WBS 2019/4/12(金)

大和ハウスも建築基準不適合
防火安全性など全国2000棟

大和ハウスは約2000棟の建物で建築基準法違反の恐れがあることを発表。
愛知県で建てられたアパートや戸建てでは、土台となる基礎が国の認定に適合していないという。
東京にあるアパートでは、試作段階の柱を使用。

情報が伝わってなかったという、あくまで人的ミスというが、社内で問題が発覚したのは2016年末に内部通報で問題発覚。
2年以上たってからの発表は、初期の動きが遅くガバナンスが聞いていなかったと土田専務執行役員は説明した。
大和ハウスによると、問題が発覚したのは7000世帯だが、外から補修ができることもあり住人への立ち退きは求めないという。

100種類のワインが飲み放題
制限時間なしで1080円

関税撤廃で欧州ワインが格安に
果実酒の出荷量は酒類全体では減っている中で果実酒(ワイン)の消費量は増えている。

銀座にあるレストラン re:Dine GINZA(リダインギンザ)
この店が始めたのは100種類のワインが制限時間なしで飲み放題のワインビュッフェ。
通常3024円のところ、SNSをフォローすると期間限定で1080円に(30日まで)

全体の6~7割ほどが欧州産で、EPAで仕入れの値段を抑えることができたことでこの値段で提供できているという。
飲み放題に並ぶのは800~3000円のワイン。70種類ほどがヨーロッパ産。
2月に日欧EPAが発行したことで、1本あたり約100円割安に。
re:Dine GINZAは大量に仕入れることで安く提供できている。

関税撤廃で欧州ワインが安く
スーパーでの売り上げ4割アップ

ヨーロッパ産ワインの2月の輸入量は関税撤廃されたことで1.4倍に増えた(前年比)

イオンでは、販売するヨーロッパ産ワインは330種類のセールを2月に実施したところ売り上げが3~4割増えたという(前年比)
先月末から第2弾を始めた。今回の目玉は3本1000円のワイン。日欧EPAの発効前は約1600円(3本)

格安欧州産への対抗手段は?
日本ワインは体験など付加価値を。

4月12日~14日に開催される第5回日本ワイン祭り。国産のブドウを国内で製造されたワインだけを集めた。
参加したのは49のワイナリー。

ワインを作るのが難しい大分県のいいちこの酒造メーカーも。

 安心院葡萄酒工房
 安心院スパークリングワイン
 1杯600円

京都のワイナリーではきんぴらごぼうや肉じゃがにも合わせやすい味わいで日本食に合うことをテーマに作っているという。

 丹波ワイン
 小式部
 1杯300円

日本ワインは小規模でコストが高く、欧州ワインに価格競争でかなわない。

メルシャンが売り出すのは数量限定の20年物の赤ワイン

 シャトーメルシャン
 桔梗ヶ原メルロー
 1杯1000円

メルシャンが格安ヨーロッパワインに対抗する秘策は体験。
去年オープンした桔梗ヶ原ワイナリーの見学ツアーは、申し込み開始後即完売。

メルシャンの長林社長は「品質を訴求してクオリティーを高めていき、相対的には付加価値のある商品を日本ワインの中で高めていく戦略」だという。

日本ワインが少し割高でも買う人が増えているのは2つの理由がある。
①作り手の努力によりより良いブドウが育てられるようになった
②ワイナリーに実際に足を運んで応援したいというファンが増えた

日欧EPAで日本ワイン攻めのチャンス

安田准教授
日本からEUへの輸出も関税がかからないので、EUで活躍できれば世界へも出ていくことができる。
日本のウイスキーのように頑張ってほしい。

中古品なのに新品よりも価格3倍!
コメ兵が時計専門店開店のワケ

 KOMEHYO新宿店 時計館
 13日オープン

店内には2000本の時計。中古品で定価の3倍の3500万円の商品も。

コメ兵では投資目的の購入も多くみられるという。
時計を高く売るポイントはすべてのブランドで同じく保証書が付属しているかが一番のポイント。
毎年新作が出てくるが、生産終了とアナウンスすると一気に相場が上がる。

THE行列:第二の人生自転車

中野四季の森公園(東京・中野区)
番号順に40人前後の行列

中には数十台の自転車。売られているのはリサイクル自転車。
元の値段に関係なくスリープライスのみ。
ママチャリ:8500円
折り畳み/ギア付き:1万1500円
ハイグレードギア付き:1万3000円

自転車が買えるのは番号順で、その番号は抽選で決まる。
販売しているリサイクル自転車は引き取り手のない放置自転車。

中野区の都市基盤部は資源の有効活用として中野区で整備をして、低価格で販売することによって適正な自転車利用のPRに活用している。
その自転車整備を第二の人生としてシルバー人材のスタッフが担当する。

仕事① 撤去後1か月が過ぎて引き取り手がない自転車の引き取り。
仕事② 自転車の整備
仕事③ 毎月第3木曜日のリサイクル自転車販売

この日は35台中24台販売し、売上は27万6000円。

持久力&筋力アップ期待の
アンダーアーマーの新ウェア

12日にアンダーアーマーが発売した新商品の特徴はセリアントという物質を織り込んでいる。
体が発した熱エネルギーを生地が吸収して遠赤外線に変換して体内に戻すことによりパフォーマンスアップをサポート。
血液の循環が促され、体内の酸素濃度が高まり、持久力や筋力アップが期待できるという。
13種類のミネラル配合のセリアント

 UA RUSH
 Tシャツやレギンスが13種類
 6500円~

2年前に発売したリカバリーウェアにもセリアントを使用していたがその違いは、プリントか糸から作っているか。

安倍総理が全閣僚に信頼回復を指示

桜田前大臣の辞任を受け、政権の信頼回復に努めるよう指示があったと菅官房長官。
閣僚全員が復興大臣との意識を深く胸に刻んでもらいたいとも。

スズキ ブレーキなども検査不正

燃費や排ガスの検査データを改ざんしていた問題で会見し、ブレーキやエンジンなど安全性にかかわる検査でも不正が発覚。
この結果を受け200万台のリコールを実施。
約800億円を特別損失として18年度の決算に計上するとした。

日産・ルノーが中国に開発拠点

日産とルノーは中国に研究開発拠点を共同で作るとの発表
自動運転や電気自動車の技術を研究開発し、両者の車に実装する。
22年までに電気自動車を12車種、40車種に自動運転技術を搭載するとしている。

ポプラが無人レジを試験導入

コンビニチェーンのポプラは無人AIレジの試験導入を開始。
レジの上に搭載したカメラがラベルを読み取り、交通系電子マネーでの支払いができる。
一度に大量の商品はまだ対応していない。

Amazonプライムが初の値上げ

アマゾンは有料会員サービスAmazonプライムを年間費4900円(1000円増)、月会費500円(100円増)。
有料会員制を導入した2007年以来初の値上げ。
配送コストの増加がその背景にあるとされている。

アマゾンプライム値上げの背景は?

安田准教授

プライム会員はいくつかのサービスの集合体。
最も大きいのは、無料の配達サービス。

日本におけるアマゾンの課題
①物流コスト上昇
②動画サービス競争→アメリカは119ドルと日本に比べて非常に高い。
③規制強化の動き→公取委の動きがある。

ユニコーン企業ウーバー上場へ
ソフトバンクG株5%上昇

NY証券取引所にユニコーン企業の米配車サービス大手のウーバーテクノロジーズ。
スマホアプリを通じて自分の位置を知らせると登録ドライバーが迎えに来て送り届けてくれるサービスを展開。
飲食店から注文先に届けるサービスも展開。
ウーバー・テクノロジーズは11日に米証券取引員会に株式上場を申請。
5月にもNY証券取引所に上場へ。
時価総額は約11兆円とアメリカで今年最大の上場となる見通し。

ウーバーの筆頭株主で約16%の株式を保有しているのがソフトバンクグループ。
株価は急上昇。11日終値10940円が12日終値は11475円と年初来高値をつけ5%上昇した。

慎重姿勢も。3月29日上場のリフトの株価。
公開価格は87ドルだったが、4月11日現在は61ドルと初値から30%も下がっていて、公開価格を大きく下回る。
マーケットでは配車サービスの未来を不安視する声もあり、ウーバー上場後の株価推移も注意が必要と専門家は指摘。

マーケット情報

日経平均株価は年初来高値を更新し、2万1870円。
好決算で8%上昇した、ファーストリテイリングが1銘柄で日経平均を160円押し上げた。

小型ロケット30日打ち上げ

堀江貴文氏が創業した宇宙ベンチャー企業インターステラテクノロジズは今月30日に観測用ロケットを打ち上げると発表。
高度100㎞に到達すれば日本の民間ロケットとしては、初となる。

JDIが中台連合傘下に

経営再建中のジャパンディスプレイは、中国の投資ファンドや、台湾の電子部品メーカーが参加する台中の企業連合から800億円の金融支援を受け入れると発表。
INCJ旧産業革新機構は筆頭株主ではなくなり、台中連合傘下で再建を目指す。

中国貿易総額1.5%減

中国の税関当局が発表した貿易統計によると、1~3月の中国貿易総額は約1兆300億ドルで、1年前から1.5%減少した。
通商問題の対米貿易額は約1195億ドルで15.4%の減少。
対米貿易黒字は約626億5000万ドル。

水産物禁輸で逆転敗訴

韓国が福島など8つの県の輸入を禁止している問題で、WTOは韓国の禁輸を不当とみなした1審判断を取り消し、日本の逆転敗訴となった。
菅官房長官は、福島第一原発事故に伴う諸外国の輸入規制措置緩和撤廃は極めて重要な課題と述べた。

総人口8年連続で

総務省は日本の総人口が約1億2644万人と8年連続減少していると発表。過去最多の減少幅。
日本に住む外国人は6年連続で増加。
15~64歳の割合は59.7%と過去最低。

トレたま:自動血管膨らませ装置

T.T.File-4991
真崎医院

新米ナースのために注射の時に腕を締めるゴムバンドの進化系
血圧計のように空気が膨らみ締め付ける。
血管が膨らむ圧力は人によってばらばらで今まではナースの経験に頼っていた。
今回の機械はセンサーが一人一人に最適な圧力を探す。
患者にかかる注射の負担を感じ5年をかけて制作。

 マサキカフ
 5万9800円

究極の省人化、日本の自動販売機

安田准教授

日本は無人の自動販売機の先進国。それをどんどん広げていくことも重要ではないか。