WBS 2019/5/16(木)

ドコモがスマホ購入に新料金。
価格アップ防ぐ意外な一手とは。

NTTドコモが発表したスマホお返しプログラム
36回の分割払いを導入。端末の支払いを最大3分の1免除する料金プラン。

例)
10万8000円の場合
月々の支払いは3000円を36か月。
24か月払った2年後に端末をドコモに返却すると、価格の3分の1にあたる12か月分が免除される。
これまでの機種変更をするなどの縛りは一切ない。
端末だけの単独契約なので他社に乗り換えて端末を使うことも可能。

ドコモは先月通信料が最大4割安くなるプランを発表している。
今回のプランと組み合わせ消費者の負担を軽減できるという。

さらにスマートフォンの端末そのものも競合他社より1割ほど安く設定。

スマホジャーナリストの石川さんによると、全ユーザーが混乱していて、買い方・プランが変わっている状況で余計わかりにくく結果として何が安いのかも見えなくなっている。

ドコモの通信端末分類プラン
検証果たして安くなった?

旧プラン新プラン
端末料金
11万9400円
24回払い36回払い
iPhoneXS
(64GB)
通信割引-5万4600円
下取ポイント-2万5000円
24か月以降返却で
12回分を免除-3万9800円
実質3万9800円実質7万9600円3万9800円高
通信料金
総額(一人当たり)
1GBまで
10万320円
7万1520円2万8800円安
割高
家族3人だと
9万720円
4万7520円4万3200円安
割安
30GBまで
22万2720円
16万7520円5万5200円安
割安
家族3人だと
23万8720円
14万3520円9万5200円安
割安

端末料金だけでは、旧プランのほうが安く、4万円ほど差があるので、そこが通信料金で安くなるのか。
端末料金が高くなるわけだから支払いは劇的に安くなるわけではない。
端末を今のままを使うようになれば通信料は安くなるので割安にはなる。

端末を使い続ける人と2年間で変えていく人と2極化していく。
iPhoneは新料金プランを出してくる可能性はあるのでiPhoneの動き次第で局面は変わる。

企業のプラスチックごみ。
地方自治体に焼却要請へ。

環境省は産廃のプラスチックごみの受け入れを地方自治体に要請する方針を固めた。
日本はこれまでリサイクル資源として、中国や東南アジアに輸出してきたが、国際的な環境意識の高まりから中国をはじめ輸入を規制する動きが広がっているため政府は国内での処理拡大を進めている。

脱プラに企業が注目

マイ炭酸水でごみゼロに。

中国はもう世界のプラスチックごみを引き取ってくれないと強調したのは、ソーダストリームのバーンバウムCEO。
中国・東南アジア諸国がプラスチックごみの輸入を制限して以降国内のゴミ処理が追い付かず。

 ソーダストリーム スピリット ワンタッチ スターターキット

ソーダストリームの製品には炭酸ボンベが内蔵されているのでボタンを押すだけで簡単に炭酸水が作れる。
飲みたいときにその場で炭酸水を作れるため、ペットボトルを使う必要がない。
ソーダストリームは自社製品を使ってもらうことでプラスチックごみを削減する考え。

ポテチの袋からバッグ

イケアではクングスバッカというキッチンは実はペットボトルから再生したもの。
キッチンキャビネットの表面部分は日本の使用済みペットボトルを利用。
アフリカのデザイナーとコラボして作った限定トートバッグはポテトチップスの袋を製造する過程でできた廃材を利用。
2020年までに使い捨てプラスチックの廃止を目標として今ほぼ完了しつつある。

あの新素材が驚きの進化

一昨年WBSが開発直後の様子を取材したのは石灰石と樹脂が原料のライメックス
ライメックスバッグは従来品と比べ石油由来原料の使用が少ない買い物袋を18年12月に開発し、すでに導入されている。
価格をプラ製買い物袋の1.5~2倍程度に抑えることができ、これは紙の買い物袋よりも安い。
店舗の看板何度もライメックスに切り替えることでプラスチック使用を減らせる。

コンビニ各社の脱プラ対応

セブンイレブン プラ袋全廃2030年目標
ローソン カップを紙素材に
ファミマ プラ容器の種類削減

日本で力を入れるべき
プラスチックごみ対策は

入山さん

ようやく日本で一番遅れていた部分が風が吹いてきた。
日本では3R運動といって、

Reduce(リデュース):発生を減らす
Reuse(リユース):繰り返し使う
Recycle(リサイクル):再資源化

圧倒的に弱かったのはReduce。
日本は一人当たり32kgを排出で世界2位。1位はアメリカ。

リサイクルは率は高いが、内訳をみると火力発電などの燃料に使っている。
我々がイメージするリサイクルは2,3割くらい。

強まるファーウェイ包囲網。
米電子部品の輸出を禁止。

「アメリカのいじめと圧力は通商協議の深刻な挫折を招くと中国商務省の報道官。
トランプ大統領は15日、安全保障上のリスクがある通信機器の使用を禁じる大統領令に署名した。
アメリカ商務省は電子部品などを政府の許可なくファーウェイに輸出することを禁止すると発表。

ファーウェイは部品調達をアメリカのサプライヤーに頼っている。
製品の販売継続が難しい可能性がある。

ファーウェイは声明を発表。
非合理的な制限はファーウェイの権利の侵害。
深刻な法的問題を引き起こす懸念がある。

ファーウェイが中国当局と深い関係にあるとみるトランプ政権。
アメリカ企業が持つ機密情報が中国側に流れることを防ぐねらい。

日本のマーケットも反応。米中通商摩擦が激化するとの懸念から日経平均は232円以上下落。
中でも電子部品銘柄の村田製作所は5%、TDKは6%下落した。
市場関係者は日本のメーカーの多くがファーウェイに製品供給をしている。ファーウェイ向けの供給量が減ることが予想されるので、業績が懸念される。

中国のハイテク産業
米の封じ込め新段階に

山川さん

対中国ハイテク封じ込め3原則
・買わない
・売らない
・作らせない

今までは買わないだったが、これからは売らない・作らせないというフェーズにはいった。
しかも日本企業も協力を求められている。

デジタル中国 VRで楽しい学習
国民の信用情報一元管理も。

中国福建省の小学校。子供たちがつけているのはVRのゴーグル。
福建省は政府が推し進めるデジタル化の最前線。

今月行われた第2回デジタル中国建設サミット
マイクロソフト、アリババグループ、ファーウェイなどが最新技術を展示。

裁判所のブースではペッパーに似ている紛争解決ロボットでトラブルの和解文書を作り支援。
第三者で人間の要素が入っていないから信用してもらえるという。

信用懲戒管理システムでは、お金を返さない人や法律違反した人のデータを裁判所が一元管理して、飛行機や新幹線などのチケットを買えなくすることもできる。

小学校でVR教育システムを作るネットドラゴンでは、乗馬マシンで辛亥革命や共産党の戦いなどを体験し、愛国心を学ぶ紅色教育。
デジタル教育システムを一帯一路構想の対象である、アジア・アフリカの国々に販売し教育の支援をしていく方針。

デジタル中国VRを産業化せよ
3万人が働く巨大デジタルタウン

東湖デジタルタウンは東京ドーム32個分(150万平方メートル)に約1700億円を投資し、企業を誘致している。
企業の技術を体験できるVR体験センター、自動車整備や塗装作業、内装コーディネートなど10種類以上の職業体験VRを開発。
周辺には高層マンションを建設し、3万人が働く巨大なデジタル産業の街を建設中。
企業が雇う技術者の給料を省政府が一部負担をする優遇策もある。

クルーズ船旅行が15万円台から。
船上でシルクドゥソレイユも。

HISは来年のGWに向けてイタリアの豪華客船MSCベリッシマに乗るクルーズ旅行。

 2020年GWチャーターMSCベリッシマ
 15万8000円~98万円(12歳まで無料)

MSCベリッシマは全長315メートル、乗客数は約5600人で日本に寄港する船で最も大きいという。
プールや20種類以上の飲食施設を併設。
最大の特徴がカナダの人気サーカス、シルク・ドゥ・ソレイユがこの船に合わせて新しいショーが行われる。
さらにイタリアの船のため、日本の領海を出ればカジノも楽しむことができる。

日本のクルーズ人口は15年がは22万にだったのが、17年は31万5000人と3年で10万人増加。
クルーズ船はHISにも今まで取りこぼしていた層を取り込む狙い。

対米自動車輸出を制限か

米ブルームバーグ通信はトランプ大統領が日本とEUに対して、アメリカへの自動車輸出の制限をする大統領令を検討していると報じた。
大統領令は輸入車に対する追加関税を先送りにするかわりに、半年以内に何らかの輸入制限策をまとめるよう指示する内容。

送金で300億円還元

LINEはLINEペイ利用者に300億円還元するキャンペーンを5月20~29日に実施する。
 LINE「祝!令和 全員にあげちゃう300億円際」
LINEの友達に自己負担なく1000円相当のポイントを送りあえる。
受け取りは1人1回でLINEペイアカウントが必要。期間中でも300億円に達し次第キャンペーン終了する。

鉄の貴婦人130歳

フランスパリのシンボルエッフェル塔が公開から130周年で記念イベント。
エッフェル塔は1889年5月に開幕したパリ万博のために建設され毎年700万人の観光客が訪れる。

車線変更も自動で

日産自動車は、カーナビと連動して、高速道路の複数車線を走行を支援するシステム、日産プロパイロット2.0を開発したと発表。
同一車線では手放しで運転でき、ハンドルに手を添えると車線変更も自動。
日産によるとこうした機能は世界初で、今秋発売予定のスカイラインに搭載する。

英語教育に商機。
保育園でも英会話

英会話でロボットの制御方法を教える保育園では、0歳からの英語教育体制を整えていて、
朝8時30分から午後5時までの週5日で月額24万4400円。

立教小学校では、基本的な会話の指導のほか、タブレットを使ったデジタル教材によって個別対応をしている。
1対20、1対40の授業だと生徒の対応が難しく、タブレットがあることで個別対応をしやすくなってきたという。

先生はAI

川崎市の学習塾。使われていたのは小学生向けに作られたテラトークというアプリ。小学校や学習塾などへ売り込む予定。英語での質問に英語で答える。
テラトークは会話を重視していて、AIが発音を分析して、苦手な発音などが分かる。

日本が英語で特に努力が必要なワケ

入山さん

「必死になる場が日本にあるか?」というところ。
アジアの若者は英語がうまくなっているが、それはそういう事情がある。
インドやマレーシアはもともと多言語国家だから共有言語として英語を使う機会が多い。
ベトナム、韓国は外資系企業も多く、グローバル化しているから英語は出世にとっての条件になっている。

安倍総理 イラン外相と会談

安倍総理は、イランのザリフ外相と会談。
アメリカとイランの対立で高まっている中東情勢の緊迫化を懸念
イランによる核合意の履行継続に期待を表明した。

ザリフ外相は核合意から離脱するつもりはない。合意維持に向けた日本の協力に期待感を示した。

電動自転車をIoT化

パナソニックは2030年をめどに電動アシスト自転車をすべてIoT化すると発表した。
横浜市内4か所にIoT自転車を設置し、使用した住民の走行データを収集。
2021年度から販売予定。

ポイント還元策を説明

経産省は全国の商店街向けに消費税増税に合わせて実施するポイント還元策の説明会を始めた。
ポイント還元策は、現金を使わず決済すると代金の5%がポイントで還元。10月から来年6月まで実施予定。

トレたま:炎が七変化

T.T.File-5012

アートファイヤーという商品を火に投げ入れると、色が変わり30分ほど続く。
中学の時に習う炎色反応を起こしている。
炎色反応:金属の化合物を炎の中に入れると炎の色が変わる現象

アートファイヤーには金属の化合物など4種類の粉を配合している。

 アートファイヤー
 5袋セット 1620円~

SNSに相性がいい商品なので、キャンプやフェス、バーベキュー、夜のキャンプで活躍してほしい。

クルーズ船の意外な利用法

入山さん

クルーズ旅行がアメリカなどでは身近でかなり価格が下がっている。
ちょっと高級な老人ホームに滞在するよりもクルーズで生活するのと変わらないということもあり、世界中を旅しながら生活している夫婦がいるそう。