WBS 2019/3/21(木)

平成最後の駆け込み消費
何を買う?何をする?

同窓会に断捨離が人気

盛り上がりを見せているのが同窓会
平成の終わりがきっかけ。
同窓会代行会社「笑屋」のスタッフが幹事と打ち合わせ。
主なサービスは名簿などを幹事から受け取り、案内状発送。
専用のSNSサイトの立ち上げ。このSNSで出欠席や現在の状況を書き込むことで誰でも見れるようになる。
会場や料理も手配。会費を支払うだけ。

取材した同窓会は303人中55人が参加した。2割参加したらいいほうなので上々の集まりだった。

昨年の12月あたりから平成最後だから同窓会を開きたいという声が多くあって20件ほどある。と笑屋の川手さん

断捨離

家事代行サービス「カジー
モノがあふれかえっていた部屋が引っ越した当時と同じ輝きを。
カジー里田さん:今年の3月4月は前年の同じ時期と比べると5割り増しくらいの依頼をもらっている。

ブレグジットの混迷打開なるか
注目のEU首脳会議始まる

EU離脱まで8日と一週間ほど。

ブリュッセル

対立の構図は今も続いている。

メイ首相は6月30日までの延期を求める予定。
EUは最後通牒を突き付ける。

EUトゥスク大統領は短期間の延期は可能だが、英議会が今の合意案を支持すること。と英議会が合意案を支持しなければ離脱延期は認めない方針。

メイ首相は来週3度目の議会採決をかけないといけなくなる。

来週が否決した場合の懸念が強まっている。メイ首相が20日発言した内容で議員を怒らせてしまった。
「過去2年間議員たちは離脱に向けて意見をまとめられなかった。
互いに傷つけあう政治ゲームに国民はうんざりしている。」
この発言が今までの混乱をすべて議員たちのせいにしていると批判を受けている。

仮に議員たちの反発で否決された場合は経済に大混乱を与える合意なき離脱になってしまうか
29日の前日か前々日にEUは緊急の首脳会議を開いて対応することになるかもしれない。そうなると本当にギリギリ。

セブン時短営業実験開始
加盟店オーナーの反応は

足立区のセブンイレブン本木店では時短営業が始まる。

セブンイレブンは今日から全国の10の直営店で時短営業を開始。
営業時間は
 午前7時~午後11時
 午前6時~午前0時
 午前5時~午前1時
3つのパターンを導入し売り上げへの影響などをチェックする。

24時間営業の見直しで課題になるのは利益の確保と物流システム

コンビニエンスストアでは夜に閉店すると昼間の客も減るといわれていることから時短営業に適した店舗なのか見極める。
物流では複数の店舗に一括納品しているため、夜間の営業をやめる店があると、物流のみなおしも必要になる。

セブンイレブンは19日加盟店のオーナーに文書で時短営業導入に向けた意向を示す。
「営業時間の維持は店舗経営の根幹をなすもの。24時間営業体制の維持に向けたサポート体制をより一層強化していく。
重要な点は一律に判断を下すのではなく、各加盟店様の経営環境に応じた柔軟な対応が重要」と加盟店の営業時間短縮の可能性を示唆。

事の発端となったオーナー松本さんの反応は

時短営業をやりながら、24時間サポート体制を強化していくのは相反することではないか?
非常に不明瞭な書き方でどっちとも取れる書き方にしかしていない。

24時間営業とバイトテロの関係

山川さん
電話取材でセブンイレブンや他のコンビニオーナーさんに聞いてみた。
バイトテロと24時間営業が関係ある。
深夜人が集まらないため、本来不要な人でも使わざるを得ない状況にある。
バイトテロにならなくても深夜にクレームが多く上がっている。
本部が自分事として考えないと、最終的に本部のイメージに跳ね返ってしまう。
売上とか利益を超えたものがそこにあることを考えないといけない。

治る!最前線:最先端!再生医療

人体がよみがえる再生治療

これまで脳梗塞などで脳の神経が傷ついた場合、治すことは不可能だった。
再生医療を用いて、脳梗塞を治すことが始まっている。

培養した細胞を脳に注射することで神経細胞が再生できる。
再生医療で膝の軟骨がよみがえる。
医療の常識を覆す夢の再生医療。

脳の神経がよみがえる。

本人の幹細胞を骨髄から取り出して、培養して、脳に注射で戻すことで、
脳の損傷した神経を再生し、麻痺がよくなることを期待。
培養した幹細胞の中にはおよそ2000万個の幹細胞が詰まっている。
今回の脳梗塞の再生治療は、発症から2週間以内の患者が対象に臨床試験として行っている。
脳の神経は1年ほどかけて再生され、日常生活に戻れるようリハビリを続ける。
この治療でリハビリをしても治らない重度の患者が歩けるまで回復したケースもあるという。

膝の軟骨がよみがえる。

変形性膝関節症の重症患者は人工関節手術が必要だった。
薄いシート状の組織。
骨からとった細胞を3週間ほどかけてシート状に培養。
それを擦り減った軟骨に移植する。
組織から骨の再生を促す物質が出て、軟骨が再生する。
この治療ではシート上の組織を軟骨の上に貼るだけ。
注射だと流れ落ちることもあるのでシート状のほうが効果が高い。
3時間ほどで手術は終了。
ひざ軟骨の再生治療は中程度以上の患者が対象で臨床研究として行われている。

韓国経済低迷の意外な効果
新農業で成長なるか?

韓国の若者の失業率は9.5%(30歳未満2月)

慢性的な過労社会といわれた韓国。
いちご農家の蘇さんは、もともとは半導体の会社で勤務。
残業中に生まれたばかりの子供の顔が浮かんだとき会社を辞める決心をしたという。
妻子と移り住み農業を始めた。
都市で事業を行う一般の企業よりも付加価値の高い農業をすることもできるという。

韓国はイチゴの輸出大国

シンガポールやタイなどに年間4800トンを輸出(18年)。その量は日本の4倍。
農作物も輸出額は約7700億円にも達し、過去最高額を更新。

ソウルで行われていた就農相談会には、年配に交じり20~30代の若者の姿も。
文政権のもとで雇用環境が改善しない中、韓国政府と地方自治体は農業を始める若者向けに資金や住宅確保を支援。
こうした対策のおかげで就農人口は21か月連続増加(前年同月比)。特にここ数か月は10万人規模で前の年を上回っている。

食用昆虫は食糧難を救う次の一手として期待

ハナムグリという食用昆虫を健康食品の材料として育てている若者も。
工場の建設費約1000万円の3分の1は自治体が支援したという。
昆虫は家畜にくらべて環境負荷が少なく、牛肉や豚肉の3倍のタンパク質を含んでいて未来の食料として十分可能性があるという。

韓国経済の3つの依存

山川さん
文政権は最低賃金の引き上げのペースが急すぎる。毎年10%以上。
結果として企業は人件費を気にして雇えなくなっている。

①財閥依存、GDPの5割が4大財閥で占めている。

②輸出依存、GDPの4割近く。日本は10%台

③中国依存、輸出に占める中国の割合が25%。香港まで含めると3割。

結果として、中国が減速して、財閥の調子が悪くなっているということでいいときはいいが、今は逆回転が始まっている。
その中で賃金を引き上げているから余計に若者にしわ寄せがいっている。

依存脱却、多様性、だからこそ北朝鮮の南北統一も視野に入れて市場を広げたいと思っている。

FRBは年内利上げ停止
様子見姿勢が鮮明に

パウエル議長は欧州・中国の経済減速していて、アメリカの物価加速の兆しなしとして、利上げせずに様子見することが適切と主張。
今年の利上げ回数は2回から0に引き下げられた。
FRBが市場に資金を供給するために買った国債などの保有資産の縮小については5月から縮小のペースを落とし、9月末に終了と明確に。
市場では方針を示したからには、利上げは去年12月で終了したとみるべきだという声も。
利上げの停止が明確になったことでアメリカの金利が低下したため、ドル安円高がすすむ。

パナソニックの独自技術
スポーツ×プロジェクションマッピング

21日パナソニックが都内で開いたイベント
球に反射シートをつけ赤外線カメラが球の動きをとらえる。
その動きを拘束プロジェクタが1000分の2秒以下の遅れで追いかけて映像を映し出す。
東京オリンピックで最高位のスポンサーのパナソニック。
これまでもパナソニックのプロジェクションマッピングの技術は平昌オリンピックの開会式などで活用されてきている。

東京で桜が開花

気象庁は東京で桜が開花したと発表
平年より5日早く去年より4日遅い開花。20度を超す陽気で花見客でにぎわった。
東京の桜の満開は29日ごろだという。

11道府県の知事選が告示

北海道知事選は全国で唯一の与野党全面対決。
福岡・福井・島根・徳島は自民党が正式に支援する候補と党内の一部の議員が応援する保守分裂の構図。
来月7日に投開票される。

ANA超大型機「A380」到着

全日空が発注していた世界最大の旅客機のエアバスA380の一号機が21日成田空港に到着した。
A380は2階建てで座席は520席。
エコノミークラスでは横並びの座席をベッドのように使えるカウチシートを備える。
5月から成田-ホノルル線に投入する。

日本の幸福度は58位に低下

国連は国別の幸福度ランキングをまとめた報告書を公開。
最も幸せな国は2年連続フィンランド。
最も不幸せな国は内戦化の南スーダン。
日本は156の国と地域の中で58位と去年より54位より順位を下げた。
アメリカは19位、中国は93位

福岡でレストラン列車

福岡県のローカル線、平成筑豊鉄道が新たな観光列車「ことこと列車」の運行を始めた。
デザインしたのはJR九州のななつ星を手掛けた水戸岡鋭治さん。
乗客はフランス料理のコースを楽しみながら福岡県北部をゆっくりめぐる。
乗車量は1万4800円
平成筑豊鉄道は人口減少で厳しい経営環境が続いていて、巻き返しを図る考え。

トレたま:光るサーフボード

T.T.File-4975
学生のくりーたーによる展示会KUMA EXHIBITION 2019(24日まで)で展示。
開発したのは東京大学の江川さん。
スクールでのコーチングで利用を考えている。
青になったら「波が来ている」オレンジは「漕いでください」
通常サーフィンを教えるときは声でタイミングを教えるそう。
こちらのボードは遠隔操作で光で指示ができてわかりやすい。
上級者は加速すると青になったり、減速したら赤になるなど、傾きや向きを検知するセンサーがついているので技によって色が変わる。
サーフィンの新しい表現方法を考えていければいい。

早くも利下げかという話も

山川さん
日本の対応がどうなるか気にしている。
中国は景気対策、ヨーロッパとアメリカは、引き締めを中断を決めた。
日本だけ消費税の増税をするというのは反対のことをやるということ。
そんな中でG20の議長国をやるので、どうやって増税判断するのかかなり厳しくなってきている。
霞が関では延期したらどうなるのかというのを考えている。