WBS 2020/11/18(水)

NEXT STAGE 経済再起動
全国感染者2200人超

新型コロナウイルスの感染拡大の勢いが増しています。
今日全国で新たに感染が確認された人の数が初めて2200人を突破し過去最多を更新しました。
東京都でもこれまでで最も多い493人の感染が確認されました。

医療現場では重症化を食い止める新たな治療法が効果を生んでいる一方、一部では感染者急増による逼迫も起き始めています。
感染の拡大が再び東京に押し寄せています。

今日東京都で新たに感染が確認された人は493人。
8月1日の472人を上回り、最多となりました。
重症者数は39人と依然高い水準です。

これまで感染者が最も多かった8月1日と今日の感染者を世代別に見てみます。
8月の時点では30代以下の感染者が全体の3/4を占めていましたが、今日は幅広い世代に感染が広がっていることがわかります。
中でも40代、50代の一日当たりの感染者数は89人・66人とそれぞれ過去最多となっています。

感染経路を見てみるといわゆる夜の街関連が8人、会食が12人でしたが、家庭内が79人、職場施設内は86人となっています。

東京都は新型コロナの感染状況について4段階で示している警戒度を最も高い「感染が拡大している」に引き上げる方針です。
明日のモニタリング会議を踏まえて最終判断します。

日本医師会の中川会長は強く訴えます。
「コロナに慣れないでください。コロナを甘く見ないでください。今週末は三連休が控えています。11月23日は勤労感謝の日ですが国民の皆様には是非秋の我慢の3連休としていただきたい」

感染者はどこまで増える?

今日開かれた衆議院厚生労働委員会。
政府の新型コロナ対策分科会の尾身会長はこう警鐘を鳴らしました。

「このままいくと国民の努力だけではコントロールすることが難しく、さらに強力な対応をしなくてはいけない事態になる可能性がある。今もう一度褌を締め直すこの時期だと私は思っております。」

他にも分科会の関係者からはこんな声が
「東京も1日500人を超えると病床が厳しい。」
「重症者の全国で300人を超えると医療体制は厳しいことになる」

急増する感染者について専門家は、さらなる感染拡大についても厳しい見方をしています。

感染者の急増で日常の行動を変えるかどうか街の人に聞きました。
コロナ禍の中の生活が長くなる中、強い規制がない限り生活を大きく変えるのは難しいとの声が多く聞かれました。

再び時短要請はある?ない?

こちらは今夜7時半頃の東京新橋駅前の様子です。
上は同じ場所で感染者が急増していた8月初旬の様子。
比べてみると今夜の方が人出が多い印象です。
感染者が増える中、飲食店にとって気になるのが営業時間短縮の要請が出るかどうかです。
10種類以上の餃子を提供するこちらの居酒屋。
売り上げがようやく例年レベルに戻ってきていたといいます。
感染対策のため、この冬は寒い中でも店の扉を開けぱなしにして営業を続ける考えですが、先行きの見えない状況に不安を隠せません。

飲食店に再び営業時間の短縮を要請するのか。
東京都の幹部は。
「会食が感染拡大の原因の一つであることは否定できないが、営業時間短縮の効果とマイナスの影響を比較する必要がある。」
「まだやるべきことは残っていて、すぐに時間要請をする状態ではない。」

全国の新たな感染者数は今日初めて2200人を超えています。
東京都の他、埼玉・神奈川・長野・静岡の県で過去最多を更新しています。
菅総理大臣は今夜、西村経済再生担当大臣や田村厚生労働大臣と会談し、爆発的感染拡大を防ぐよう全力を挙げて取り組むようにと指示しました。

2つの治療法が重症化を抑制

感染の再拡大で懸念されるのが重傷者の増加です。
重症患者の命を救う上で最後の砦と言われているのが人工心肺装置エクモです。
東京医科歯科大学病院では現在、重症患者7人のうち2人がエクモでの治療を受けています。
エクモとは患者の体内から酸素が少なくなった血液を取り出し、酸素を体に送り戻す装置。
肺の機能が大幅に低下し、通常の人工呼吸器では回復が望めない重症患者に用いられます。

このグラフは全国でエクモを装着している患者の数の推移。
1日の感染者数が1500人を超えることもあった夏場に急増しました。
しかし今月に入り感染が拡大しているにも関わらずエクモの装着数は横ばいです。

エクモの装着に至る前に試みる二つの治療法が定着したと言います。

一つは伏臥位療法。
腹臥位療法とは患者をうつ伏せにすることで背中側の肺への圧迫を減らし背中側の肺を膨らます方法です。

もう一つが一酸化窒素吸入療法。
人工呼吸器を用いる際に一酸化窒素を吸入させることで肺の血管を拡張し、酸素を取り込みやすくする治療法です。
4月の感染拡大期には人工呼吸器での回復が見込めない場合はエクモの装着に移行するしかありませんでしたが、新たな治療法が定着したことでエクモに移行する前に回復する患者が増えたと言います。

救える命は増えてきましたが同時に治療にあたる人員や作業量も増えています。
感染者の急増で既に医療現場の逼迫は始まっていると訴えます。

近場で年越し、初日の出フライト人気

感染拡大が止まらない中、1か月半後に迫っているのが年末年始の休暇です。
毎年多くの人が実家や海外旅行などに出かけますが、多くの人が近場で年越しをするという異例の年末年始。
その需要を捉えようと企業も動き出しています。

毎年恒例、飛行機から富士山越しの日の出を見る初日の出フライト。
富士山の周辺を回り元の空港に戻るというツアーです。
日本航空は今日から予約の受付を開始。
全日空は明日まで予約を受け付けていますが、例年以上の人気になっているといます。

ANAセールス 国内旅行事業部 大倉さん
「15倍から20倍近い倍率。予想を遥かに上回るような予約状況。」

人気の高まりに対応するため全日空は今年このフライトに国際線で使っていた大型機を投入。
用意した席は去年の150席から550席にまで増やしました。

近場で年越し、おせちも好調

近場の年越しに期待を寄せているのが正月の定番おせちです。
先月からネット予約を開始した松屋銀座では、例年より少し高めの4万円から5万円代の高級商品の予約が順調です。
海外旅行などにいけないぶん少し贅沢をしようという人が多いようです。

コンビニでもファミリーマートも先月からおせちの予約の受付を開始。
取り扱う24種類の中で一番人気は名古屋の老舗仕出し料理店が監修したもの。
価格はおよそ15000円です。

そしてこちらのおせちは全く同じお重が二つ並んでいます。
感染対策を意識した商品も人気です。
これまで本格的に予約が入り始めるのは12月に入ってからでしたが、今日時点での予約数は去年の同じ時期の1.3倍と手応えを感じています。

一方近場の年越しが逆風となるのがホテル業界です。
ミシュランガイドブックに掲載されている二つ星ホテルの龍名館東京
モダンな空間に和のテイストを加えた客室が特徴です。
毎年11月には年末年始の予約が埋まり始めますが、
「今年は昨年と比べますとまだまだ3割弱というようなところでございます」
宿泊は厳しい状況ですが、好調なのはおせちレストランです。

毎年三が日にはビュッフェ形式で提供するおせちが人気を呼んでいましたが、今回はアワビや海老数の子など縁起物を入れたお重がコロナ対策として一人一人に提供する形に変更。
17種類のおせちとお雑煮などはおかわりができて食べ放題となっています。
ビュッフェ形式より手間がかかる分、値段は去年より1500円高いひとり5500円、それでも予約は好調です。

「1月1日はすでに満席で、2日も残り一枠となっております。もしかすると例年より少し早いペースであの満席になってるかと」

政府は全国的に急拡大している感染への対応を議論する分科会を明後日は20日に開きます。
分科会のメンバーの一人は今日、東京や北海道・大阪・愛知などを念頭に流行が広がっている地域への不要不急の移動の自粛や営業時間の短縮が必要だと提言することはあり得ると話しました。

アメリカファイザーのワクチン
有効性95%の最終結果

製薬大手ファイザーは先ほど、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて臨床試験で95%の感染予防の効果があったとの最終結果を発表しました。
65歳以上の高齢患者に限定しても94%以上の有効性を確認したということです。
アメリカのFDA食品医薬品局に数日以内に緊急使用許可を申請する予定だとしています。

リモート正月の盛り上げ方

早稲田大学ビジネススクール教授 入山章栄さん
ファイザーのニュースは光明ですよね。
他にモデルナのワクチンも有効性が高いと言われてますし、アストラゼネカもありますから、各社それぞれ製品の属性が違いますんで、これからはどの会社のものをどのタイミングでどのくらい手に入れるかということが焦点になってくるかなと思いますね。

Q:これまでのお正月とは違ったものになりそうですがそこに商機もあるんだとか?

私はキーワードの一つはお揃いおせちだと思ってる。
リモートで飲み会をやることが出てきたじゃないですか。
弱点が同じもの食べれないんですよね、離れてる人が。
ちょっと盛り上がりに欠けるわけです。
今回コロナでおそらく多くの人が帰省できないので、例えば都会の家とご実家なんかで同じおせちを提供するというサービス、お揃いのおせちを百貨店が提供するになってきてまして、一緒においしいねってやるということですね。
明日飲み会やろうと言うとできないんですけど、おせちというのは一月一日に食べると決まってますから、各社さんも準備できて仕込んでるんですよ。
今年の正月っていうのは日本中でリモートで同じおせちを食べながら美味しいねっていうことが日本中で起きるんだろうなと思ってます。
共感性が生まれてくるということですね。

コロナクライシストップの決断
最大の宝、5万人が在宅勤務
#14 日本生命保険 清水博社長

今回は日本の世帯の8割が加入する生命保険で業界最大手の日本生命保険清水博社長です。
長年続けてきた対面式営業をコロナ禍でも新たな形で進めています。

東京駅の目の前にあるのが日本生命東京本部です。

その社内に初心を忘れないよう保管されているのが第1号の保険証券。

Q:その132年の歴史の中でもコロナというのは特別な出来事か?

「そうですね、おそらくこれから5年10年もしかそれ以上経って振り返った時には2020年というのは明らかに転換点だったという風に感じると思うんです」

予想だにしなかったコロナという転換点でトップが下した決断とは。

Q:世界的に広がってきたというニュースを聞いた時はどういうことを思われました?

「これはこれまでの危機とは全く質が異なるものだなという気持ちを強く持ちました。」
「お客様に会える機会が少なくなる、つまりその人と接触することに慎重にならざるを得ません」

Q:どういう決断をしましたか?

「5万人の営業職員を全員在宅勤務」
「新契約の募集を基本的に停止をいたしました。」

7万人の従業員を抱える中、5万人を在宅勤務にする異例の決断。
今年4月から6月期の契約数は前の年より7割減り、17年以来の減収減益に。
そのさなか、舵を切ったのが

「facetofaceとデジタルを融合した今日本生命独自の戦略、これを作ることが重要だというふうに考えてます。」

トップの決断を受けて、現場はすぐに動き出しました。
町田支社でダントツのトップセールスを誇る営業歴28年の吉田さん。
現在、社を挙げて取り組んでいるデジタル化でオンラインでのやり取りが増えています。
その一方、この日も雨の中客のもとへ。
やはり直接会って決めたいという客が多いといいます。
やってきたのは10年以上通い詰めている長い付き合いの会社。
培った信頼で5千万円の死亡保険の契約に至りました。

Q:対面・リアルとネットの融合ができるという意味でもそこが強みになる?

「5万名の営業職員組織、これは日本生命の宝だと思っています。今どこの企業もただ全国に5万名のネットワークを築くことは不可能だと思います。130年以上かかってここまでの組織ができましたものですから、これが一番の日本生命の財産ですし競争力の源泉だと思います。」

そして清水社長がもう一つの宝だというのが1963年に完成した日生劇場です。
およそ1300席を有する幻想的な劇場。
半年間の期間を経て8月下旬再開しました。

「この日生劇場で良質の舞台を提供する、ということは私自身社長として重要な役割責任だと思っております。」

機関投資家として資産運用を行う日本生命、経済回復への道とは
「4-6月を底にして回復をして日本経済は成長を続けると思います。デジタル化の取り組みが社会で幅広く行われることによって二段ロケットのように成長率が将来どこかで引きあがる」

日本経済はデジタル化の広がりで二段ロケットのように潜在成長率に火がつくという見立てです。

「危機を乗り越えて、コロナ前をいかに超える会社になるのか。コロナ前を超えるサービスをいかにお客様にコロナ前を超えるやり方で提供するのか、これを考えるのも人ですし、実践するのも人ですし、しかもその解は現場にしかない。」

このコロナ禍で日本生命は保険料の支払い猶予を設けましたり、貸付を無利子で行ったりするなどの対応をしてきたということです。
その貸付は一旦終了しているんですが、8月末の時点でおよそ800億円に上っていまして、件数でいますと東日本大震災の時の10倍だったということです。
清水社長はコロナの生活への影響が本当に幅広く出ていると実感をしたということでした。

一票の格差、最高裁で合意

一票の格差が最大で3倍だった去年7月の参議院議員選挙は違憲だとして弁護士グループが選挙の無効を訴えた裁判で、最高裁は一票の格差について合憲だと判断しました。
判決で最高裁は格差是正の取り組みが大きな進展を見せているとは言えないと指摘したものの、投票価値が著しい不平等状態とは言えないと判断しました。

抹茶で認知機能の低下抑制

伊藤園は今日、抹茶を使った新たな機能性表示食品を発表しました。
抹茶に含まれる茶カテキンと旨味成分のテアニンに注意力や判断力の精度を高める効果が期待され、認知症につながる認知機能の低下を抑制するとしています。
新型コロナの感染拡大により消費者の健康意識がより高まっていて、機能性表示食品の売れ行きは好調だと言います。

米アップルが手数料半分に

アメリカのアップルは18日、有料アプリの配信事業者に課している手数料について、30%から15%に引き下げることを発表しました。
引き下げの対象となるのは今年の販売額が100万ドル、日本円でおよそ1億400万円を下回る中小事業者で来年1月から適用します。
Appleの配信手数料を巡ってはアメリカ議会などから高額だとの批判が出ていました。

10月輸出0.2%減、下げ幅縮小

財務省が発表した10月の貿易統計速報によりますと輸出から輸入を差し引いた貿易収支は8729億円の黒字でした。
輸出は1年前に比べて0.2%減少の6兆5661億円とほぼ前年並みでした。
アメリカや中国を中心に経済活動が再開され、自動車などが伸びたことが要因ですが、世界的な感染最拡大で先行き不透明感も強まっています。

輸出回復を支える中国・韓国

滝田さん
中国向けと韓国向けが持ち直している。
中国向け10%、韓国向け9%の持ち直し。

中身が気になるところですが、中国向けの半導体製造装置は29.0%増
そして韓国向けで製造装置は46.8%増、さらに半導体電子部品は33.2%増とかなり増えたんですね。

韓国との関係では去年韓国ノージャパン、もう日本のものはいらないと言ってたんですが、やっぱり半導体関連となるとメイドインジャパンが欠かせないってことははっきりしたわけですよね。
経済合理性が貫徹され始めたということで、こういうのはいわば茶柱が立つようなことといっていいんじゃないか。
経済的にも切っても切り離せないということが分かったということです。

新型コロナ関連ニュース

今日国内で新たに確認された感染者の数は過去最多の2203人となりました。
亡くなった人の数は14人、重傷者の数は4人増え現在は276人となっています。

お隣韓国でも感染が拡大しています。
韓国では18日、1日あたりの新規感染者が313人と8月以来の人数となりました。
会社や医療施設などでクラスターが相次いでいて、政府はソーシャルディスタンスの強化を決定しました。
韓国の保健当局は今後2週間で状況が安定しなければ公共交通機関の運行を減らすなど更なる規制強化を検討しています。

およそ3割の人が摂取したくないと回答しました。
開発が進む新型コロナのワクチンについて、日本感染症学会などが意識調査を行ったところ受けたいと思う人は69.2%でした。
既に普及している新型コロナ以外の感染症のワクチンについても受けたいと思うと回答した人は69.1%とほぼ同じ割合で全体のおよそ3割は感染症ワクチンそのものに抵抗感を持っていることが浮き彫りになりました。

ドラッグストアとの競争が激化しそうです。
アメリカのネット通販大手Amazon.comはアメリカ国内で処方薬を自宅に届けるサービスを始めました。
このオンライン薬局では薬の価格が比較できる他、有料のプライム会員が薬を保険適用外で購入する場合、ジェネリック後発医薬品を最大8割引で購入できるということです。

初日の出を見るイベントを縮小します。
東京タワーは毎年2000人ほどが集まる初日の出イベントを来年は上限250人に制限して行います。
入場者が去年より8割減っている東京タワーでは、現在維持管理の費用などを集めるクラウドファンディングを実施していて、1万円を寄付した先着250人に対して初日の出イベントに参加できるチケットを配布します。

スバル、渋谷にAI開発拠点

スバルはAI人工知能の新たな開発拠点、スバルラボ東京渋谷にある野村不動産の小規模オフィスに開設すると発表しました。
IT企業が多く集まる渋谷に拠点をおき、異業種からAI開発に必要な人材をスムーズに確保するのが狙いです。
今後運転支援システム、アイサイトにAIの判断能力を融合させて安全性をさらに向上させたい考えです。

ピーティックス最大677万件流出

オンラインイベントの運営やチケット販売を手掛けるピーティックスは外部からの不正アクセスを受け、今日までに最大677万件の個人情報が流出したと発表しました。
このサービスを利用する事業者の顧客の氏名やメールアドレス、暗号化されたパスワードが盗まれたということです。
埼玉県など複数の自治体でもプレミアム付商品券やイベントのオンライン販売で利用していて今回の事態を公表しています。

川崎重工、手術支援ロボ公開

川崎重工業は医療機器メーカーのシスメックスと共同開発した国産初の手術支援ロボットhinotoriを公開しました。
アームの先端に手術器具が固定されていて、医師は手術室の外から専用のハンドルで遠隔操作することができます。
泌尿器科の腹腔鏡手術の他、消化器外科や、婦人科などの手術にも対応する見通しです。
川崎重工はコンパクトなサイズをアピールして2030年に1000億円の売り上げを目指します。

中国、日豪会談に断固反対

中国外務省は昨日行われた日本とオーストラリアの首脳会談について、中国を理由なく非難したとして強い不満と断固とした反対を表明すると反発しました。
中国の南シナ海への進出や香港問題に対して日本とオーストラリア両国が懸念を示したことが念頭にあるとみられます。
その上で中国の主権と利益を損ない内政に干渉する間違った行動をやめるべきだと訴えました。

進む、オフィスのオープン化

入山さん
キーワードはオフィスのオープン化。
例えばアメリカですと、FacebookやAmazonが若干地価も安いってこともあるかもですが、ニューヨークのかなりいい場所に巨大な建物とかを買っている。
最近の出来事です。
それは社員の交流だけではなくて、社外のさまざまな人たちですとか、ベンチャー企業ですとか、そういった人たちを巻き込む新しい出会いの場を意図的に作ろうとしています。
オフィスのあり方がこれから変わってくる。
単純に会社に通うというよりは新たないろんなプレイヤーとの偶然の出会いを生み出す場所。
そしてイノベーション、新しい事ってのは新しい人と人が出会うことで生まれますので、まさにそういうことを意図的に作り出してるとこですね。
このスバルの拠点もそういう狙いがあるのかなと思っています。
これだけオンラインで人がコミュニケーションになるできるようになったからこそ、新しい出会いはむしろオンライン上でも生まれていますので、実際それで副業なんかも増えてますし、その副業でまた新しい出会いも増えてますから、これからオンライン・オフライン両方でいかに新しい出会いを広げていくかというのがポストコロナ時代のビジネスの非常に重要なポイントかなという風に思っています。

JAL1800億円調達へ
ポストコロナに積極投資

日本航空は今日、最大1826億円を調達する公募増資について新たに発行する株式の購入申し込みを明日から受け付けると発表しました。
日本航空が新たに発行する株式は1億株で売り出し価格は一株1916円です。
調達する資金の総額は最大1826億円で、このうち800億円を次世代航空機の購入に充てる他、150億円をLCC格安航空会社の強化に使います。
日本航空は新型コロナが終息したら直ちにスタートダッシュを切れるようにするとしています。

マーケット情報

日経平均は新型コロナの感染拡大への懸念などで3営業日ぶりに下落しました。
では現在も取引が続いているヨーロッパの株価です。
午後11時15分現在、各国何も上昇しています。
ニューヨーク株式市場、現在の値は128ドルほど上昇、ナスダックは8ポイントほど下落しています。
円相場1ドル103円80銭台から90銭台で取引されています。
円高が進んでいます、およそ一週間ぶりに103円台を付けています。

進化するコロナ対策に潜む壁

滝田さん
まずコロナの入り口なんですけれどもPCR検査で陽性になった場合にCCL17という物差しが出てきたんで、重症化するかどうかの目安をつかめるようになったわけだよね。
そして入院の際にはレムデシビルなどの治療薬をどのタイミングで投与したらいいかだいぶんわかってきた。
重症化した場合の伏臥位療法、そして一酸化窒素を注入するという療法なんですね。
この辺の所って大ニュースだと僕は思うんですよね。

もう一つはやはりコロナワクチン。
喜びたいんですけどね、一点は筋肉注射、皮下注射と違って痛い。
そして2回接種しなきゃいけない。