WBS 2020/11/27(金)

NEXT STAGEコロナとの闘い
札幌・大阪旅行の出発も自粛要請

今日の国会、答弁に立った新型コロナ対策分科会の尾身会長はこれまでにない強い言葉を発しました。
「問題の核心はコロナではなくて一般の医療との両立が難しくなっている。もうこれは人々の個人の努力だけに頼るステージはもう過ぎたということだと私は認識ております。」

政府や自治体の対策強化は待ったなしとの認識を示したのです。
専門家の強い危機感に対して政府はどう答えるのでしょうか。

今夜開かれた政府の新型コロナ対策本部。
大阪市や札幌市を出発する旅行についてGoToトラベルの利用自粛を呼びかけたのです。
GoToトラベルでは現在、感染が拡大している大阪市や札幌市に到着する旅行を対象外としています。
今後、大阪市や札幌市から出発する旅行についても利用を自粛するよう呼びかけましたが、対象外とはしませんでした。
旅行を取りやめる場合のキャンセル料については利用者やホテル・旅館の負担がないように措置をする。

西村大臣はおとといの記者会見で勝負の3週間と強調。
来月15日前後までに感染の勢いを抑え込めなければ再び緊急事態宣言を発令する可能性もあると言及しています。
今夜の会見で西村大臣は、
「特に感染が拡大している地域との往来については最大限に注意をしてもらうことが大事なりまして、とにかくマスクをしていただくこと。いつでもマスクということをぜひお願いをしたいと思います。」

東京最多570人、GoTo除外は

今後焦点となるのが東京と発着の旅行もGoToトラベルの対象から一時除外されるかどうかです。
都内の旅行会社、今夜政府の対策本部を真剣に見守る人がいました。
社長の村山さん、団体旅行を中心に扱っているため今年の売り上げは去年の1割から2割ほどに止まります。
感染拡大地域の一時除外に理解を示しつつ今懸念しているのが
「東京また発着だめですっとなった場合には本当に我々旅行会社は手厚い保護がない限りはちょっと厳しいですね。」

分科会は感染状況を示す4段階の基準で上から2番目のステージ3、感染急増と判断された地域をGoToトラベルの対象地域から除外することを検討するよう求めています。
尾身会長はおととい、既に一時除外が決まった大阪市や札幌市だけではなく、東京23区や名古屋市もステージ3に相当するとの認識を示しました。
今後東京都は一時除外の対象となるのでしょうか。

こちらは午後8時過ぎのJR渋谷駅の様子です。
仕事を終え、家路を急ぐのでしょうか。
駅に向かう人は多いですが反対に駅から繁華街方面に向かう人は月末の金曜日としては少ないように見えます。

東京都が今日発表した新たな感染者数は570人。
21日の539人を上回り、過去最多を更新しました。
重症者数も一人増えて61人と緊急事態宣言が解除された5月以降では最も多くなりました。

感染拡大は続いていますが、いまだGoToトラベルの除外対象に東京は含まれていません。
小池知事は国が判断すべきだという姿勢を崩していません。

政府高官は、
「相談はもちろん乗りますよ。そんなこと一人で決められるものではないから。北海道と大阪の知事とはよく調整した。彼女の気持ちはわかりません。」

東京都は明日から23区を中心に酒を提供する飲食店などに営業時間を夜10時までとする時短営業を要請します。
ファミリーレストランなどを展開する、すかいらーくホールディングスやサイゼリヤは、都の要請を受け入れ営業時間を午後10時までにすると発表しています。
また牛丼チェーンの吉野家は一部の店舗を除いて酒の提供を休止。
すき家も都内にあるおよそ250店舗で24時間営業は続けるものの、酒は終日提供しないとしています。

全国重症者最多、我慢の週末

今日、383人の感染を確認した大阪、一部の地域では飲食店の時短営業の要請が今日始まりました。
ミナミの繁華街の一角で店を構えておよそ40年の正宗屋。
府の要請に応じ、店は9時に閉店します。
名物のおでんも仕入れの量をかなり減らしました。

大阪府は来月11日までの15日間時短営業を要請します。

全国の感染者数は2500人を超え高い水準に。
重症者の数は25人増え435人と最多を更新しました。
この週末も我慢が求められます。

コロナによるダメージの長期化を見据え、政府は来月末に期限を迎える雇用調整助成金の上限額引き上げなどの特例措置を来年2月末まで延長すると発表しました。

欧州はピークアウト?懸念も

いち早く感染再拡大に勅命していたヨーロッパでは厳しい行動規制の効果が徐々に現れてきているようです。
EU加盟国で感染者が最多のフランスでは、先月末から導入されていた外出制限を来月15日条件付きで解除することを発表。

フランスだけでなくヨーロッパ全体で見ても感染者数は今月上旬をピークに減少に転じていることがわかります。
一方で経済へのダメージは深刻です。
フランスでは外出制限が解除されても飲食店の閉鎖は来年1月下旬まで延長されることが決定。
これに抗議するデモが行われ参加者が密集する事態に。

またドイツでも感染者数が以前高い水準にあるとして、飲食店などの営業を原則禁止する措置が延長された他、小売店の人数制限も厳格化されました。
来月にはクリスマスを控えていますが、有名なニュルンベルクのクリスマスマーケットも今年はにぎわいとはほど遠い状況に。
ヨーロッパでは家族が集まってクリスマスを過ごすのが一般的です。
イギリスやフランスではクリスマスの間、外出や集会の規制を緩和する方針ですが、新たなの感染拡大も懸念されています。

欧州感染者減少、規制が効果

滝田さん

国ごとに見るとドイツはまだダメなんです。
フランスはが相当改善してるんです。
背景にあるのはやっぱり規制の強さの違いということになる。

ドイツは飲食店の休業に留まっているということで、それだけではダメなんで結局規制を延長せざるを得なくなってる。
一方でフランス・イギリスは規制を予定通りどうやら緩めることはできそうだと、そういう感じになってるわけですね。

一言で言うと、やっぱりコロナの深刻さと規制をどうやって導入するか、どの国も悩んでる。

コロナ禍の年末商戦
アメリカブラックフライデー人出は

アメリカの老舗百貨店メーシーズの前に来ています。
例年ですと売れ筋の調理家電やブーツが入った大きな買い物袋を下げている人でごった返しているんですが、今年はすかすかです。
人の流れがありません。
新型コロナの影響もありまして今年は店内の撮影が認められませんでした。
私も店内の様子を見てきたんですがやはり人影はまばらで、店員も少し手持ち無沙汰にしている様子が見られました。
そしてショーウィンドウ、記念撮影スポットなんですが、足を止めてカメラを手にする人も影も少ないです。
目の前にはですね社会的距離を保つようにという目印が貼られているんですが、その社会的距離はトナカイ1頭分。
こうしたことで少しでも年末商戦気分を盛り上げようとしています。

今年の年末商戦は10月末あたりからセールを前倒しで開催する店も増えているんです。
一度に客が押し寄せたりしないように、また物流がパンクしないようにするためなんですが、今この瞬間の人出が人手が少ないことに影響しています。

一方でメーシーズの向かい側ご覧ください。
巨大な空き店舗です。
青い看板だけが残されていますが、新型コロナの流行の客が減り閉鎖した衣料品GAPの店舗です。
年末商戦まで持たなかった店もたくさんある。
これが今のアメリカの現状なんです。
こうした逆風の中で迎えた今年の年末商戦なんですが、意外にも物の消費は堅調なのではないかそんな見方が浮上しています。

恒例の年末セール今年は?
アメリカ消費予測なぜ堅調

赤い看板がかかっているのがメーシーズです。
イベントが行われているようなんですが私の周りはフェンスが一面に貼られていましてこれ以上近づくことができません。
新型コロナ対策として無観客、規模も縮小して行われました。
年末セール真っ只中のNY中心街、人はあまりいません。

唯一行列が続くのは新型コロナの検査場となっている診療所の前だけ。
ところが全米小売業協会は今年の年末セール期間中、全体の売上高は1年前より最大5.2%伸びると強気の試算を出しています。

旅行ができない分、手元にお金がある。
そんな人がネットでの買い物を増やしているのです。
ある調査によると11月から12月のネットでの売上高は1年前と比べて33%増えるとの予測も出ています。
小売大手ウォルマートは特設サイトを商品の中身まで見せる形に進化させました。

おもちゃをくるりと一緒にいられるだけでなく、どのどのボタンがどのような働きをするか、おもちゃに含まれる部品の詳細まで見せます。
実際の遊びごこちを試した上で吟味できるような作りで、唯一盛り上がるネット需要を取り込もうと小売り各社は懸命です。

日本、スーパー3倍増、百貨店初参戦

日本でもブラックフライデーが始まっています。
イオンではブラックフライデーのセールを20日に開始
これまでの売上を見ると前年比プラスで推移しているといいます。

この週末の目玉は綺麗に脂が乗った黒毛和牛。
100gあたり1500円ほどの肉が798円です。
さらに本格化する寒さへの対策として寝具が5点セットで1万円と通常価格のおよそを4割引で購入できます。

今年の特徴はこうした生活用品をネットや店頭で事前予約して買う客が多い点。
去年の3倍以上に増えています。

一方百貨店大手の三越伊勢丹がブラックフライデーにオンラインで初参戦
1100万円する金箔の屏風や佐賀牛のシャトーブリアンと白トリュフを使ったカツサンド16200円など贅沢な品々が並びます。
人々の動きが制限されたコロナ禍だからこそ、このような高級品へのニーズが高まっていると担当者は話します。

ブラックフライデー日本での動きをこちらにまとめました。
イオンや三越伊勢丹、家で過ごす時間を贅沢にという気持ちに着目していました。さらにネットも活用していました。
ネット通販最大手のアマゾンジャパンはセールを今朝から始めています。
パソコン周辺機器ですとか、家電などその10万点が割引の対象になっているということです。
オーダースーツを手がけるファブリックトウキョウなんですが、コロナ禍で廃止となったブランドの余った生地などを活用した服を販売する、良い取り組みホワイトな取り組みということでホワイトフライデーを実施しているということです。
セールという枠を超えた動きになってきているようです。

新型コロナウイルス関連ニュース

今日国内で新たに確認された感染者数は2531人でした。
亡くなった人の数は31人増えました。
重症者の数は25人増え現在は435人となっています。

ワクチンの有効性に疑念が広がっています。
イギリスの製薬大手アストラゼネカは開発中の新型コロナワクチンについて、追加の調査を行う必要があるとして、臨床試験を継続する考えを示しました。
異なる有効性を示した暫定結果を巡って、疑念が高まっている為で、アメリカなどでの承認が遅れる可能性があるということです。

生徒の代わりに遊んでいたのは、アメリカカリフォルニア州で休校になった小学校の遊具にぶら下がっていたのは生徒ではなく等身大の子供の絵です。
この学校の管理人が以前のように生徒達が遊ぶ姿を早く見たいとダンボールで手作りしたということです。

更地が広大な墓地に変わってしまいました。
新型コロナの死者が16000人を超え、東南アジア最多となっているインドネシアの首都ジャカルタでは墓地が急拡大しています。
今月に入り1日当たりの感染者数は5000人以上を記録していて、累計の感染者数も50万人越えと収束の気配は見えていません。

離島に行くのはもう少々お待ちください。
毎年恒例のアイランダーが今年はオンラインで開かれました。
アイランダーは離島と都市の人を結ぶイベントです。
対馬ではオンラインでのバードウォッチングを企画し、小豆島もバーチャルツアーで情報発信しました。
関係者は新型コロナがおさまってから島に来てほしいと話しています。

トランプ氏敗北確定なら
ホワイトハウスを去る

大統領選挙での敗北を認めていないアメリカのトランプ大統領は来月14日の選挙人による正式な投票で敗北が確定すれば政権を明け渡す考えを示しました。
大統領選の後、初めて記者団の取材に応じたトランプ大統領。
選挙に不正があったとして敗北を認めない姿勢を改めて強調。
記者の追求に苛立ちも。

来月14日の選挙人投票で敗北が確定した場合はホワイトハウスを去る意向を表明。
懸念される居座りを否定した形です。

ただ発言が報道されると、
「本当のメッセージが全く報道されていない、大事な事は選挙で不正があった、勝ったのは私だということだ。」
とメディアを批判。
当面は法廷闘争を続ける構えです。

三井不動産東京ドームを子会社化へ

三井不動産は東京ドームに対するTOB株式公開買い付けを実施し完全子会社化すると発表しました。
買収額はおよそ1200億円で東京ドームの経営陣も賛同しています。
東京ドームは大株主である香港の投資ファンドと経営方針を巡り対立していて、三井不動産が有効的な買収者として名乗りを上げた形です。

1月解散見送りの公算

菅総理大臣が来年1月の衆議院解散総選挙を見送る公算が大きくなりました。
政府与党は第3次補正予算案の編成などのため、来年の通常国会の召集を一時有力とされた1月上旬から1月18日頃に遅らせる方向です。
このため解散に踏み切った場合来年度予算の成立が4月以降にずれ込む可能性が高くなるため、経済最優先を掲げる菅総理としては1月中の解散を見送る公算が大きくなっています。

トヨタ・スズキ世界生産最多

トヨタ自動車スズキが10月の世界生産台数で過去最多を更新しました。
トヨタは前の年と比べて9%プラスの845107台で、国内や中国が牽引し2カ月連続のプラスでした。
スズキは27.1%プラスの304196台で主力市場のインドが好調でした。

ANAが3321億円増資

ANAホールディングスは公募増資などを実施し、最大で3321億円を調達すると発表しました。
このうち、2千億円程度を中型航空機の購入などに充て、アフターコロナでの主力とする計画です。
また残りの1千億円程度を有利子負債の返済に充て財務体質の強化を急ぐ考えです。
ただ、この増資により発行済株式の価値は30%近く希薄化する見通しです。

あらためて値下げ要求

武田総務大臣はKDDIの高橋社長が携帯電話の主力ブランドで値下げにすぐには動かないと発言したことを強く批判し、主力ブランドでの値下げを改めて求めました。
また武田大臣は主力ブランドからサブブランドへ乗り換えるのに15500円の手数料を取っていると指摘して、毎月乗り換えのハードルを調査すると表明しました。

口座紐づけ義務化見送り

政府は緊急時の交付金などを受け取るための口座とマイナンバーの紐付けについて、義務化お見送り、任意で登録する案をマイナンバー制度に関する作業部会に提示しました。
今後政府は給付の迅速化などのメリットを訴えることで口座の登録を広げていく考えです。

中国、豪州産ワインに制裁
関係悪化で新たに圧力か

中国は関係が悪化しているオーストラリアの農産物などを対象に事実上の輸入制限を次々と打ち出しています。
新たに標的としたのはオーストラリア産のワインです。
中国政府は今日、オーストラリアから輸入しているワインが不当に安く販売されているとして制裁措置を発表しました。
明日から輸入業者に一定の保証金を納めさせるとしています。
オーストラリアにとって中国は最大の貿易相手国ですが、オーストラリアが香港問題や中国の海洋進出をめぐる問題でアメリカと足並みを揃えて批判的な態度を取っていることに中国は反発していて、今回の措置で圧力を強めた形です。
発表を受けてオーストラリア政府は中国の主張には根拠や証拠がない、深刻な懸念をもたらす動きで精力的に戦っていくとの声明を発表しました。

日本企業にも影響?
中国輸出管理法とは

事実上のオーストラリアへの輸入制限、今度はワインに対象が広がった。

滝田さん
経済を使った圧力を加えることをエコノミック・ステイトクラフトっていうわけですよね。
経済的圧迫ですね。

日本にとって気になるもう一つの要素があるんですね。
12月1日に施行される法律なんですけれども、中国から部品を輸入して日本で製品を作って輸出する場合に、この法律によると中国の許可が必要になってくるんではないか。
中国製の部品を使っているとなるとかなり多岐に渡りますよね。
電機・自動車といった日本の主力製品相当影響被ると思う。
経済団体を中心に、この法律を草案というのは2017年なんですけれども善処してくれということをかなり言ってたんですが、馬耳東風の感じなんですよね。

日本政府も企業と一緒になって二人三脚で言うべきこと言ってもらいたいと思います。

タクシーに定期・回数券

赤羽国土交通大臣は今日、タクシーの運賃について回数券や定期券のように一括で支払うことで1割ほど安くなるサービスを導入すると発表しました。
通院や送迎など定期的に利用する客を想定しています。
またこれまで一律だった迎車料金を需要に合わせて変えられるようにします。
早ければ年末にも利用できるようになる見込みです。

ビザスク社長に大賞

今年最も活躍した女性を表彰するウーマンオブザイヤーの大賞に、ビジネスの相談仲介サービスを提供するビザスクの端羽英子社長が選ばれました。
2012年にビザスクを創業し、今年3月に東証マザーズへの上場を達成しました。

ひとり親世帯へ再び給付金

新型コロナの感染拡大で経済的に打撃が大きい一人親世帯に政府が臨時特別給付金を再び支給する方向で調整に入ったことがわかりました。
特別給付金は2次補正予算で児童扶養手当が支給されているひとり親世帯を対象に、子供一人の場合5万円が支給されたものです。
年内の再支給を目指し、金額や対象については今後調整を行います。

企業秘密の開示要求問題視

公正取引委員会は最新の技術を持つ新興企業が提携先の大企業などから営業秘密の開示を不当に要求されるといった事例が相次いでいるとした調査報告書を発表しました。
こうした行為は独占禁止法が禁じる優越的な地位の濫用にあたる恐れがあるとしています。
是正に向けて公正取引委員会は企業向けのガイドラインの案を年内に策定する予定です。

ビットコインが急落
2万ドル目前で失速

新型コロナウイルスの感染拡大以降、急上昇してきたビットコイン相場に異変です。
およそ3年ぶりの高値圏まで上昇していたビットコインは一時17%近く急落し、水準を大きく切り下げています。
世界的な金余りを背景に一部のハイテク株と同様に資金の流入が続いていたビットコインは今週ドル建ての価格が2万ドルに迫るところまで上昇していました。
しかしアメリカで暗号資産に対する規制が強化されるとの報道をきっかけに下落に転じると高値からの下落率は一時17%に迫りました。
ビットコイン市場の関係者は今回の急落について、ここまでの上昇ペースがあまりにも早く高値接近や規制の観測といったちょっとしたきっかけで利益を確定する売りが出やすい局面だったと指摘しています。

感謝祭の祝日明けのニューヨーク株式相場です。
1時再び3万ドルをつける場面もありました。今日も上昇して始まっています
そしてナスダックは最高値更新ペースでの取引が続いています。
円相場1ドル104円5銭から8銭、そして金価格再び1800ドルを割り込む展開となっています。

トレたま:自動半熟卵むき機

File-5289

今日のトレたまは自動で半熟のゆで卵の殻を剥く機械。
イボのついた部品で卵を回しながらから全体にひびを入れます。
ポイントは卵の回転の向き。
縦向きに回転させ全体にひびが入りやすくしています。
ゴムでできたローラーの上を通ると摩擦でツルリと綺麗に空が抜けるのです。

開発のきっかけは新型コロナでした。

大和製作所 藤井社長
「コロナウイルスで今年相当外食産業がやられた。卵の原価大体10円付近ですから、手で向くと大変だが機械で簡単に加工することによって利益が出やすい。」

半熟卵の殻を手で剥くと白身が割れたり崩れたりすることも多く、店で廃棄することになります。
廃棄率は20%に上ることも。
この機械を使えばその廃棄率を5%以下にまで下げられます。

ゴールデンエッグ(発売日未定)
予定価格55万円

各国のコロナ対応格付け
日本2位、第3波対処のヒントに

滝田さん
ブルームバーグが各国地域のコロナ対応力のランキングをまとめたものです。
1位はニュージーランドとして、日本が2位に入っているんですね。
そして台湾3位、4位韓国、5位フィンランド、ノルウェー、オーストラリア、中国、デンマーク、ベトナム、18位にアメリカ。

これどういう物差しかというと、感染者数・検査能力・ワクチンの確保状況、一方で行動制限をすると経済が収縮しますよね。
それらを総合的に見た物差しと言っていいと思います。
このランキングで日本の対策はうまくいっているという評価ということですよね。
足元第三波ですから、真価を問われているのが現状ということになる。