WBS 2019/2/15(金)

アライアンス強化へ
日産・ルノー・三菱 トップ会談

権力の集中を目的とした組織は非効率を招くということを共有。
また、日産の新たな会長職の選出は時期尚早とした。
スナール会長はアライアンスを強化することが目的ということ確認。

経営再建中の大塚家具
最終損益32億円の赤字で三期連続

再建策を発表。久美子社長インタビュー。
4年前、久美子社長と父の創業社長とお家騒動が勃発。
イメージ悪化とイケアやニトリに押されて売り上げが下がり続けて、結果が出ていない状況。

山川さん:三期連続の赤字をどう考えているか

久美子社長:大塚家具は世界からいいものを集めて日本に売ることをしてきたが、これからは、日本以外の海外の展開を始めたいというのが、今回のスキーム・提携・アライアンスになる。

今回大塚家具が実施する第三者割当増資を引き受けるのは2つのファンド。

  1. ハイラインズ日中アライアンスファンドが18億円
  2. アメリカ系のイーストモア・ストラテジー・リミテッドが20億円

海外は生活文化が違うので、その国の文化を分かっているパートナーとなることが重要。

その中でも重要なのがハイラインズ。
ハイラインズは日中の越境ECでオンワード、千趣会など日本企業をサポート。

イージーホームは設立当初から大塚家具を参考に

大塚家具が昨年12月中国のイージーホームと提携した際の仕掛人もハイラインズの陳社長。
イージーホームは直接出資も検討したが、中国での上場に影響することで出資を断念。イージーホームの取引先がファンドの出資者になることに。
イージーホームへはアリババが15%出資。 店舗に来た客をTモールへ誘導するビジネスモデルを展開。

大塚家具はヤマダ電機とも提携を発表

山川さん:最終的には中国企業の傘下に入るのでは?

久美子社長:今回は対等なアライアンス、中国マーケットに入るためにイージーホーム、ハイラインズの力を借りてリアルとネットの両方をやっていく。

滝田さんのコメント:イージーホームのワン社長が大塚家具の店舗を見とても魅力を感じたらしい。
今は上場直前なので、上場後直接投資してもいいという意向を持っている。

白血病患者を救う最新治療法
日本で治療費を安くする研究が。

池江選手が白血病を公表で骨髄バンクに問い合わせ殺到。
一日5件ほどが350件と70倍に。

白血病に有効な治療法の骨髄移植。
白血球の型が合う人を結びつけるために作られたのが骨髄バンク。
ドナー登録数は49万人以上、登録患者数は約2900人。
それでも移植まで至る患者は6割程度。
白血病は血液のがんといわれているが、9割以上が治療可能になっている。

今注目を集めているのがCAR-T細胞療法。

海外では80~90%の人が治り、日本でも早ければ今月に承認される可能性。
しかし、1回5,000万円以上の治療費が大きな課題。

今名古屋大学でより安くする研究がされている。
CAR-T細胞を作るには、がんを攻撃する免疫細胞をT細胞を取り出す。
このT細胞に白血病の細胞を見つける力を持ったCAR遺伝子を組み込む
CAR遺伝子を組み込む際にウイルスを利用していたため、コストがかかっていた。
このウイルスの代わりに酵素を使うことで5分の1以上にコストを抑えたい。
安くなることで骨髄移植をなくすことができることが理想。

富士フィルムホールディングスの子会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングではCAR-T細胞の製品化を進めている。
細胞培養に関する蓄積を生かし、5年以内の実現を目指す。

高橋さん:第4の治療法としての免疫療法。
がんの主な治療法
・抗がん剤治療
・放射線治療
・手術
・免疫療法
問題は価格が高く、保険負担と高額医療保障で、患者は数十万だが、税金で5000万近くの負担になる。
税負担が大きくなりすぎてきていて、薬価の在り方を見直すべきということがあり、この研究はものすごく画期的で患者にとっても財政にとっても早く実現してほしい。

アメリカトランプ大統領は間もなく国家非常事態宣言

本来は武力攻撃や深刻な疫病の発生の際に出すものだが、なぜ壁建設で?
ホワイトハウスは議会で可決された予算案に大統領が署名することを発表。
あわせて、大統領は国家非常事態宣言を発動し、大統領権限に自由裁量、さらなる壁の建設費確保を目指す。
予算案内には障壁建設費として13億7,500万ドル(約1,500億円)が計上されていたが、トランプ大統領の要求額の4分の1以下のため。

予算権限は議会なのに、宣言自体は合法ではないと野党民主党は、法廷で争う構え。
予算編成という議会の専権を奪う危険な先例になると与党からも批判も出ている。

滝田さん:トランプ大統領は、FOXテレビで民主党に妥協していると批判されたため。

THE行列:デザイナーズバーガー
ICON(東京都渋谷区)

人気メニューはマッカンバーガー1620円。チーズ×マカロニで肉が見えないくらい。
SNS映えすることもあり、人気に。
店主の片寄さんがグルメバーガーのとりこになり、自身で考案。
職業はデザイナーで、ハンバーガーはデザイン性が高くアイデアを加えている。
見た目のところは重要でデザインの仕事と通じるところがある。

ココイチ3月からカレー値上げ

ココイチを展開する壱番屋は来月1日から一部の店舗でポークカレーを値上げ
食材の高騰で約21円値上げ。

新幹線の券売機でトラブル

自由席特急券を往復で購入の場合画面が固まるなどのトラブル。
昨日ダイヤ改正のためのプログラムを回収したことが原因か、復旧のめどはたっていない。

米中通商協議 来週再交渉へ

中国による輸入拡大や市場開放などを盛り込んだ覚書を作成
中国の構造改革では溝が残ったままで来週ワシントンで再交渉を行う。

ドイツのミュンヘンで日韓外相会議

河野外務大臣は元徴用工問題の適切な対応と政府間協議を改めて韓国側に要求したが韓国カンギョンファ外相は具体策を示さず。

外貨建て保険に関する苦情殺到

苦情件数が12年度にくらべ1888件と約3倍に。
外貨建ては5年間で5倍に増加。
元本保証ではないのに元本保証と聞いたなど。
契約時点と受け取り時点の為替リスクがあるなど、為替手数料があったりと複雑になっている。

アマゾンNYの第2本社建設断念。

18年11月にニューヨークロングアイランドシティに第二本社を建設すると発表
しかし、高所得者が流入し家賃が高騰するということや、市や州が30億ドルの税制優遇をするなどしたため市民の反発が高まった。
アマゾンはニューヨークに代わる新たな建設地は探さずバージニア州の第二本社建設は進める方針

高橋さん:GAFAに対してアメリカのイメージが相当悪くなっている。
競争を阻害している、行き過ぎた節税、個人情報流出など。
5社合わせて55兆円の現金を持っているので、世界が向き合い方を見直している。

500円で株主に

SMBC日興証券ではほぼすべての上場株式(約3700銘柄)を500円から購入できるサービスを開始。
手数料は100万円以下は0円というのは破格だが、これから投資を始めてもらい、ほかの商品につながればと。

損保ジャパン 自動運転導入を支援

自治体などを対象とした、自動運転車の導入支援事業を立ち上げ。
自動運転システムを搭載した車両の提供だけでなく、仮想空間で検証できるドライブシミュレータなども提供。
自動運転の導入には実証実験が必要だが数千万円が必要で、支援事業でコストを半分程度に抑えられる。

日経平均株価は20900円

トランプ大統領が非常事態を宣言し、投資家心理が悪化。

トレたま:風呂場で使える紙パック

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従来の紙パックは底に折り目があるため、かびてしまう。
凸版印刷は構造を根本的に見直し、折り目が底に来ないようにした。
新製品は真上にポンプをつけることができ、プラスチックを75%削減できる。
「キューブパック」今月サンプル出荷開始。

コメント高橋さん:日本は現預金比率が高いので、小額投資やポイント投資がスマホでできることで若い人が利用し、若いうちに小額投資でたくさん失敗して、将来儲けて大きな投資をしてもらえたらいいと思う。