置を撤回すれば両国関係がより早く発展していくとして、改めて日本に輸出管理強化の見直しを求めました。
一方で日本との協力関係を未来志向的に変化させていくと述べ、関係の改善に意欲を示しました。
ただ関係悪化の引き金となった元徴用工問題には触れませんでした。
サンマ水揚げ量過去最低
去年の全国でのサンマの水揚げ量がおととしに比べて66%減少し、過去最低を記録したとサンマ漁師などで作る業界団体が発表しました。
海水温の上昇により冷たい水を好むサンマが日本の近海に来なくなったことなどが要因として指摘されています。
水揚げ量が減った影響で卸売価格はおよそ1.7倍となりました。
日経平均株価は反発
米・イラン緊迫も一服か
アメリカとイランの緊張の高まりで上昇していた原油価格が一旦落ち着いたことや円安が進んだことを受け、今日の東京株式市場では買いが優勢となりました。
平均株価の終値は前の日より370円高い23575円でした。
韓国経済界に焦り
韓国のムンジェイン大統領ですけれども新年の挨拶で日韓関係についても言及したんですね。
山川さん
従来通りの主張で残念ながらこの日韓関係を改善しようという熱意はあまり伝わってこなかったですね。
実は韓国の経済界はそういうムン大統領の姿勢について苛立ってるところもあるんですね。
日経電子版にも掲載されているアンケートの結果なんですけども、日韓の経営者に聞いてるもの。
今の悪化している関係これが続くと授業に影響がありますかっていうところで、影響があると答えてる比率は韓国が多いんですよね。
これとは別に関係の改善は期待している声も韓国のほうがはるかに多いんですよ。
声がムン大統領には届いていないというか、届いていても動かないという状況で、4月に総選挙がありますけどそこまでは全く事態は動きそうにないですね。
トレたま:コワモテ防犯カメラ
T.T.File-5167
色は紅、2本の角が鬼を思い起こさせるインパクト抜群の防犯カメラです。
本来、人のいない場所に不審者が侵入するとまずライトを向けます。
ライトをつけたままあの不審者を追尾することができます。
その映像はすぐに登録した人のスマートフォンに送られ録画もされます。
そして動く不審者を自動で追いかけ続けます。
さらにスピーカーで不審者を威嚇することもできるんです。
製造元は多くの防犯カメラを手がける会社。
「何が犯罪を抑止するのかというところをたくさん研究しました。犯罪者もリスクがあっては犯罪を諦めるのではないか。そういうところを考えていました。」
一般的な防犯カメラは目立たなくし不審な行動を記録するだけですが、目立たせることで犯罪を積極的に防ごうという防犯カメラ。
ダイビーボットアイ
19,580円
ゴーン被告あす会見へ
形勢逆転はあるのか
山川さん
よく考えてみれば一方の言い分だけを聞いてずっと色々言ってきたんですけども、逃亡劇を擁護するつもりはさらさらないですけども、ようやく両者の言い分が聞けるようになるわけですよね。
国際世論というのは多分にロジックではなくて印象で決まる動くところがあります。
そういう意味ではなくゴーン被告のプレゼンテーション能力ってのを甘く見てはいけないと思いますよ。
日本がどの程度の反論を用意してるか気になるんですけど、会見の後に何も言わずにゴーン被告に言われっぱなしの展開ってのは、懸念していますね。