WBS 2019/7/17(水)

ヤフーVSアスクル
あの人気通販めぐり対立

Yahooは傘下のネット通販大手アスクルの岩田社長の取締役再任に反対すると発表しました。
これに対しアスクルも筆頭株主のヤフーに対し資本業務提携の解消を申し入れました。
背景にはインターネット通販事業での意見の対立がありました。

午後6時、アスクルの本社で記者説明会が開かれました。

アスクル関係者
「独立性の侵害が顕著になった。それらを踏まえてヤフーとの提携解消を申し入れた。」

アスクルの筆頭株主であるYahoo。
45%以上の株式を保有しています。
そのヤフーに対し、アスクルは資本業務提携の解消を申し入れたと明らかにしました。

遡ること今年1月、ヤフーはアスクルの個人向けネット通販サイト「ロハコ」の事業を譲渡するよう申し入れをしました。

そして先月
ヤフーの川邊社長はアスクルを訪れ、ある要求を突きつけました。

アスクル関係者
「岩田社長に対して退陣を要求してきた。当社としては検討したが現経営陣でやっていきたいと伝えた。」

1997年に設立したアスクル。
岩田社長は設立以来社長を務めています。
オフィス用の通販でアスクルを急成長に導き。
2004年には東証一部に上昇しました。
一代でアスクルを繁栄に導いた岩田社長。

これに対しYahooは、岩田社長の取締役再任に反対すると発表したのです。

この背景にはアスクルがロハコ事業で苦戦していることがあります。
アスクルの2019年5月期の売上高は3874億円。
そのうちロハコ事業は513億円を占めています。

しかし2012年のロハコ事業立ち上げ以降、赤字が続いていて前期も92億円の営業赤字となっています。
なぜ赤字事業のロハコをヤフーは欲しがっているのか。

アスクルと同じくネット通販事業を手がけているYahoo。
しかしアマゾンジャパンや楽天に先行されていてテコ入れが急務となっていました。

アスクルのロハコ事業はそのまま部屋に置いても違和感のない、おしゃれなデザインの商品などで女性を中心に人気を集めています。
ロハコを狙う理由についてあるYahoo関係者は。

「今後YahooとしてはBtoC向けの領域を強化したい、BtoBはアスクルさん。BtoCはヤフー。ウチはBtoBがあまり得意ではないですし。」

アスクルに経営改革を促すことで収益の拡大につなげたいYahoo。
果たして対立の行方は。

池袋が変わる。
日本最大のスクリーン。

東京豊島区の池袋駅はJRの年間の乗降客数が新宿に次ぐ、第2位のターミナル駅。
この近くにオープンするのが日本最大のスクリーンを持つ映画館にお洒落なカフェなどが入った新たなランドマークです。
大きく変わろうとしている池袋、その背景と狙いを取材しました。

サンシャイン60のすぐ近くにオープンするキュープラザ池袋
1階には原宿で人気の雑貨店オーサムストア
キャップ890円、ガラススプーン98円などデザイン性の高いオリジナル雑貨を低価格で提供するのが売りです。
その隣にはカフェも併設。オリジナルベーグル352円、フライドポテト180円と雑貨同様に低価格帯に設定。
インスタ映えを意識した内装で若者の取り込みを図ります。

2階は飲食店。
今話題の高級食パンが食べられるカフェも備えます。

屋上には池袋唯一のバッティングセンター。

そして最大の売りは、12スクリーンを備えた映画館です。
日本最大のスクリーンを持つ映画館。
高さ18.9,はマンションの6階に相当します。幅も25.8mと国内最大。
そのため一番前の席では、寝そべらないとみられない。

さらにこちらのシアターは視界270度の3面マルチプロジェクション。
水が飛んできたり、匂いも出てくるシアターです。

この複合施設の開発を手がけた東急不動産は

東急不動産 商業施設開発部 大柴統括部長
「コンセプトはエンターテイメントプラザということで、幅広い世代の方々に来ていただいて体験、新しい商業空間を創出している。池袋周辺エリアというのは大きく変わっていく」

巣鴨プリズンの跡地が・・・
池袋の開発今昔物語

池袋駅は1940年に西武百貨店、1962年に東武百貨店ができました。
ただ開発は駅前だけで周辺には及ばなかったことから、「駅袋」と揶揄する声も。
その池袋の開発の象徴と言われたのがサンシャインシティ。
第二次世界大戦の戦犯を収容していた巣鴨プリズンと呼ばれる拘置所の後に、1978年当時東洋一の高さを誇るサンシャイン60が完成すると、池袋の新たなランドマークとして多くの人が訪れました」

しかし今その印象を聞くと
「いいイメージはない、危ない」
「寄っている人が多いのでちょっと怖いなーって思うよ」

歌舞伎も宝塚も。
文化で池袋を周遊。

かつての開発から40年以上、その後に大規模な開発はなく、2014年には東京都23区内で唯一少子化などが原因で、将来的に消滅する可能性があると指摘されました。

高野豊島区長
「23区唯一ということで大変なショックだったです。あらためて池袋の特色はなんだろうなと。やっぱり特色がない。多様性はあるごちゃごちゃしている。豊島区としての23区の一区であっても特色あるまちづくり自体ができるのではないか」

そこで高野区長が計画したのが国際アートカルチャー都市構想。
豊島区の中心である池袋を特色ある街にしようというのです。

この構想では池袋駅周辺の四つの公園を中心に、文化拠点を作ろうとしています。

こちらは以前区役所があった土地に建設中の文化施設。
映画やライブが鑑賞できる劇場など3つの棟の中に、8つの劇場が入ります。
1300人が入るメインのホールでは歌舞伎や宝塚歌劇団などが公演する予定です。
すぐ隣にある中池袋公園は普段は国内外のアニメファンが多く集まる公園で、劇場のオープンに合わせ改装中。

11月には野外ライブができる劇場が完成する予定です。
こうした文化拠点をバスでつなぎ、街全体を周遊してもらう仕組みを作りたいと言います。

実は豊島区は戦前には、池袋モンパルナスと呼ばれる芸術家たちが集まるアトリエがあったり、漫画家の手塚治虫さん達が巨匠たちが集まるトキワ荘があったりと芸術や文化の地盤っていうのが脈々と今に実は繋がっている。

未開拓の地で勝負。
広くて高級モスバーガー

競争が激しさを増す外食チェーンで新業態の出店攻勢が相次いでいます。
モスバーガーがこれまでより大きな店舗で高級ハンバーガーに乗り出し、餃子の王将はこれまでより小さな店舗で立ち食いに挑戦します。

モスが横浜の桜木町にオープンするのはこちらの店

お店に入ると左側はハンバーガーを販売していて、右側は紅茶やスイーツを販売するカフェになっています。
1000円以上の高級なハンバーガーを取り揃えるモスプレミアムと、紅茶の専門店マザーリーフティースタイル。
別々で展開する二つの店を合体させるモスとして初めての試みです。

さらに新メニューも用意しました。
チェダーチーズとスモークベーコンがサンドされ、モスこだわりのミートソースが溢れるモスプレミアムバーガー。
通常のハンバーガーの1.5倍とボリューム満点です。
クラフトビールも8種類用意、ファストフードではなくレストランして楽しめるメニューを取り揃えます。

店の面積は都心部では未開拓だった広さ。
しかしスタッフは真ん中に設置された厨房を自由に行き来することで、共同で仕込みをしたり、一方の店が忙しい時には助け合うことで、2店舗を1.5店舗分の人員で効率よく回すことができると言います。

またそれぞれの店舗でピーク時間が異なるため、客も効率よく取り込めると見込んでいます。
海外のいわゆるグルメバーガーの上陸などが影響し苦戦するモス。
直近の決算では純利益が9億円の赤字に転落しています。
新業態で新たな客を獲得したい考えです。

狭小時短。餃子の王将。

一方秋葉原の駅ビルに先月新業態の店をオープンさせたのが餃子の王将です。
店内を見ると客の全員が立ち食い。座席はありません。

14坪の店内に入れる客は20人弱とこれまでにない狭さですが、定員の数は商店街などで展開する店舗と比べて半分程度で済み、店作りにかかるコストや時間も抑えられるといいます。
全席立ち食いにすることで客の滞在時間は短くなり、客単価も低くなることも予想されますが、お客様の回転率上げるということで客数を増やして、同じ大きさの既存店と比べても売り上げは取れるという。
昼の混雑時などは1時間あたりの席の回転数が既存店に比べて倍になると見込んでいます。

餃子の王将は新業態店舗のオープンに合わせメニューのオリジナルのものを用意しました。
こちらはチャーシューなどラーメンの具材を使用したかき揚げがセットになったラーメン。

かき揚げラーメン

客への提供時間を短くするため、早く茹で上がる細めんを使用しています。
また看板商品とも言える餃子も、既存店で提供しているものよりもひと回り小さくし焼き時間の短縮を図っています。

地盤である関西ではすでに数多く出店している餃子の王将。
新業態店舗だとターゲットが異なるため、商圏が重なっても客を取り合う心配がなく、狭小空間というこれまでとは異なる出店先を選べることで事業拡大の可能性は大きくなると言います。

外食産業 いま成長するワケ。

広かったり狭かったりとよこれまでとは違う規模のその新業態の店舗を出す動き、久我さんはどうご覧になります?

久我さん
ファストフード今はその業態も多様化していますし、ジャンルも多様化しています。
それだけファストフードをはじめとした外食市場への期待が大きいということだと思う。

外食産業の市場規模

確かに最近外食市場拡大傾向にあるんですね。
景気低迷の中で消費者の節約志向が高まっていったので、市場が縮小傾向にあったんですけれども、景気が上向いてきたっていうことと、共働き世帯が増えた、外国人旅行客も増えたっていうことで、今市場が拡大傾向にある。
これからも拡大していきそうです。それは消費者の意識が食に向いている。

今後のお金の掛け方は?

お金をかけたいものナンバーワンが食べることなんです。年代を問わず1位が食べること。
その他見てみますと旅行、身だしなみ、こういったものにも勝っているということなんですね。
秋の増税を控えていますので一時的にこれから外食を控えるという方もいると思うんですけれど、食全体で見るとまだまだ拡大の余地はあると思う。

世界一ミラーレスカメラ
ソニー画素数6100万

スマートフォンなどに押されて縮小が続くデジタルカメラ市場ですが、その中で唯一伸びているのがミラーレスカメラ。
カメラ各社の生き残りを賭けて挑むこの市場にソニーが新型の高級モデルを投入しました。

α7RⅣ(アルファセブンアールフォー)

「モンスターとなる商品をご紹介いたします」

ソニーがモンスターとを表現したのはα7RⅣ(アルファセブンアールフォー)
ソニーが首位を走る高級ミラーレス一眼です。
ミラーレスは内部に反射ミラーを持たず、小型で軽量なのが特徴。
このカメラの最大の強みが解像度です。

写真を撮影して拡大しても目元まで綺麗に写っています。
画素数が6100万。大型の画像センサーを搭載したフルサイズ機では世界一だと言います。

カメラが自動で被写体の目を追い、常に焦点を合わせてくれます。
カメラ市場が縮小する中、ミラーレス一眼に力を入れる理由は、デジタルカメラ市場で唯一伸びているのがミラーレス一眼。
レンズ交換式カメラの出荷台数では去年初めてミラーレスカメラが一眼レフを上回りました。
そのけん引役が高級モデルでキャノンやニコンも首位を走るソニーを相次ぎ参入しました。

限られたパイを奪い合う戦国時代でどう生き残るのでしょうか。

ソニーマーケティングジャパン 小笠原さん
カメラーメーカーはたくさんの顧客と技術を持っている。キヤノン、ニコンからミラーレスカメラが出たとしてもソニーのほうが撮影性能は上回っている。」

THE行列:入場料1,500円の本屋

東京六本木駅から徒歩1分のお店「文喫」
中を覗くと、一見本屋のようだが、客がお金を払って受け取るのは本ではなく入場バッジ、受け取った客は階段の先へと消えてゆく。
その先にある看板をのぞき込むと有料エリア入場料1500円の文字。
待ってでも入りたい入場料を取る本屋とは。

去年12月にオープンした本屋、文喫。
週末の午後有料エリアに入るために10人ほどが待っていた。

ずらりと並ぶのはおよそ3万冊の書籍や雑誌。
これらを自由に手に取って楽しむことができる。
営業時間は朝9時から夜の11時まで何時間でもいられる。

煎茶とコーヒーが何杯でも無料でおかわりできる他、有料で軽食も食べられるため長居しても困らない。
そして最大の売りは本のラインナップ。
文筆のスタッフがプロの目で選んだものばかり。
1タイトル一冊しか置かないため、通常の本屋と違い同じ本が積み上がることはない。

さらにこんな仕掛けも目の前にはチャイについての本が置いてあるが、その本を取ると次は中国茶、その次は緑茶の事典とお茶に関する本が次々と出てくる。
本を手に取るとそれに関連した別の書籍が現れる。
新たな本との出会いや発見があるのだ。

読み終えた本は店内にある返本台に置くだけ。
返しがてらこの台からまた新たな本を探す客もいる。

1500円で読み放題滞在し放題。利益は上がっているのだろうか
返本台の中から何やら本を取り出した人達がいた。
すると女性が購入、一冊なんと5000円超えだ。

「全然買うつもりはなくて、むしろ読書も苦手。ここにしかないような気がするから、今買わなきゃいつ会えるかわかんないなっていうドキドキ感がある。」

入場した客のうちおよそ3割から4割が本を購入。
しかも平均客単価は一般的な本屋と比べておよそ2倍の3000円ほどだという。

文喫を手掛ける 日本出版販売 武田さん
「この店舗自体は入場料と本の売り上げのどちらか一つじゃ成り立たない。入場料と本、あと喫茶があることによって収支が取れている。」

文喫を立ち上げたのは出版取次大手の日本出版販売。
背景には危機感があった。
この場所には青山ブックセンターという本屋があったが売上の減少などを理由に去年6月に閉店した。

全国の書店数推移

実は2000年には全国に2万店以上あった書店が、出版不況が続き現在では半分ほどに減っている。
運命の一冊との出会いを求め、今日も多くの人が文喫へと足を運ぶ。

脱モノ消費が書店の行列を生んだ

書店が減っていくその危機感から生まれた状態だということなんですね。

久我さん
本好きにはたまらない空間だと思うんですけれども、本屋だからモノ消費と思いきや消費者はモノ消費ではなくてコト消費を楽しんでいるようですね。
入場料を支払って特別な空間に入るとレジャー感、集客効果が高まっていますし、1500円というハードルを設けることによって、返ってせっかくだからとかついでに買おうというようなことで客単価を上げているんだと思います。
また、1タイトル1冊ということでトキ消費にも繋がってるかなと思います。
再現しにくいコト消費を指す言葉。
例えば音楽フェスとか、アイドル総選挙とかオリンピックとか、その時その場でしか味わえない盛り上がりを共感共有するというもの。
今スマホでいつでもどこでも何でも買えるようになっているから、そこでしかできないそこでしか買えないっていうような限定感がとてもマーケティングのカギになっていくと思います。

公取が巨大IT規制案

GAFAを念頭に個人情報を保護するためのガイドラインが定められます。
巨大IT企業による個人情報の不当な利用を防ぐため、公正取引委員会が同意を得ていない個人情報の取得などを独占禁止法違反だとするガイドライン案を作成していることがわかりました。
利用目的を知らせずに個人情報を集めたり、同意なく利用したりすることが独占禁止法の優越的地位の濫用に当たるとしています。
違反が認定されれば排除措置命令を出すことなどを検討している。
今後ガイドラインの最終案を公表し年内にも運用を始める方針です。

韓国副首相 撤回を要請

日本政府が韓国に対して半導体材料などの輸出管理を強化したことをめぐり、
韓国のホンナムギ経済副首相兼企画財政相は日本側に改めて措置の撤回と協議の開催を求めました。
またWTO世界貿易機関などを通じて国際社会への働きかけを強める他、日本への依存を減らすための対策を近く発表する方針を明らかにしました。

訪日客過去最高を更新

今年1月から6月までの上半期に、日本を訪れた外国人旅行者は推計で1年前に比べ4.6%増え、1663万3600人と過去最高を記録しました。
国別に見ると中国からの訪日客が11.7%増えたのに対し、徴用工問題などで関係が悪化している韓国は3.8%減りました。

G7「リブラ」規制を初協議

G7先進七カ国財務相中央銀行総裁会議が始まり、フェイスブックがが発行を目指すデジタル通貨リブラに対する規制について初めて話し合われる。
日銀の黒田総裁は開幕前、国際的に協調して必要な対応を検討していくと語り、不正取引など金融面の弊害阻止や個人情報保護など多分野に規制が及ぶ可能性があるとの見解を示しました。

デジタル通貨リブラ
逆風の後はどうなる

Facebookなどのデジタル通貨のリブラですけれども、相当警戒されてますね。

リブラへ強まる逆風

滝田さん
逆風が物凄い強まってる。トランプ大統領はツイッター等で批判してるし、アメリカ議会の公聴会でも批判が相次ぎました。
そしてG7でも取り上げられるということですね。
逆風になってるなってる理由の一つはFacebookの身から出た錆みたいなのあるんです。
個人情報の漏えいとか大統領選挙の干渉に対する問題とか色々あって、そのFacebookがやってるからけしからんというのが一つある。
一方、アメリカがここへ来てブレーキをかけてるのも腹の中で思ってることあると思いますね。
基軸通貨であるドルが揺さぶられるっていう懸念を抱いてんじゃないすか。
というのは新興国やなんかで銀行預金はないけれども、スマホ持ってる人はこれを使うとドルが揺さぶられるとそういう警戒があると思ってます。
ただしこの技術が確立すると、アメリカは手の平返して、これ取り込みに入ると思いますから、動きは一筋縄には行かないと思います。

米運用会社日本参入。
日本で広がるESG投資。

皆さんはESG投資という言葉をご存知でしょうか。
今日本でも広がりを見せている投資手法です。
この先駆者とも言えるアメリカの運用会社が日本への本格参入を発表しました。

都内で会見を開いたヌビーン。
アメリカの金融サービス大手「TIAA」の傘下で世界最大級の年金の運用機関です。

ヌビーンアドバイザリーサービシズ マルゴLクック社長
「長期的投資で優れたリターンを得るためには、環境・社会・ガバナンスの要素を加味して投資する必要がある。」

環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったESG。
このESGへ力を入れる企業への投資を強みとしています。

企業の業績やトレンドによる投資ではなく、財務指標に現れない要素を長期的目線で考慮した投資です。
具体的には地球温暖化対策や女性社員の活躍などが挙げられます。
ヌビーンでは1970年代からこの分野に投資しています。
こうした考え方は欧米のみならず日本でも広がっていて、2016年からの2年間で18年約232兆円(大和総研)、投資残高は4倍以上に増えたと言われています。
今後日本でもさらなる広がりを見せるのでしょうか。

マルゴLクック社長
「私が会った投資家のほとんどが、私たちの手腕ESGを話題にしてくれたのでとても励みになりました。日本市場が大きく変化しているので、日本への投資を拡大するために日本に参入する。そして私たちは日本市場の将来性を前向きにとらえています。」

JAL整備士がVR訓練

自作VRをかけてみるとコックピットに本当に入ってるかのような感じがします。
日本航空は整備士の養成訓練のため、試験的に導入したVR仮想現実の教材を公開しました。
VR教材ではコックピットにある計器の動きなどが忠実に再現されていて、整備の際に必要なエンジンの試運転を学ぶことができます。
航空機の信頼性が高まり不具合が減少する一方で、整備士が実機を使って作業を経験する機会も減ったため、日本航空はVR教材を活用し整備士の習熟度を維持したいとしています。

ディズニーシーに新アトラクション

オリエンタルランドが運営する東京ディズニーシーは空飛ぶ乗り物で世界を旅する気分が体験できる新しいアトラクションを報道陣に公開しました。
世界中の観光名所が次々に登場する他、映像に合わせて香りや風を出し臨場感を増す演出が施されています。
一般公開は23日からです。
ディズニーシーでは他にもミッキーがダンスを披露するステージショー、「ソングオブミラージュ」も始まります。

トレたま:進化したシャンプーハット

T.T.File-5055

発売されて50年も経ってるシャンプーハット。

ピップ相良さん
シャンプーハットはピップが50年前には傘が初めて開発した。
そして発売以来50年シャンプーハットが進化しました。

進化したシャンプーハット!

ステップ1:従来と同じで顔に水がかからないようになってます。

ステップ2:慣れてきたら穴から水滴がポタポタ垂れてきます。これで水になれるチャレンジです。

ステップ3:最後のステップ、穴も大きいので顔に水がかかることもあります。

進化させたのには理由がありました。
シャンプーハットは1度使ったら最後。ズルズル終わりの見えないのが嫌だとか、水に慣れさせたい、水嫌いを克服したいという意見が多かった。
消費者のニーズに応え子供たちの水嫌いが克服できるように進化させた。

ピップ ステップ!シャンプーハット
600円前後 9月24日発売

お風呂の環境も50年前とかなり変わってますし、お母さんがお忙しい家庭もある。
そんな中で少しでもお子さんと楽しい時間を持てるような商品を目指してこれからも開発を続けていきたいと思います。

消滅可能性都市から子育てしやすい街へ

久我さん
池袋の再開発ですが消滅可能性都市と言われてショックだった、それをバネにかなり大きく進化しています。
その後、豊島区というのは人口は順調に増えています。
特に子供の人口が増えている。人口全体ではこの直近5年間で6.6%増えているんですが、それに対して0から14歳っていうのは10.3%、1割増えているんですね。
子供が増えているんです。きれいで安全なまちづくりに加えて、待機児童対策など子育ての環境を充実したという成果もあるとは思うんですけれども、やっぱり子供が安心して暮らせる街っていうのは大人も未来を感じて安心できる街なのではないかと思う。