WBS 2019/8/6(火)
- 2019.08.11
- wbs
- 1. 世界同時株安 今後どうなる。金は39年ぶりの高値。
- 2. なぜ今?続々登場①2か月早めた東芝洗濯機
- 3. なぜ今?続々登場②家で簡単パスタ&カレー
- 4. なぜ今?続々登場③すでにファミレスに匹敵
- 5. ホテルに泊まった思い出。アメニティーに異変が。
- 6. ホテルのアメニティー異変。資生堂撤退で注文殺到!
- 7. THE行列:豪快フルーツサンド
- 8. キリン ファンケル株33%取得。「私が突然死んだら」
- 9. 郵便「土曜配達」取りやめへ
- 10. 広島原爆の日
- 11. スマイルシンデレラ凱旋。「東京五輪で金とりたい」
- 12. 上野のシャンシャン
- 13. アサヒのぞく3社が増収
- 14. トレたま:VRで楽しくトレーニング
- 15. 中国は為替操作国か
世界同時株安 今後どうなる。
金は39年ぶりの高値。
アメリカと中国の通商摩擦の激化が世界的な株安を引き起こしています。
そうした中、高騰しているのがこちら金の小売価格です。
今日39年ぶりの高値をつけました。
金の買取や販売を行う田中貴金属工業。
金1gあたり5437円。

この店の金の小売価格は今年に入ってから上昇し、1980年以来およそ40年ぶりの高値となっています。
金が高いうちに現金化しようと、金を売る客がここ2ヶ月それ以前と比べて4倍に増えました。
現金を積立、金を購入する純金積み立ての申し込み数は3倍に。
その理由は
田中貴金属 加藤部長
「政治家の発言によって、世界の経済状況が変わることを反映して、安全資産の金が求めご購入する方も多い」
米中通商摩擦で株式市場などが大きく揺れる中、比較的安全な資産とされる金が多く求められているといいます。
アメリカと中国の対立は激しさを増しています。
5日、中国の人民元がドルに対し、およそ11年ぶりの安値をつけると、
アメリカは中国が自国通貨を安値に誘導しているとして、中国を為替操作国に認定したと発表しました。
対する中国は、アメリカの農産品の購入を停止するという対抗措置を発表。
これを受け、5日のニューヨーク株式市場でダウは1時950ドル以上下落。
今年最大の下げ幅となりました。
また今日の東京株式市場でも日経平均株価は一時600円以上下落。
その後、円高が落ち着いたことなどを受け下げ幅を縮め、終値は前の日に比べ134円安い20585円でした。
上海総合指数は1.6%の下落、香港ハンセン指数が0.7%下落するなど世界同時株安の様相を呈しています。
今後の株価はこうなる。

気になるのは今後どうなるのかというところですよね。そこで番組では四人の専門家に、今後の日経平均株価の動きを予想していただきました。
すべての方が年末にかけて持ち直すという風に予想をしているんですね。
22000円、23000円という方もいらっしゃれば、一番強気の方がこちら大和証券の木之内さんで、年末26000円という予想。
その理由についてトランプ大統領は来年の大統領選挙を意識して9月頃には貿易戦争を休戦とするのではないかということを話していました。
山川さん
たしかに揃って強気ですね。
米中のこともあるんでしょうが、やはりアメリカの追加の利下げ観測が強まっていること。
それから日本国内も消費増税を見据えた経済対策が打たれるのではないかなという、このあたりの期待も込めた予想になってるんじゃないでしょうか。
なぜ今?続々登場①
2か月早めた東芝洗濯機
家電メーカーが異例となる真夏の新商品発表会を行うなど、今年の夏は新商品が続々と投入されているんです。
一体何が起きているのかその理由を探りました。
東芝ライフスタイルが発表したのが、ドラム式洗濯乾燥機。
洗剤を自動で投入するためのタンクがあり、補充の手間を省けるよう洗剤が丸々一本入る大きさにしました。
スマートフォンと連携させ、どこからでも洗濯の時間や内容を操作できます。
そして深夜や早朝でも運転できる低騒音設計。
共働き家庭が求める効率性や時短への対応を強化しました。
白物家電の出荷額は14カ月連続で前の年に比べプラスで推移。
7月に入りさらにその勢いは増しているといいます。
その理由が消費税10%への引き上げを前にした駆け込み需要です。
東芝ライフスタイルは今回、こうした需要を取り込もうとドラム式洗濯機の発売を例年の11月から2ヶ月前倒ししました。
なぜ今?続々登場②
家で簡単パスタ&カレー
増税前に商品を発売する動きは食品業界にも。
日清フーズは今日、51種類の新商品を発表。
おなじみのレトルト食品シリーズは新たな味の商品を加え、ラインナップを充実させました。
実はこうしたレトルト食品や冷凍食品などの売り上げは好調だと言います。
日清フーズ 小池社長
「元々は10%ないような状況だったが、今は20%ぐらいに近くまで来ていますね。」
さらに例年より新商品を多く発表する理由は
「消費増税の際に軽減税率が適用される、内食、中食へのニーズの高まりを見据えている」
消費者の節約志向が高まり、外食を敬遠する動きを見越して内食を強化したい狙いです。
内食を意識してレトルト食品を進化させる企業もありました。
エスビー食品が12日に発売するのは肉だけで作る具材入りカレー。
まず肉を用意して炒めていきます。そこに新商品を投入するだけ。
レトルトだとちょっと手抜きな感じっていうところも解消しつつ、生のお肉を入れるっていうところで美味しいカレーができる。
特徴はジャガイモと人参の大きさ。そして調理時間はたった5分です。
ただ温めるだけのレトルトとは違い、ひと手間で本格的な味にもなる今回の商品。
エスビー食品は手間や調理時間を短縮できる商品を次々に開発し、内食需要を取り込みたい方針です。
なぜ今?続々登場③
すでにファミレスに匹敵
今続々と増えているものについてです。
ファミリーレストランの数、全国におよそ9700店舗あるんですけれども、このファミレスに匹敵するおよそ9500店舗まで急拡大しているものがあるんです。
都内の幹線道路を走ると、何やらガラス貼りが目立つ建物がありました。
無数の扉らしきものがあり、アパートのようにも見えます。
荷物を保管するためのトランクルームです。
引っ越し時の一時保管ですとか、あとはあの法人の方の書類保管ですとか、そういった利用が多いという。
24時間空調が管理されていて、荷物の長期保管も可能です。
全国に64店舗と出店を加速させているキュラーズ。
先月オープンしたこのトランクルームも外車のディーラーでした。
実は今、トランクルームの数が増えています。
特に都内への出店が多く、都内にオープンしたおよそ350店のうち3割にのぼります。
地価の高騰で居住面積が狭くなってきている都心では、収納スペースが確保しにくくなっているのが要因です。

トランクルームの市場は去年およそ590億円と過去最高。
2025年には1000億円を超えるとも言われています。
こうした市場を勝ち抜こうとキュラーズは新たなサービスを始めています。
引っ越しを控え、荷物を一時的に預けるという河田さん。
やってきたのはキュラーズの車。

無料で荷物をトランクルームへ運ぶサービスです。
これにより車を持たない人の利用が増えたと言います。
河田さんが契約したのは0.7畳の部屋で、月1万200円。
アクセスしやすい立地とサービスで競合が増えるトランクルーム市場を狙います。
ホテルに泊まった思い出。
アメニティーに異変が。
ホテルに欠かせないあるものが不足する危機が迫っていました。
東京港区、医療関連のコンサルティング会社に勤める村上さん。
あるものを集めるのが趣味だと言います。
村上さんの趣味はホテルのアメニティ集め。
宿泊した時に必ず持ち帰ります。特に一番のお気に入りは3年前に友人といったロサンゼルス旅行のホテルのアメニティです。
ホテル選びもアメニティが決め手です。
アメニティはホテルにとって、客の満足度を高める重要なアイテムなのです。
しかし、今このアメニティをめぐってある問題が浮上しています。
全国210以上のホテルを持つアパホテルでは。
アパグループ 坂田購買戦略室長
「資生堂から業務用アメニティーを一切打ち切る。販売しませんという通知があった」
これまでアパホテル全店で資生堂の備え付けのアメニティを使用していました。
しかし昨年7月、アメニティ業界最大手といわれる資生堂が事業構造の見直しの一環として、アメニティを12月に販売終了すると通知したのです。
半年もない短い間に代わりとなる商品を準備しなければなりませんでした。
急遽、洗剤や石鹸などを製造するメーカーに依頼し、オリジナルのアメニティを開発したのです。
ホテルのアメニティー異変。
資生堂撤退で注文殺到!
資生堂の撤退は他のメーカーにも大きな影響を与えています。
資生堂の撤退が明らかになって以来、代わりにアメニティを作ってほしいという問い合わせが殺到。
生産数は前の年に比べ2倍になったといいます。
しかし、大量の受注を行う場合アメニティ業界特有の課題がありました。
大きなホテルチェーンなどの大きな需要に対応するには手作業中心の製造では追いつかず、中小企業では安定した供給が難しいケースもあるのです。
この会社では2億円をかけて工場の増設を決め、利益が薄い商品でも大量生産で全体としての利益を上げるために製造ラインを強化します。
化粧品ベンチャーが本格参入
こうしたなか、アメニティー業界に新たな風を吹かせようと参入した企業がありました。
都内のオフィスビルに本社を構えるバルクオム。
男性用の洗顔料やスキンケア製品を販売しているベンチャー企業です。

箱の中には朝と夜の2回使えるよう、洗顔料と化粧水そして乳液が二つずつ入っています。
現在全国70のホテルでこのアメニティを使用しています。
バルクオムは去年から試験的に高級ホテルを中心にアメニティを提供。
その結果、デザインがよく高品質であれば価格が多少高くても受け入れてもらえることがわかったと言います。
バルクオム製品開発部 西村部長
「ちょっとタバコの箱をイメージしてるんですよね。男性にとってすごく馴染みがあるようなもの」
実は現在バルクオムはスキンケア以外のアメニティの開発にも取り組んでいます。
東京竹芝に来年4月に開業予定の高級ホテルメズム東京。
バルクオムはこのホテル専用のシャンプー、トリートメント、ボディソープを納入することが決まっています。
バルクオムとしては初めてとなる男女兼用のアメニティ製品。
バルクオムは自社のブランドをより多くの人に知ってもらうため、来年までに新たに70のホテルへの納入を目指しています。
ホテルのアメニティー異変。
資生堂撤退のワケは。
気になるのがどうして資生堂が撤退したかってところですよね。
入山さん
儲からないから撤退するというのは普通なわけですが、いろんな話を総合してみると実は、今回はそうではなくて好業績だからこその撤退ということのようなんですね。
資生堂では結構それなりにちゃんと好調だったよう。
それ以上に資生堂全体が今売上が好調で、2020年までに売上1兆円目標にしてたんですけど、それも2017年に実現してるんですね。
売上が非常に伸びていて、逆に工場のキャパシティがなくなってきてるんですね。
事業の選別の中で、非常にブランドを強化してますから、BtoBビジネスであるアメニティのところはむしろば撤退しようと。
全体で儲かってるからこそ撤退したということ。
不採算事業ではなかったということは他のこれから参入してくる企業にとってはチャンス。
資生堂だから良かったって部分はあるかもしれませんけど、チャンスは大きいと思います。
THE行列:豪快フルーツサンド
愛知県岡崎市、この小さな駅から歩いてすぐの場所にあるダイワスーパー。
一見普通のこちらのスーパーで売られている。
販売開始の午後2時になるとかごを持ってスタンバイ。

ショーケースにぎっしりと並んでいたのがフルーツサンド。
みかんにシャインマスカット、キウイなど15種類。
真っ二つに切ったフルーツを丸々一個使った豪快なサンドイッチ。
後ろまでフルーツがぎっしり。
あまりの人気にこの日は一人限定7個まで。
一個356円から高いものが1490円もするが飛ぶように売れていく。
このフルーツサンドを開発したのは大山社長25歳。
1年ほど前48年続くこのスーパーを祖父から引き継いだ。
だが当時店は赤字状態。近隣のスーパーも次々と閉店していった。
大山社長
「値段で皆勝負しちゃったと思うんですよね。同じ土台に立っても勝てっこない。何か違うやり方と考えた。」
そんな時思いついたのがフルーツサンド。
生クリームを塗った食パンの上にフルーツを豪快に乗せていく。
なぜフルーツサンドに目をつけたのか。
「ねぎとか大根を70円80円で仕入れたものを98円で売るわけですよ。18円、20円とかの利益しかない世界でどうやってこれからやっていけばいいんだろう・・」
薄利多売の商品ではなく、単価の高いフルーツにさらに付加価値をつけたサンドイッチにして、利益率の高いビジネスを生み出した。
客へのおもてなしも豪快。
買うと2000円以上する大きなスイカを並んでいる客に振る舞い、スイカを食べられずがっかりしている子供には、メロンまで。
さらに、じゃんけん大会。
買った人は一番高い1380円の高級マンゴーサンドをこの場で食べられる。
これを見ていた客、ついつい買いたくなってしまう。
先ほどじゃんけんで勝った男性も、フルーツサンドを2人で14個も購入。
860個用意したフルーツサンドは4時間で完売した。
豪快に客を楽しませ豪快に売る店には今日もファンが増えていく。
「周りの人は面白そうだなって思ってくれたり、応援してくれると思うんですよね。100億円企業まで成長させたいと思ってます」
キリン ファンケル株33%取得。
「私が突然死んだら」
キリンホールディングスは今日、健康食品や化粧品などを手がけるファンケルと資本業務提携を結んだと発表しました。
キリンホールディングス 磯崎社長
「ファンケルはキリンホールディングスの持分法適用会社となる予定です」
キリンホールディングスが1293億円でファンケルの創業者である池森会長らから発行済み株式の33%を取得します。
これによりキリンホールディングスはファンケルの筆頭株主となります。
キリンホールディングスと資本業務提携を結んだ理由について、ファンケルの池森会長は次のように述べました。
ファンケル 創業者 池森会長
「私は今年82歳になりました。私が突然死んだらファンケルはどうなるんだろうと真剣に考え続けてきました。ファンケルの将来は私がしっかり判断できるうちに、社員と役員にとって最良と思える道筋をつけることが私の真の責任」
キリンは今後ファンケルとサプリメントやスキンケア商品などを共同開発し、健康分野の事業を強化します。
キリン×ファンケル 両社の狙いは?
入山さん
これはズバリ「サントリーに追いつけ」ということだと思いますね。
ビールメーカーというのは各社とも健康食品事業に力をいれているんですが、この市場では長い間圧倒的に一位なのはサントリー。
それに対してはキリンは後塵を拝していたんですが、今年に入って傘下の協和発酵バイオを子会社化するとかしてるんですけど、まだまだサントリーに距離がありますので業界6位のファンケルと資本提携をしてサントリー追いついて行こうということだと思いますね。
山川さん
創業者の池森さんは実は、もう十数年前から大企業に対するの株の売却って検討していて、私が知る限りでも複数の大手食品メーカーだとかフィルムメーカーだとか交渉してるんですね。
最終的に残ったのがキリンということだったと思うんです。
家族親族、生え抜きのね、ただ私はやっぱりあの今回そういう意味では、「事業承継に一石」を投じたと思ってるんです。
ファンケルは一部上場企業ですので、ある意味社会の公器とも言えるわけですね。
ですから自分が作った会社を一番発展できるのがキリンだと判断すればそういう承継のあり方もあっていいんじゃないかなと思います。
郵便「土曜配達」取りやめへ
総務省の有識者会議は今日、郵便の土曜配達廃止を提言する報告書案をまとめました。
またこれまで3日以内としていた普通郵便の配達日数を4日以内に緩和することを容認しています。
経営悪化が続く日本郵便の業績改善と働き方改革を進めるためのもので、これらを盛り込んだ郵便法改正案が成立すれば、来年秋にも土曜配達は廃止される見通しです。
広島原爆の日
原爆投下から74年、広島は今日原爆の日を迎えました。
平和記念公園で開かれた式典には被爆者やその遺族などおよそ5万人が参列しました。
安倍総理大臣は式典後の会見で核兵器禁止条約について、現実の安全保障の観点を踏まえていないとし、条約の署名と批准に否定的な考えを改めて表明しました。
スマイルシンデレラ凱旋。
「東京五輪で金とりたい」
全英女子オープンで優勝した渋野日向子選手が笑顔で凱旋しました。
会見では聞いているこちらもつられて笑顔になってしまう渋子節が連発です。
日本人として42年ぶりに海外メジャー制覇という偉業を遂げたプロゴルファーの渋野日向子選手。
海外メディアにスマイルシンデレラと賞賛された彼女を一目見ようと、羽田空港にはおよそ300人のファンが詰めかけました。
その後の会見で笑顔の力について聞かれると、
「りきむのはミスショットに繋がると思うので、最終日最終組でも笑ってられるのは強さの秘訣なのかもしれないです。世界でも笑顔は共通なんだなと思ったので笑顔で努力すれば結果に出ると思った。」
この渋野選手人気にゴルフ関連市場も盛り上がりを見せています。
渋野選手と5月にウェア契約をしたばかりのビームスでは、優勝が決まった最終日に着ていた白いポロシャツなど試合中に着ていた全てのシャツが昨日の午前中に完売。
ここまでの反響はこれまでなかったといいます。
上野のシャンシャン
上野動物園のジャイアントパンダ、シャンシャンの最新の様子が今日報道陣に公開されました。
体重が60kg超え、食事は笹が中心ですが親と同じようにりんごやニンジンも食べるようになりました。
7月下旬から暑い日は冷房の効いた部屋と屋外を自由に出入りしながら遊ぶ姿が見られました。
アサヒのぞく3社が増収
ビール大手4社の2019年1月から6月期の決算はアサヒグループホールディングスを除く3社が売上高の増収を確保しました。
アサヒグループホールディングスは国内のビールの販売が落ち込み、1年前と比べて2.1%の減収となり売上高は9838億円。
キリンホールディングスは海外の子会社の減損などが響き73億への最終赤字。
サッポロホールディングスは第3のビールなどが苦戦し、8億1000万円の赤字でした。
トレたま:VRで楽しくトレーニング
T.T.File-5069

実際に自転車に乗っている様に周りの映像が動くトレーニングシステム。
VR仮想現実の技術が使われているんです。
バーチャルウィンドウ 佐藤社長
「VRはゴーグルをかぶるのが一般的なんですけど、ゴーグルをかぶらないVRを独自で作った。」
まず頭とペダルの動きをカメラと赤外線センサーで読み取ります。
その動きをコンピューターが解析して前方と左右の壁に投影する映像の角度や景色が流れる速さを変えるんです。
ゆっくり漕ぐと映像もゆっくり。
早くこぐと景色が飛ぶように流れて行きます。
ゴーグルをつけるタイプのトレーニングシステムもありますが、基本的に目隠し状態になってしまうので、周りの人が安全性をケアしてあげないといけない。
ビジネスとしてやる場合はそのケアをするための人件費がかかる。
このシステムを開発したバーチャルウィンドウは去年設立されたばかりのVR専門のベンチャー企業です。
ゴーグルいらずのVRシステムを開発していて、第一弾としてフィットネスのシステムを開発しました。
vFit
価格未定12月発売予定
既存の設備にも追加しやすいので応用範囲も広いといいます。
「基礎的な技術なので、エンタテインメントや不動産、クリエイティブな仕事に使うことを考え始めています。
中国は為替操作国か
世界のマーケットが不安定で、その要因がアメリカが中国を為替操作国に認定したということをですよね。
実際にいるんですか?
入山さん
してると思うんですが、結構意味合いは複雑だと思うんですね。
通常の為替操作ってのは自国の通貨を安くすることで貿易の競争力を高めるっていうのが狙いなわけで、トランプ大統領も元安をやってるんじゃないかっていう風に言ってたわけですね。

しかし一方で、中国側っていうのは、トランプ大統領がうるさく言うのと、急速な元安は資金流出につながりますんで、むしろドルを売って元を買うことで急速な元安を食い止めていたともいわれている。
ところが、そこにアメリカがどんどん関税をかけてくるものですから、中国の輸出産業ってのは悲鳴をあげて、結果的に元安を許容せざるを得なくなって、1ドル7元のところを超えてしまって、そこを「お前為替操作してるだろ。やっぱり」っていう風に言われたわけですね。
ある意味、手玉に取られたみたいなところもあるかなと思ってまして。
貿易だけでなく為替でも攻撃をされている状況だということでということですね。
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