WBS 2019/2/21(木)

血管が作られ血流が回復する。
日本初の遺伝子治療薬販売へ

21日、遺伝子薬が国内初承認へ
アンジェスの株が午前中から上昇し、ストップ高。16%上昇。

アンジェス山田社長
抹消まで血液が流れなくなって、途中で血管が止まっている患者がいるが新しい血管ができ、抹消まで血液が流れるようになる。
メスを入れることなく新しい血管を作るのが大きなコンセプト。
血管が新生して血管が流れるところまで観察している。
ベンチャーはリスクを覚悟してやるので、アンジェスだからできた。

糖尿病患者などの中には病状の悪化で血管が細くなる人がいるが、今までは手術で新しい血管を作っていたが、遺伝子治療薬では遺伝子の働きにより新しい血管が作られ血流が回復する。
すでに治療をした人は歩けるようになった人も。正式な承認を経て早ければ6月にも販売の予定。

サムスン“折り畳みスマホ”サムスン発表
中国メーカーとの競争激化

世界のスマートフォン出荷台数シェア(IDC調べ)
2018年:前年比
サムスン(韓):20.8% -0.9
アップル(米):14.9% +0.2
ファーウェイ(中):14.7% +4.2
シャオミ(中):8.7% +2.4
OPPO(中):8.1% +0.5

サムスンは中国勢の低価格に押され苦戦している。

発表会のある場所はアップルもかつて新製品を発表した場所で意識した格好で、
来週スペインである大型の見本市で新製品を発表するのが恒例だが、今回時期をずらし単独発表に踏み切った裏にはライバルに先駆けて注目を集める狙いがありました。

サムスンが発表した「ギャラクシー・フォールド」はスマホ型は4.6インチ、広げたタブレット型は7.3インチ。
同時に3つのアプリを起動可能
価格は1980ドル(約22万円)と一般的な最新機種の2倍。
4月26日から順次発売

折り畳みスマホでも中国勢が先行

去年10月中国ベンチャー企業が世界で初めて発表してる。

シャオミも試作品の動画を公開している
ファーウェイも年内の発売を目指している。

サムスンは10周年を迎えた基幹モデルを発表。5Gに対応。
ほかのメーカーでは採用していない超音波式の指紋認証で立体的に認証するためセキュリティが向上している。
価格は899.99ドル~(約10万円~)と高価格帯で、3月8日から順次発売

サムスンは安さでシェアを拡大する中国製に高機能を武器に囲い込みたい考え。

ファーウェイなど中国勢は排除の方向もあり、サムスンにとっては追い風に貼る。

サムスン重要視しているのが、新興国市場。

もう一つサムスン重要視しているのが、新興国市場。
その中でもインドは伸びており、2018年の出荷台数は1億4230万台と過去最高を更新。
ただ、そのインドでもシャオミにシェアを奪われている。
サムスン22.4%、シャオミ28.9%
と去年シェア1位の座を奪われている。サムスンは低価格帯の製品も投入しシェ拡大を目指していく。

百貨店売上高減
“爆買い”失速の背景に中国新法

日本百貨店協会が21日発表した1月の百貨店売上高は、2.9%の減少で3か月連続の減少となった。
特にインバウンドの売り上げは1月が7.7%減。まとめ買いが減った印象を持っている店が多い。2年2か月振りに前年割をした。

これまでは日本で購入し、中国で転売する代理購入(代購)も含まれていた。
本来はこれには付加価値税・輸入関税・法人税がかかるが、代購の多くが納税しなかった。

先月1月に中国が施行したEC法(電子取引法)はすべてのネット通販業者に登録と納税を義務付け、違反には制裁金などの処罰が課される。
代購にとって税金がかかるためうまみが減るため爆買いにブレーキがかかった。

とはいえ、個人の購買意欲は落ちているわけではなく、そごう西武池袋本店では自動翻訳機を50台導入に加え自動免税機も入れることでスピーディなサービスを提供できるようにした。

代購業者に卸している貿易会社では、昨年8月から注文が大きく減っている。
去年夏以降、政府の締め付けを懸念した代購業者から発注が激減。
さらに中国で納税が厳密化され利益を確保したい代購業者から値下げを要求も。

アルビオン  買いやすい環境を整備。

アルビオンは日本の化粧品ブランドとして中国では1,2を争う人気がある。
中国人に人気の商品「スキンコンディショナーエッセンシャル」は8500円。
爆買いは減ったものの訪日中国人は増えていることから、羽田のほか関空や成田(期間限定)にも出店し買いやすい環境を整備。

代購以外の販売ルートを模索する日本企業も
日本企業はアリババに活路。

アリババLSTでは、中国の小売店向けサイトに商品を掲載、アリババの配送網で地方にも商品を届ける。
期待を寄せるネスレ日本高岡CEOは「桁違いの需要をだれがとるかによって世界の中の優劣が決着する」

山川キャスター
中国こそ、データベースマーケティングが大事に
中国では、データが勝負。
アリババのBtoBプラットフォームは画期的で、中国の地方のパパママストアが130万店登録している。
こことつなぎ、しかもマーケティングデータを日本企業に提供されるのはとても画期的。
これからはデータ分析で汗をかき、商品改良・販売促進を続けるところが成功につながると思う。

入山さん
お手本の企業はカルビー。何年か前から転売に気づき、チャンスだと思い積極的に乗り込んでいった。
2017年にはアリババと直積取引をはじめ、そのほかにも

Calbeeの越境EC攻略法
①北海道ブランドを訴求
 └中国人は北海道にすごいブランド価値を持っているため、中国向け製品の工場を北海道に作った。パッケージでも訴求。
②上海に越境EC会社
③体験型イベント
 └顧客のブランド価値を徹底的にやっている。

こういうことがあるから中国での越境ビジネスがうまくいっている。
EC法が変わったから受け身で変わるというより、ちゃんと戦略を持ってやっていくことが大事。

医療分野で注目される
広がる“治療・診断アプリ”

東北大学とNTTドコモは「歯周病」を発見するアプリを共同開発すると発表。
医師が歯周病と判断するときの特徴や患者の画像データを学習したAIが歯茎の形や色から歯周病の可能性を判定。
東北大学が持つ症例データにドコモが持つ画像解析技術を組み合わせた
そのほか医師が使う想定で口腔がんのリスクを判定するアプリも開発予定。
2022年度の実用化を目指す。

日本で初めての“治療用アプリ”

医療系ベンチャーのキュア・アップでは、ニコチン依存症治療アプリとして「CureApp禁煙」。
日本で初めての“治療用アプリ”としての薬事承認を目指している。

一般的な禁煙外来では3か月に5回で、通院と通院の間は医師から直接のサポートは受けられないので、アプリではアドバイスを日々の生活状態に伴い自動で提案してくれる。
アプリを併用した場合禁煙成功率が20%ぐらいは高くなっている。間を埋めてくれる働きも大きい。

マック次期社長に日色氏

3月27日より日色保上席執行役員が社長に昇格。
サラ・カサノバ現社長は会長就任へ。
日色氏はジョンソンエンドジョンソン日本法人社長を務めた経験がある。
人材投資に力を入れる。

東芝メモリ9月にも上場

日本政策投資銀行から最大3000億円規模の出資を受けアップルなど保有の優先株を買い戻しへ。
東芝メモリは経営不振に陥った東芝が、18年6月に米ベインキャピタルを軸とする関連企業に約2兆円で売却。

入山さん
株主構成の変化が気になる。
現状は投資ファンド>東芝>HOYA+アップルなど と多様な株主がいる。どこがグリップを聞かせているかというと投資ファンド。
ところが、上場すると投資ファンドは利益を確定させたいのでどこかのタイミングで売却していくことになるので、今度は政策投資銀行(DBJ)が入ってきたときに投資ファンドの代わりにだれが全体をまとめるのか。
半導体は機敏なタイミングで大胆な投資をするのが何より重要なのでそこに懸念はある。

はやぶさ2明日朝着陸へ

投下開始が約5時間遅れるも、明日午前8時頃の着陸を目指し効果スピードを速める。

中朝国境に異変!不足するあるものとは

北朝鮮と国境を接する中国遼寧省丹東。両国の貿易額の7割以上の取引をする貿易の中心地。
国連の経済制裁で半減したというが、物流は盛んに。
制裁対象外の家電や家具は北朝鮮で進むマンションの建設ラッシュで激増している。

街の北朝鮮レストランも通常営業。出てくる料理は制裁対象の海産物。

北朝鮮と密接に結びつく丹東。

来年開業する「経済貿易ビル」
税関施設や新たな中朝国境の端に近く、貿易業者から人気を集める。
供給が追い付かず、オフィス不足。
27,28日の米朝首脳会談後は市内のオフィス価格も倍に高騰するとのうわさ。

北朝鮮との貿易を行おうと企業が集中し、価格が8割も高騰し、深刻なオフィス不足になっている。オフィス不足に人口増。

米中摩擦で売り上げ激減、北朝鮮に熱視線

通商摩擦が長引く中、アメリカ向けの貿易で稼いでいた地域から業者がやってきているという。
建設中の流通市場。20万平方メートル=東京ドーム4個分。運営管理しているのは浙江省の企業。

アメリカとの貿易額でトップ3に入る浙江省。

北朝鮮向けでは、日用品の需要が多い。
北朝鮮向け輸出で日用品などの商品は関税面で優遇されている。
とある企業では北朝鮮ビジネスの売り上げが1年足らずで全体の約2割になった。

米朝首脳会談を間近にして、経済活動が活発になっている。

FRB 1月の議事要旨公表

資産縮小「年内停止」
FRB(連邦準備制度理事会)は20日、1月の議事要旨公表を公表し、資産縮小の停止は金融引き締めを和らげる効果があり、
先行き懸念する記入市場に配慮したもの。
政策金利は景気が過熱する恐れが低下し、利上げ停止は長引く可能性。
利上げ再開の条件はインフレ率が予想を上回り、予想通りの景気拡大がすれば適切判断。

蛇口からカルピス「カルピスじゃぐち」

アサヒ飲料は東京ドームシティなど5月まで全国9か所で展開される。

トレたま “0円”回収ボックス

T.T.File 4955
従来の回収ボックスは機密処理費用が必要だった。
モニターから広告費をいただく代わりに利用料をすべて無料にしている。
機密処理は専門業者による回収・溶解処理
また、廃棄物の一部からメモなどのノベルティも無料。

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