WBS 2020/6/3(水)
- 2020.06.04
- wbs
- 1. コロナショックどうなる世界経済
- 2. トップ選手が感染 プロ野球再開は?
- 3. 検証東京アラートで街に変化は
- 4. 夜の銀座から悲鳴も
- 5. カラオケ店が脱カラオケ?
- 6. 日本医療最前線からがん治療日本一 第2波に備え
- 7. デジタル改革を社会全体に
- 8. 中国実験参加者が語るデジタル人民元の全貌
- 9. デジタル通貨の開発競争主導権を握るのは?
- 10. 基軸通貨の地位めぐり米中デジタル新冷戦
- 11. アメリカ当局 中国航空会社の飛来禁止検討か
- 12. 新型コロナ関連ニュース
- 13. アメリカ抗議デモ世界に拡大政治的分断も加速
- 14. ユニクロ8年ぶりの原宿店
- 15. サッポロ尿酸値下げる
- 16. コロナが生んだ成長市場
- 17. オーストラリア29年ぶり景気後退へ
- 18. 世界のマーケット日経平均きょうも大幅高
- 19. 堅調な欧州市場に追い風?あすのECB理事会に注目
コロナショックどうなる世界経済
トップ選手が感染 プロ野球再開は?
19日のプロ野球開幕を前に練習試合が行われるはずだった東京ドーム。
今日午後事態が一変します。
プロ野球巨人は今日キャプテンの坂本選手とキャッチャーの大城選手の二人がコロナウイルスに感染したと発表。
こちらは昨日行われた練習試合の様子。
そこにはバッターボックスに立つ坂本選手の姿が。
いつもと変わらない様子でした。
坂本選手と大城選手ともに、倦怠感、味覚障害といった症状は全くないいわゆる無症状です。
巨人は先月下旬、過去に新型コロナに感染したことがあるかを調べる抗体検査を200人を超える選手や監督スタッフに実施。
坂本選手と大城選手を含む四人に交代が確認されたため、昨日の試合後PCR検査を行ったところ二人に陽性反応が出たということです。
二人は都内の病院に入院し、今後の検査で陰性となればチームに戻るということです。
開幕に向けて昨日、練習試合をスタートしたばかりのプロ野球。
活動再開の難しさを浮き彫りにした形です。
日本野球機構は現時点でプロ野球開幕日の変更はないとしています。
検証東京アラートで街に変化は

改めて浮き彫りとなったコロナとの戦いの難しさ。
今日都内では新たに12人の感染が確認されました。

昨日の34人と比べ大幅に減ったものの、東京都が示している営業自粛などの緩和基準は、陽性者の増加費の項目で基準を上回っています。
赤く染まる東京都庁。
東京都は昨日、都民に一層の感染予防を呼びかける東京アラートを初めて出し、注意を呼びかけました。
今朝の品川駅、多くのビジネスマンが仕事へと向かっていきます。

東京アラートから一夜明けた今日、都心の人の動きを示すデータを見ると、東京駅や品川駅などオフィス街の人出はほとんど減りませんでした。
再開したばかりの首都圏の経済活動。
東京アラートの発動で、再び休業へ逆戻りになるのではと不安の声が出始めています。
松屋銀座で今日始まったのが、再開後初めてとなるスーツのセール。
ここでも感染の防止が至上命題となっています。
催事場で扱う商品をスーツに絞ることで、通路の幅を広めにとりました。
新型コロナ対策を立てて開いた催事ですが、東京アラートの発令に戸惑いをあらわにします。
夜の銀座から悲鳴も
接待を伴う高級クラブが多く並ぶ銀座。
都のロードマップではそうした店が営業再開できる見通しは立っていません。
銀座でおよそ1100の店舗が加盟する銀座社交料飲協会。
要請に従って休業している店から悲鳴の声が届いているといいます。
もし急用要請が長期化する場合には、休業補償が欠かせないと訴える考えです。
その一方で店でも独自の対策を進めています。
バーカウンターにあるのは客と客の間で飛沫が飛ばないための透明の仕切り。
客とバーテンダーの間にも透明シートを設置しました。
カラオケ店が脱カラオケ?
休業要請の対象となっているカラオケ店。
なんとか営業するための工夫が始まっています。

部屋には「カラオケできなくてごめんなさい」との表示が。
ここではカラオケ機器の使用を禁止し、個室レストランとして30日から営業再開しました。

東京都のロードマップでカラオケ店はステップ3。
東京都がアラートを出している間はステップ3へ移行しない考えです。
急用要請解除の見通しが立たない中、この店では業態を変えての営業に踏み切りました。
これまで名物のハニートーストを食べに来るだけの客も多く、少しでも売上を上げたい考えです。
ただ東京アラート発令による影響は見通せないとしています。
日本医療最前線から
がん治療日本一 第2波に備え
東京江東区にあるがん研有明病院。
研究所やがん化学療法センターなどと連携した日本一患者数の多いがん専門病院で病床数はおよそ700室。
日本のがん医療の中核を担っている特定機能病院で、一日1800人ほどの外来患者がやってきます。
今回患者と接しないことなどを条件に、舞台裏の取材が許されました。
がん研有明病院で今、新型コロナ対策の陣頭指揮をとるのが大野副院長です。
この日緊急事態宣言解除後初となる会議が開かれました。
議題はコロナ対策のために中止していたがん検診をいつ再開するかです。
危機は突然訪れました
4月19日、がん研有明病院の職員一人が新型コロナに市中感染したことを確認。
医療崩壊の危機に直面したのです。
その最中の4月下旬、最前線で対応にあたる大野副院長を取材していました。
Q:病院の今の状況は?
手術室の看護師さんが、新型コロナに感染してるということがわかりまして、本来であれば濃厚接触者はいなかったんですけれども、院内感染ということに繋がらないように念のために全員117名が自宅待機という風になりました。
職場が普段通りかというと全然そうではないですね。
手術室を担当する女性看護師全員が出勤できなくなるという緊急事態。

当時の全手術室のモニター映像です。
20ある手術室のほとんどで手術を行うことができず、3室しか稼働できない状況になっていたのです。
この緊急事態に決断せざる得なかったのがトリアージ、治療の優先順位の決定です。
大野副院長
「どういう人を待たせてはいけないか、同じがんでもある少しは待っても大丈夫だって、病気の状態によって違う。年齢によっても違うし、どれぐらい診断から待ってるか、患者さんの不安度、全部合わせて順番を決める」
異例のことでしたが、乳がんのようにホルモン療法や薬でがんを小さくし、手術を伸ばすなどの対応をとったと言います。
そして新型コロナ対策として強化したのが、電話診療。
処方箋を発行し、薬を郵送。
「例えば4月にいらっしゃる方には電話をして体調を聞いて、7月に延期できる方は7月の予約を取って、7月に来ていただく。3ヶ月分の薬が必要ですから4月の時点で処方箋を発行して、ご自宅に郵送する。病院に来る感染リスクを減らしたりとか、不安がる方の対応をしてます」
しかし新型コロナの脅威は今も。
取材中、
「入院した患者さんが別件でCTを撮ったら、コロナの可能性がありと。こういうのが今から先、緩んで普通通りになり、入院して熱があるとか、咳が出る、CTとってみたらこれコロナじゃないの?って」
その後患者は陰性と判明しましたが、CTスキャンによる感染者疑いは5%に達し、緊張の日々が続いています。
手術室は現在20室フル稼働していますが医療崩壊を防ぐ第2波への備えとは。
「今後も続く感染の危険性の中で、どういうふうに医療をシステムごと変えていくか。フレキシブルでかつ、治療はしながらも感染の危険性を減らすという、この2つのことを両立しないといけない。」
デジタル改革を社会全体に
早稲田大学ビジネススクール教授 入山章栄さん
本当にまさに社会全体が変革を迫られてるんだと思う。
デジタルトランスフォーメーション。
DXっていいますけど、例えば今回の医療でいくと感染症専門のお医者様に伺うと、一番課題になったのが医療機関と保健所と自治体を一体にしてつなぐデジタルシステムがなかったことなんですね。
そうすると、感染したの情報が医療機関に未だに保健所にFAXで診断結果が送られているので、それは現場で大変な負担になってます。
PCR検査数が少なかったり、数字が間違うようなことが出てきたと。
厚労省が5月になってデータをオンラインで共有するシステムをつくるということは言ってるんですけど、まだまだ本格的じゃない。
逆にデジタルをうまく活用できてる所っていうのは、コロナをチャンスにして伸びてる会社ってのが出てきてるのも事実。
特にスタートアップ企業で顕著なんですが、例えば最近の新しい生活様式に合わせるために民間企業がデジタルトランスフォーメーションを進めてるわけですけど、それを扱うサービスを提供してるスタートアップは実はものすごい伸びています。
それから食べ物ですね。
我々これからだんだん会社に戻るようになると、テイクアウトが必要なわけですけど、事前にテイクアウトを予約するITサービスも伸びています。
ですから社会全体が上手くデジタル化をしていく、まさに重要な局面にある。
中国実験参加者が語る
デジタル人民元の全貌

今週中国のネット上に流れたある動画。
女性が使っているのはデジタル人民元のアプリ。
中国当局が秘密裏に開発したもので、映像が出回るのは初めてです。
アプリの画面には毛沢東の肖像や78元と残高らしき数字も出ています。

さらに、流出した画像からはアプリにどんな機能があるかが見て取れます。
アイコン出てまして4つの機能があるというのがわかります。
中国の中央銀行である中国人民銀行は先週、このデジタル人民元アプリの運用実験を全国5カ所でスタートしたと公表。
実験は非公開ですが、動画や画像は関係者から流されたとみられています。
実験の参加者に接触することができました。
「情報が漏れないように秘密厳守の書類にサインさせられている」
男性はひと月ほど前、政府系銀行のスタッフからアプリをダウンロードするように指示されたと言います。
「デジタル人民元の口座と普通の人民元の口座の間で、自由に金を動かせる。担当者は競争に勝つためにアリペイより機能が良いと言っていた。」
alipayとは中国で9億人を超えるユーザーを持つスマホの決済アプリ。
店先に張り出されたQRコードをスキャン、
金額とパスワードを入力すれば、数秒で支払いが終わります。
デジタル人民元アプリもQRコード決済機能を備えていますが、alipayと大きく異なる点があります。
アプリの画面の一番右にあるアイコン。
タッチ送金のマークです。

このようにスマホとスマホをぶつけると、電波がない状況でもその場で送金ができるため、いつでもどこでも使える特徴があります。
デジタル人民元を通して中国が狙っているのが人民元の国際化です。
デジタル通貨の開発競争
主導権を握るのは?
現在、貿易など多くの国際取引の支払いには米ドルが使われています。
利便性の高いデジタル人民元を開発することで、米ドルに対抗したいとの思惑があるのです。
しかしデジタル人民元には強力なライバルがいます。
アメリカのFacebookの主導するデジタル通貨リブラです。
リブラは世界中に26億人のユーザーがいるFacebookでの利用を想定していて、実現すれば世界最大級のデジタル通貨となります。
中国としてはリブラに遅れを取るまいと、デジタル人民元の開発を急いでいるのです。
デジタル通貨を巡る動きは日本でも。
日本銀行は今年、ECBヨーロッパ中央銀行などと共同でデジタル通貨の研究を行うことを表明。
日銀が発行するデジタル通貨、いわゆるデジタル円の投入も夢物語ではなくなってきました。
さらに今日、民間からもデジタル円を後押しする動きが。
今日発足したデジタル通貨勉強会。
メガバンク3行や電子マネーSuicaを発行するJR東日本などが参加し、キャッシュレス決済サービスの標準化などを議論します。
さらにオブザーバーとして日銀や金融庁も参加。
日銀がデジタル円を発行する場合の課題なども議論される見込みです。
基軸通貨の地位めぐり
米中デジタル新冷戦

滝田さん
国家プロジェクトだって言うとはっきりしてるわけですよね。
どういうことなのかというとまさに中国のリアルのお札をデジタルの世界に持ってきてるんだってそういうメッセージなんですよね。
国家プロジェクトということではっきりしてるんですよ。
2022年北京で冬のオリンピック開かれるじゃないですか、それまでにデジタル人民元を本格化させようと、そういう壮大な狙いがあると思います。
デジタルっていうところがポイントで、どこでいつ誰がどういう風に使ったかていう情報も中国は得ることができるようになる。
まさにデジタルの世界で、アメリカと中国の冷戦が本格化して、その舞台といってもいいと思うんです。
アメリカなんですけどもリブラですね。
じゃあ日本はどうかってことなるんですけども、今まではちょっと出遅れ気味だったんですけども、そわそわしてきたんですね。
日銀や財務省そして金融庁なんですね。
今日出てきた勉強会なんですが、旗振り役が財務次官だった方が社長を務めたIIJ系の企業が旗振り役をやってると。
結構ちょっとこれは本格的に出てくるなって感じはしましたよ。
アメリカ当局 中国航空会社の飛来禁止検討か
ロイター通信はトランプ政権が、中国の航空会社のアメリカへの運航を16日から禁止することを検討していると報じました。
中国側もアメリカの航空会社の中国便の運航を認めておらず、その対抗措置だと思われます。
新型コロナ関連ニュース
日本国内の感染者数は30人増え16968人となりました。
回復した人の数は121人増え14756人となっています。
亡くなった人の数は4人増え907人となりました。
旅行客ではなく貨物を乗せて飛び立ちました。
日本航空傘下の格安航空会社ジップエア東京は今日、貨物専用便として初就航しました。
当初、成田バンコク線で旅客便を運航する予定でしたが利用が見込めず貨物便に変更しました。
アメリカのジョンズホプキンス大学によりますと、新型コロナウイルスで死亡した人は世界で38万人を超えました。
死亡者はこの三日間でおよそ1万人と被害は今も世界で広がっています。
鹿児島県は学校給食向けに新型コロナの影響で消費が落ち込む地元の和牛の提供を始めました。
来年2月まで最大44頭提供します。
ビデオ会議事業で売上が2.7倍となりました。
ビデオ会議システムのZOOMVideoCommunicationsの今年2月から4月期の決算は、売上高が1年前に比べておよそ2.7倍。
純利益はおよそ137倍と大幅な増収増益となりました。
在宅勤務や遠隔授業などで需要が急拡大し、3月以降ユーザー数が急増しました。
また5月から7月期の売上高見通しも市場予想を大きく上回りました。

靴が適切な距離を教えてくれます。
つま先の長いこの靴、ルーマニアの靴職人が販売を始めました。
お互いに靴を履いていれば、1.5Mの距離を保てるということです。
価格はおよそ12000円で、歩きにくそうではありますが、すでに5足注文が入っているということです。
およそ2か月半ぶりに再開しました。
AppleStoreは今日から全店で営業を再開しました。
当面の間は正午から午後8時までの短縮営業で、入店前に検温を実施するほか、マスクの着用などを呼びかけます。
アメリカ抗議デモ世界に拡大
政治的分断も加速
事件から8日目。
大規模な抗議デモは全米各地で収まる気配がありません。

片膝をついて拳を突き上げ、黒人への暴力に抗議する人々。

橋の上では数千人の人々が黒人男性が押さえつけられた時と同じ姿勢に。
息ができないと訴えます。
さらに、世界中に広がりを見せています。
一部が暴徒化し、略奪や破壊行為が行われてきた抗議デモ。
しかしここにきて様相は一変、デモの大半は平和的に行われています。
平和的な行動を。
亡くなった黒人男性の遺族の訴えがデモの形を変えつつあります。
人種差別問題に端を発した今回の抗議デモ。
しかしトランプ大統領は
「極左集団が暴れていて、ニューヨークは制御が効かなくなっている。今すぐ暴動を止めろ」
極左集団が暴徒化しているとして強硬姿勢を崩してません。
アメリカ軍およそ1600人を首都ワシントンの周辺に待機させるなど、軍隊の派遣も辞さない構えです。
さらにトランプ大統領は11月の大統領選挙でライバルとなる民主党のバイデン前副大統領について、極左集団に支えられていると主張。
大統領選を睨んだ政治的対立の場へと姿を変えつつあります。
大統領選に向けてアメリカの政治的な分断が一層深まりそうです。
ユニクロ8年ぶりの原宿店
ユニクロは5日にオープンする原宿店を今日報道陣に公開しました。
リアルとバーチャルの融合を掲げる店内には、240台のディスプレイが設置されていて、ユーザーから投稿された着こなし写真を見て、気に入った商品の画面をタッチすると売り場の位置や、似た商品を検索することができます。
また様々なアーティストなどとコラボレーションしたTシャツブランドUTの世界最大規模の売り場も設けられ、店舗の目玉としたい考えです。
サッポロ尿酸値下げる
サッポロビールは今日、痛風を引き起こす尿酸の値を下げることを明記した機能系のノンアルコールビールうまみ搾りを23日に発売すると発表しました。
マグロやカツオなどに含まれる体内から尿酸を排出しやすくする成分、アンセリンを配合し、機能性表示食品として売り出すことで健康意識の高まりによる消費者の需要に応えたい考えです。
コロナが生んだ成長市場
入山さん
ノンアルコールビールの市場がこれから伸びるのではないかと見ています。
その背景というのはズバリ、後ろ指刺されない需要。
SocialDistanceだからこそ生まれてきた新しいマーケットだという風に私理解しました。
ビジネスパーソンが在宅で飲むことを意識している。
コロナ前って、ノンアルコールビールを昼休みにオフィスで飲んでいいのか、でもやっぱ駄目なんじゃないみたいな議論がありましたよね?
ノンアルコールだけどオフィスだと後ろ指さされるんじゃないかと。
在宅になったからこそ、お昼でも休憩時間とかに気軽に飲めるようになってきてるわけですね。
同じようなことが筋トレなんかも、お腹につけるようなやつあるじゃないですか。
オフィスなら後ろ指刺されるけど、在宅なら刺されない。
この辺りのマーケットって伸びてくると思う。
オーストラリア29年ぶり景気後退へ
今日発表された今年1月から3月期の実質GDP国内総生産は前の3ヶ月と比べて-0.3%となり9年ぶりの減少に転じました。
新型コロナ対策で経済活動が制限されたことに加えて、大規模な森林火災が響きました。
オーストラリアは今後もGDPの減少が続くと見込まれることから、景気の後退は避けられないものとを見られます。
世界のマーケット
日経平均きょうも大幅高

経済活動が再開されることへの期待から日本を始め、アジア各国では軒並み上昇しました。
ヨーロッパは午後11時現在、各国いずれも上昇しています。
ドイツ・フランス・イタリアは2%以上の上昇です
さきほど発表されたアメリカの民間雇用報告で雇用者数の減少幅が市場の予想よりも小幅にとどまったことから、ダウは300ドル以上の上昇となっています。
およそ3ヶ月ぶりに26000ドルを回復しています。
現在ドル円相場1ドル108円70銭台で推移しています。
堅調な欧州市場に追い風?
あすのECB理事会に注目

滝田さん
今ヨーロッパに注目。
明日ヨーロッパ中央銀行の理事会が開かれるんですけど、追加の金融緩和するんじゃないかと思うんですね。
一方で欧州連合は、弱い南ヨーロッパの国々財政支援してますので、ECBとEU併せてユーロを支えている、そういう構図だと思います。
追加緩和はイタリアなどの国債を買うという格好での追加緩和になると思うんですけど、ただし、障害が1個あります。
F4と言われてる倹約4カ国ですね。
オーストリア・オランダ・スウェーデン・デンマークのけちん坊の4か国が駄目だと言うかもしれない。
そうすると南ヨーロッパの国ちょっと困っちゃいますんで、果たしてこの構図がどうなるかというのが注目点だと思います。
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